経営者が見ている世界に触れること⑤@世界経営者会議
2023年1月29日(日)
最近コミュニケーション領域に私の興味が向いているのと
私自身の得意領域はコミュニケーションなのかも?と
思い始めて色々考えはじめているなか、そこに繋がる内容が
このDay1-5でビックリ…これも運命ということで🙌
Day1-5 AI翻訳で日本のビジネスに変革を
DeepL CEO ヤロスワフ・クテロフスキー氏
ディープエルCEO「AI翻訳で世界をつなぐ」: 日本経済新聞 (nikkei.com)
言語はビジネスにおける基本中の基本
言語の壁が取り払われることでビジネスの可能性は無限大になる
AI翻訳の分野に目をつけたきっかけは?
クテロフスキーさんはエンジニア出身、
ご自身には国際的なバックグラウンドがある
色んな言語ができた、テクノロジーの能力を知っていたという
言葉に対する興味関心、技術面の知識から
多くの言語を翻訳できるAIの素晴らしさ、パワフルさ、
たくさん、はやく翻訳できるAIに辿り着いた、と
ご自身のバックグラウンドを
ご自身で理解されているからこそ、
自信を持ってこの領域に挑戦しようと決められているように思う
私自身、あまり自分の過去に向き合うのが好きじゃないけど
最近向き合うことが求められる機会が多くて
そろそろちゃんと考えないといけない・・・
競争が激しいAIの世界で国際的に存在感を持つ会社であるために
・多くのエンジニアを持つこと
これは素晴らしい製品を作ることができる人が集まるということ
・全ての人が「この製品を使えること」を目指している
・最初は技術、エンジニアチームから始まった
コマーシャルチームは後から
現状400人以上の従業員がいて、急速に増えているとのこと
競争の激しい業界の中で良い人材を集めることは苦労するのでは?
この質問について、回答がステキでした
私が大事にしたい「やりがい」という抽象的なものを表現できるうちのひとつだなぁと
・この製品に関わりたい、言語の壁を打ち破りたいという想いを持っている社員が沢山いる状態であること
・社員が人々のコミュニケーションを助けていることを感じられる状態があること
・課題を打ち破っている 自分たちのやっていることが人のためになっていると感じられること
・社員みんながモチベ-ションを感じられる状態があること
これらが大切
自分の想いを形にできる場であったり
自分の存在意義を感じられること、
これがまさにワクワクキラキラする条件になると思う
そしてこれを実現することを助けるのがコミュニケーション
(このコミュニケーションの手段として「翻訳」に取り組んでいるのがDeepLであると理解している)
私はコミュニケーションを分解してどんなポイントでこれを実現したいんだろう?
DeepLのビジネスモデルは?
DeepLは製品によって成長する会社
製品がユーザーをハッピーにする
「ユーザーをハッピーにする」
シンプルなんだけど誰をどうしたいかが明確で
なにより分かりやすい
小学生でも分かる
しかもこのメッセージを聞いてワクワクできる
これをCEOが語る会社はステキだ
資本力を持つ企業(Google、Microsoft)も手掛けるAIという領域
沢山のデータとコンピューター能力を必要としている
資本力に勝る企業の方が戦いやすいゲームに感じるが
その中でも存在感を出している秘訣は
・はじめは自分のやっていることにフォーカスすること
・リソースの限られている中、適切に正しいことに集中することが必要
・コスト効率が高いやり方を追求する
・投資1ドル1ドル全てが最大限のリターンを得ようとしている
・エンジニアリングスキルを持っていることはコスト削減にも繋がる
明確な判断軸があるという環境も、社員がモチベーション高く働ける1つの理由だと感じる
DeepLが掲げるミッションビジョン
人と人を繋ぐ大事な部分、それが翻訳
翻訳の力を通じてクテロフスキーさんが創りたい世界は
コミュニケーションはビジネスでもあり、政治でもあり、
プライベートの時間にも使うもの
人間の基礎である
社会、経済が成長するもとは言語、コミュニケーションにある
だからこそ、翻訳で全ての人に力を与えたい
必要なときに翻訳を届けることができる
他の人の助けを借りなくてもすぐにテクノロジーにアクセスすることで
コミュニケーションができる、そんな世界を創りたい
多言語のバックグラウンド、言語と言語の違いが好き
言語は自分たちのアイデンティフィケーションの一部でもある
言語は自分たちがどこで生まれ、どこで育ったかが表われる
世界には色々な言語があって欲しい
その言語が壁になってはいけない
理想の世界は、多言語の世界ではあるがコミュニケーションに問題がない世界
言語、コミュニケーションにここまでの想いを持っている人を
初めて見た(私のアンテナが低すぎる説は大いにあるが)
「好き」から始まるビジネスってすごくキラキラして見える
ドイツのスタートアップエコシステムついて
国による違いはあまりない
人々のやる気、リスクをとれるかが重要になってくる
その中で、日本とドイツの文化の違いもあれば、何らかの共通性もある
共通点は慎重であること
グローバルな大きな問題ではなく、大きな競合に立ち向かうよりは
シンプルな問題を解決しようとする
スタートアップエコシステムが成功するためには、怖がらずに、恐れ知らずに挑戦することが重要
あとの問題として、
ドイツスタートアップエコシステムはそんなに多くない
手本ロールモデルがない
これに対し、クテロフスキーさん自身のロールモデルについて
アメリカの会社を沢山見てきた
成功しているAI会社はアメリカにある
海外企業をよく見てきた、海外企業をロールモデルにしてきた
そこにドイツ、欧州の精神も追加して、DeepLがある
そして現在は我々がロールモデルであるという気持ちを持つ必要があると思っている
自分のやっていることを他の人に見せることが重要だと思っている
客観的に外を見る力がある方だなぁと思った(経営者はそうゆうものなのかも知れないけど)
そしてご自身がいる業界においてどう振る舞うべきか、この視野の広さは立場が違えど身につけたい
私は今いる環境の中でどういう役割(仕事の内容みたいな話じゃなくて)を担っていきたいのか、どう周囲の人に影響力を与えていきたいのか?
日本の企業家に向けてアドバイスを
大胆であれ、色々と試して革新的にやってみる
大きすぎる問題と言わず、やってみて、どうなるか見てみて欲しい
自分のソリューションを世の中に出すこと
最初はビジネスモデルとか考えず、問題解決できたら戦略は後からついてくる
そして成功したらグローバル化をすること
別の国の人にもサポートしてもらうこと
国ごとに支援してくれる人を見つけること
自分の戦略をグローバルに併せて成功していって欲しい
毎度おなじみ、戦うべき舞台は世界であるというお話は
最高にワクワクする
ファーストステップは大胆に、
これは唯一の私の取り柄の
根拠のない自信と度胸が最大限に活かせる😇
今後の取り組み 5年後のDeepLはどうなっている?
世界中の人がコミュニケーションできる
その一部が翻訳
さらにその他の観点からもコミュニケーションを
助けていきたい。
コミュニケーションを軸にしている点
何よりも共感する
リアルにクテロフスキーさんとお話してみたい
今回は自分へ問いかけたい「問い」がたくさん見えたDay1-5でした。
研究プロジェクトとか志とか、私は何がしたいのか
まだモヤモヤが大半だけど
ここ最近、少しずつモヤモヤレベルが下がってきた気がします。
以上。
【過去投稿】
🌷経営者が見ている世界に触れること④@世界経営者会議|のん@日経iThink!3期生|note
🌷経営者が見ている世界に触れること③@世界経営者会議|のん@日経iThink!3期生|note
🌷経営者が見ている世界に触れること②@世界経営者会議|のん@日経iThink!3期生|note
🌷経営者が見ている世界に触れること①@世界経営者会議|のん@日経iThink!3期生|note