集団の思い込みを打ち砕く技術 第6章

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この本には、集団的幻想について書かれています。

集団的幻想🟰社会的嘘

裸の王様が例にでていました。自分が思っていることと違うことを集団の大勢は感じていると推測してしまうこと。勘違いや思い込みの事である。

仲の良い友達や近しい家族の間でさえ、この推測の誤りはおきる。

話の中で勝手に相手の考え方や好き嫌いをカテゴリーに当てはめてしまう。だから、これが好きなのではないか、こう思っているのてばないかと、、、。

自分も思い当たる節があり、反省。

個人間でも推測は誤る。では、集団や社会になるとどうなるのか?

もちろん、誤ります。そして、その影響が個人だけで収まらないのが厄介なんだと。

その一例が、昨今話題にあがるSNSなどで流れるフェイクニュース。

何の確かさもないのに広がり、それがあたかも本当のことであるかのように振る舞われる。

企業努力により、レコメンドの記事などばかりに触れる機会が多くなると、ヒトの脳は考えることもなく、その情報が正しいと思うようになるらしいです。

困ったもんだな〜

本中では、世界中の人々が伝言ゲームに巻き込まれている!とも表現されており、自分もその一端ち担っていると思うと、タイピングも少し慎重になる。

インターネットの発展で、触れられる情報量が増えたため、処理する脳にも相応の負荷がかかる。

しかし、その負荷に慣れていないため、脳は無意識にショートカットしてしまう。そうすると、自分の慣れた情報源だけからの情報に頼りがちになる。

そうならないためにも、集団について思っていることは誤解だと認識すること。

また、自分の脳、とくに脳が現実社会を正確に読み取ってくれると信頼しないことと筆者は述べています。

自分の中にあるバイアスを減らして、ニュースやsnsに対応していけたらと考えさせられる本でした。

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