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#9 愛情という武器を振り回すな


この言葉は、斎藤一人さんが講演の中で言っていた言葉です。

愛情は、親、子、恋人、友人など特定の相手を対象に、いいことも悪いこともひっくるめて全てOK。それを「愛」という感情で表している状態をいいます。

似たような言葉で、好意という言葉があります。
こちらは、私のイメージとしては、相手の良いところだけをみて「信頼」「尊敬」の念をもち、「好き」という表現になるのかな、と思います。

つまり、英語でいうと「LOVE」と「LIKE」の違いだと考えればわかりやすいですよね。

「愛情」は独占欲が強いイメージがあるので、特に家族や恋人に対して顕著にあらわれると思います。

この言葉を、「家族に愛情をかけすぎるとそれが武器になってボタンの掛け違いにつながりますよ」という意味で、私は捉えています。

残念ながら、まだまだ今の日本社会は評価と数字にこだわる部分が多くを占めています。

「これからは風の時代だから、これまでのいい学校に入って、いい会社に就職する、という部分は通用しなくなります」

と言う方も少しずつ増えてきてはいますが、実際はまだまだ評価と数字の世界。

大学に入るときも、社会の一員になるときも、見えないラインが引かれており、そのラインにより左右されている感があるのは否めません。

そうなると、愛する夫が、子どもが、恋人が、、、と「すぎる」言動に出てしまい、ついつい愛情をかけてしまいがち。

でも、愛情をかけすぎると、
相手にプレッシャーを与え精神疾患の原因につながりかねません。
相手の感情が怒りに変わり、暴力行為の原因につながりかねません。

愛に限らずですが、「すぎる」ことはしないようにしよう、とこの言葉を通じて改めて感じるきっかけとなりました。

そっちの方向に行ったら苦労するよ、、、と思っても、ぐっと我慢して、一人の人間として認めるということを意識することが大事です。

たとえ間違った方向に行ったとしても、その人が納得していった道。

最終的には最後まで尊重して寄り添うことこそが真の愛情、とかみしめていきたいと思います。


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