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#25 足りるを知らないと、たった一回の人生を苦しむ。

斎藤一人さんの言葉を引用しました。

「足るを知る者は富む」とは、古代中国の思想家、老子が発していた言葉です。

「何をするにも満足している、感謝している」という意識を持ち、言葉に発することが精神的な豊かさにつながり、満足度がアップするということです。

逆の言い方をすると、もう十分に感謝に値する、満足している状況にも関わらず、「ぜんぜんダメだ」「無理」と言い続けていたら、精神的な豊かさを得ることができず、この先どんどん苦しむことになるよ、という風に私は解釈しています。

日本人は「自己肯定感の低い人が多い」と言われています。

こちらは、日本財団さんが18歳の新成人を対象としたアンケート調査の結果です。(第46回「国や社会に対する意識(6カ国調査)」)」

「自国の将来が良くなるか」に対する回答・日本財団さんのHPより引用①
日本財団さんのHPより引用②

全体的に、調査対象であった6カ国中、すべての項目で最下位というのは、このような調査をするたびに毎度目にするので特別驚きはしませんが、それでも残念な話ではあります。

そのなかでも、やはり残念なのは自国に将来に対する期待。
「どうせ、自分なんて」という無力感がストレートに出ています。

このような結果がでてしまったのは、彼らの周りを取り巻く大人に精神的な余裕が生まれず「足りるを知らない」状態に陥っているからこそあらわれているものと思われます。

よく自己肯定感をコップの中にある水にたとえて説明される先生方がいらっしゃいます。

コップに同じ量の水が入っていても「まだまだ満たされていない≒まだだめだ」というのと、「これだけの水が入っている≒このまま進めば大丈夫」というのとでは、精神的な部分でだいぶ変わってくると思います。

私が今後取り組む予定の、なかよしプロジェクトさんの「こころのきょういく」でも、同じようなことを考えています。

コップをさらに細分化して4色のコップにみたて、
「どの色(たりない部分)のコップの水が満たされていないのか」
「そのコップの水を満たすにはどのような言葉がけをすればよいのか」
「そのコップの水を自分で満たしていく(セルフマネジメント)ためにはどのようなアプローチをするようにすればよいのか」ということを難しい言葉をなくして誰にでもわかるように説明できるよう構築している最中です。

完成までもう少し時間がかかりますが、もう少し待っていてくださいね(^^)/

とにかく、いつまでたっても「足りていない」と言い続けていると、せっかくの一度きりの人生がみじめになり、どんどん苦しくなっていくばかりです。

同じ人生を送るのであれば、少しでも前向きな言葉に変えていき、「足りている」「満ち溢れている」という考えを送りつつ、その場の一つ一つで一喜一憂しない日々を送れるように心がけたいと思います。





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