経営者が見ている世界に触れること①@世界経営者会議
2022年12月16日(金)
2022年6月から8月の3ヶ月間、日経iThink3期生として
日経電子版を活用したインプットおよびアウトプットの知識・技術を習得させていただきました。
(習得はおこがましい、、現在も習得に向けて実践の日々です)
そのご縁から、
2022年11月8日9日の2日間開催された
第24回 日経フォーラム「世界経営者会議」にご招待いただきました。
素敵な機会をありがとうございました。
第24回日経フォーラム 世界経営者会議 (ngmf.jp)
世界経営者会議 :日本経済新聞 (nikkei.com)
この4月に技術職から広報部門に異動があり、
私のお仕事内容は、経営に近いものへと
急激に視野視座視点が広がりました。
これまで自分の見ていた世界の広がりを感じながら、
日々の業務に取り組んでいます。
経営者が見ている世界・想いを社内外に伝えていくお仕事をする中で
世の中の経営者の考えに触れること・その想いをどう発信して伝えるかを
考えて行動することに非常に多くのワクワクを感じています。
その中での世界経営者会議への参加は
まさにワクワクexplosionでした。
今回の会議/20セッション全てを記録すべく、noteデビューしてみました。
(使い慣れるまで見づらい点あるかと思いますがご容赦くださいませ)
「発信のプロになる」「CCO/Chief Communication Officerになる」という、
現在の私の、個人的に達成したい目標の1つの実現に向けても、アウトプットの場として使いこなしていきたいと思っています!
Day1-1 クリエイティビティで挑む経営
ソニーグループ 吉田憲一郎会長兼社長
ソニーG吉田憲一郎社長「社員の創造力重要」 世界経営者会議が開幕: 日本経済新聞 (nikkei.com)
「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動でみたす。」
ソニーさんのパーパスです。
このパーパスで惹かれたポイントは「世界」を舞台に語っている点。
>最近取り組んだビジネスコンテストのチームメンバーから
>「世界」という舞台のワクワクする世界観を学びました。
>それ以来、「世界」の文脈で語られているコトには興味津々です。
社会に対して何を提供したいのか、このひとことのパーパスから
私は無限に広がるワクワクの可能性を感じました。
「ワクワク」という大きな言葉を構成する要素の1つには
きっと「感動」も含まれるんだろうなと思います。
パーパスってなに?
パーパスについて、
以下、印象に残る言葉がありました。
◆社員一人一人の自立性、一人一人がクリエイティビティを発揮する事の
基板となるものがパーパス、存在意義である
◆パーパスは Why we exist/我々はなぜ存在しているのか
という問に答えるもの
◆これは会社だけが持つ問ではない
社員一人一人も持つ問である
情熱を注ぐべき対象か?人生の大事な時間をここで過ごすに値するか?
印象に残った理由は
現在実務において「我々は何者か」という問を考え続けており
(答えには辿り着いていない)
まさにその点について、
吉田さんのお考えをご本人のお言葉で聞くことができたから。
会社に留まらず、
個人としての存在意義を考えさせられる問にハッとしました。
「情熱を注ぐべき対象か?」
「人生の大事な時間をここで過ごすに値するか?」
>スティーブ・ジョブズの
>スタンフォード大学卒業祝賀スピーチを思い出しました。
>(もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、
> 今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?
> というスピーチ)
この2つの問を、
いま私がいる環境・状況(仕事・プライベート双方)に投げかけると
自信を持って笑顔で「YES」と答えることができないと思ってしまいました。
これまでも色々な自問自答を繰り返していますが、
新たな問を手に入れることができ、
これにより、また更に自分と向き合うきっかけができました。
色んなバイアスが含まれての感覚ですが、
経営者の言葉という点でさらなる重みを感じます。
また、パーパスは
「外から見ると平凡な言葉の羅列かもしれない
そこにどれだけ想いを込めることができるか」ともお話されていました。
そこに加わる経営者の想い・考え
◆クリエイターに愛されるブランドにしたい
◆クリエイターのクリエイティビティの価値を最大化する
◆エンターテイメントはLIVEである
こういった想いを発信しているからこそ
そこに共感する人々が集まり、新たな挑戦に進むことができ、
成果に繋がっていくのだと思う。
これがあるから、
辛く苦しいことはもちろんあっても、それを乗り越えるモチベーション・源泉だと思う。
私が発信やコミュニケーションを大切にしたいと思う
原点に戻れた素敵な30分のセッションでした。
経営の原則
①長期視点
会社の器は繋いでいくもの
繋げなかったものもある、継続を断念したものもあるが、
今あるものは継承してきたもの
②自立とクリエイティビティ
◆パーパスとプロフィットは切り離せない
これを繋ぐものが『クリエイティビティ』
◆テクノロジーと経営は切り離せない
放送で生まれ→パッケージで大きくなり→ネットワークで苦しくなった会社である
経営そのものを構造的に捉え、
過去現在未来の文脈で語られる内容には
納得感しかありませんでした。
今後のソニーグループの成長領域への取り組み
「貢献するためには学ぶ必要がある、その先に行動する必要がある」
学びと行動、今の私に一番響く一言でした。
以上、私の備忘禄に最後までお付き合いいただきありがとうございました。