Adobeの代替ソフトと脱Adobeはできない理由【無料/Mac/Windows】
Adobeの代替ソフトとAdobeは優秀な機能もたくさんあるため安易に脱Adobeする危険性も解説していきます。個人的に両方使っていたので、両方ともわかります。
Adobeの代替ソフト(脱Adobeはできない!?)【Mac/Windows】
まず具体的な脱Adobeの方法はこちらにまとめました。
Adobe Photoshop → Affinity Photo、クリスタ、Procreate(IPadのみでMacやWinはない)
Adobe Illustrator → Affinity Designer、クリスタ
Adobe Fresco → Painter、クリスタ、Procreate(IPadのみでMacやWinはない)
Adobe Indesign → Affinity Publisher
Adobe Animate → Spine(買い切り)、Moho Pro(買い切り)、クリスタ(買い切りとサブスク)、Live2D(サブスク)、SpriteStudio(サブスク)
Adobe PremierePro → DavinchResolve(買い切り)、Filmora(買い切り)
Adobe AfterEffects → DavinchResolve Fusion(買い切り)、Motion(買い切り)、Vegas Effects(買い切り)、AviUtl(無料)、Blender(無料)、hitfilm(サブスク)、untiyならShuriken
Adobe XD→ Figma、Sketch、Mockitt
Adobe Stock→ shutterstock、istock
Adobe Acrobat→ PDFエレメントプロ
他にもこんなツイートがあります。Kritaなんかも高性能なソフトと言われます。海外のArtistさんなんかが、たまに使っているのを見かけます。
毎日、グラフィックソフトを使わない人は脱Adobeを検討してもよいのではないでしょうか。あと、デザイナー関連職の人も脱Adobeしてもいいかもしれません。エンジニアや漫画家などですね。
絵師もイラレを使わない人はクリスタとフォトショのみで脱Adobeできる気もします。映像編集者もAEはたまに契約してダヴィンチリゾルブでいい気もします。Webデザイナーもアプリデザイナーもフォトショだけ契約して、考えようによっては脱Adobeできるかも…。
しかしですよ、Adobeのソフトはよくできているため安易に脱Adobeすると作業効率が悪くなる場合があります。お金より時間の作業効率をあげることが基本大事です。そして、根底にあるのは基本はよりいいものを使いまいょうという思想でしょうか。
Adobe Photoshopの代替はAffinity Photoとクリスタ
Adobe Photoshopの代替はAffinity Photoと言われますが、Affinity Photoだけだと少し足りない機能があるためクリスタの併用が必要だと感じました。
Affinity のブラシツールよりクリスタのブラシの方がよい気がします。Photoshopのブラシを読み込んだときもクリスタの方がよかったです。また、線がベクターのためイラストを描くのにクリスタの方が向いています。
昔はPhotoshopでお絵描きしていましたが、線画はクリスタの方が快適かもしれないと考えるようになりました。そのうち塗りもクリスタでいいのではないかと。クリスタの方が劣っていることはなく、むしろPhotoshopより描きやすくなっていきます。
Photoshopは何でもできますが、写真加工ソフトであり、厳密にはdrawingソフトではありません。実際、クリスタに乗り換えている絵師さんは多いです。
uiはPhotoshopの方がいい気がしますが、慣れれば問題ありません。
Affinity Photoが写真加工の担当です。
ただ、この組み合わせでもやっぱりPhotoshopは手放せないという結論に至りました。
Affinity Photoとクリスタが束になってもAdobe Photoshopにかなわない!?
片方だけじゃバランスが悪いので、逆にフォトショが優秀と言われるところを解説しましょう。
この解説は長くなりましため、別記事にしました。こちらになぜ、Affinity PhotoではなくAdobe Photoshopを使うのかを記事にしました。メトリクスとオプティカルなどの文字ツールの違いなどは圧倒的なのですよね。
個人的にはAffinity Photo v2は買ったものの、現在はPhotoshop CCとクリスタを使っています。
Adobe Illustratorの代替はAffinity Designerとクリスタ
Affinity Designerはとても使い勝手がよくイラレの代替になる気がします。
ただ、ベクター線単純化はAffinityではできません(似たような機能で「カーブを滑らかにする」という機能はあります)。クリスタなら線修正ツールでできます。
クリスタを安く買う方法はこちらが便利です。
Affinity Designerの詳細はこちらになります。イギリスの老舗開発会社が作っています。
Affinity Designerとクリスタが束になってもAdobe Illustratorにかなわない!?
aiはAdobeが仕様を公開していません。
よし悪しはともかくこの点は大きいのです。Affinity Designerではaiで書き出しできないのです。複数のソフトウェアでやりとりする際にAdobeのソフトではないと作業を複雑化させます。時間の損失です。
AdobeのソフトはIllustratorとAfter Effectsなど他のAdobeソフトとの連携がスムーズです。イラレとAEを連携させると簡単にモーショングラフィックを作れます。コピペでできるため大変便利です。だから、作業効率が悪くなってやっぱAdobeを使おうという人がいるのです。
モーショングラフィックを作りたいならAdobe Creative Cloldが便利です。
Adobe Animateの代替はSpine、Live2D、Moho Pro、クリスタ
Adobe Animateの代替はSpine、Live2D、Moho Pro、クリスタと結構あります。買い切りのソフトもあります。
どのような使い分けがされているのかこちらの記事で詳しくレビューしました。
Adobe Animateは優秀
Adobe AnimateはSpine、Live2D、Moho Pro、クリスタとは違った操作感じで、ベクターソフトとして非常に取っつきやすいです。昔はFlashというソフトでFlashの頃からいい感じでした。今でもソーシャルゲームなどの現場で使われていることが多いです。
Adobe Creative Cloudを契約すると、Adobe Character Animatorも使えてLive2Dいらずになる気もします。Adobe Character AnimatorはVtuberデビューが簡単にできるソフトです。
詳しくはこちらの記事をみてください。
Adobe Premireの代替はDavinchResolve
動画編集はDavinchResolveです。DavinchResolveはオーストラリアの会社が開発しています。詳しくはこちらの記事をみてください。
初心者向けのソフトウェアとしてフィモーラもあります。
Davinch Resolve Studioは機能だけみれば、プレミアProより極端に劣っているところはありません。むしろ、カラーグレーディングの評価はダヴィンチリゾルブの方が評価は高いです。
Adobe Premire Proにダヴィンチリゾルブより優位なところはあるのか?
Adobe Premireの優位性として自動字幕起こし機能があります。ダヴィンチリゾルブにはありません。仕事はダヴィンチリゾルブよりAdobe Premireの方が獲得しやすいと聞きます。
だから、映像編集をメインに仕事をしている人は結局、両方とも使っている人が多いです。
After Effectsの代替はDavinchResolve Fusion
After EffectsはAdobeの中で最も優秀と言われるソフトです。DavinchResolve Fusionが代替えと言われますけど、やっぱりAEの方が使いやすい気がします。
実際に検証してみた記事はこちらです。
ただ、DavinchResolve Fusionでもほとんどのことができます。ただかなり英語の情報はあさりましたね。バグはダヴィンチリゾルブの方が多い気がします。。
既存のテンプレートを使って映像を作るならAEの方がよさそうですが、今、1から素材を作るならDavinchResolve Fusionでノウハウを蓄積するのもありでしょう。
ほかに代替候補としてはFinal Cut ProにつくMotion、Vegas ProにつくVegas Effectsなどがあります。
After Effectsはすごい優秀
AEはAdobe界の中で隠れラスボス的な存在ですね。
モーショングラフィックやパーティクル表現はAEは優秀
Adobe After Effectsはテンプレートが豊富
Adobe Creative CloudさえあればAdobe Aftereffectsに加えてAdobe Animate、Adobe Character Animatorなどいろいろなソフトのランナップが使えて最高の環境が手に入ります
Photoshop、Illstrator、Adobeプレミアとの連携も便利
AEだけは外せない!とベテランデザイナーのぼやきを聞きます。そうすると、結局、Adobe Creative Cloudを契約することになりますかね。
Adobe Stockの代替はShutterstockや、PIXTA、istock
Adobe Stockは使っていますが、 PIXTA(ピクスタ)、Shutterstock(シャッターストック)やistockは併用しています。素材は使いたい素材があるのかがすべてなので両方とも使えばOKです。
Adobe Acrobatの代替はPDFエレメントプロ、読取革命、いきなりPDF、JustPDF
Adobe Acrobatの代替はいろいろとあります。PDFの作成、編集、結合などはもちろんできます。
画像をテキスト化して検索できるocrは最近PDF エレメントが評判がよいです。
他の選択肢として読み取り革命、いきなりPDF、JUST PDFなどがあります。
Adobe Acrobatは代替ソフトでいいんじゃと思っているソフトです。
Adobe XDの代替はFigma、Sketch、Mockitt
Adobe XDの代替は少し悩むかもしれません。Figmaの方がよいと言われますが、Figmaもサブスクリプションだからです。Sketch、Mockittもあります。
Sketchは残念ながら買い切りからサブスクリプションになってしまいました。買い切りで入手した人はアップデートを受けられなくなりますが、直前のバージョンのまま使い続けることができます。だから、すぐアップデートしなくてもよいです。ただし、Sketch Cloud は利用できないよ模様。
買い切りのAffinity Appみたいなのができるといいですけどね。
Adobe XDを選ぶメリットとしては、Adobe Creative Cloudを使えば、料金内で使えます。Adobeで揃えるならAdobeで揃えるのもいいでしょう。
無料ソフトはおすすめしない!?
こんな場合はありますかね。
単純に機能が足りない。
作業効率が悪く時間がかかる。1時間バイトしたらPhotoshopは買える、作業効率が悪くなったら話にならない
ただ無料ソフトより有料ソフトの方がいいという安直なことは言わないです。無料ソフトでもいいものはあります。
逆に何も試さず有料の方がいいと思考停止して購入してしまう方が危険という気がしますね。大事なのはソフトウェアを実際に使ってみて体験することです。中身を見ることです。
無料ソフトでも有料ソフト以上に使えるソフトはあります。IT系は特にそういうことがあります。
たとえばプログラミングするVsCodeは使いやすいエディタです。
圧縮ソフトは有料のものも使ってみましたが、無料のHandBrakeはよくできていると思いましたね。
ただ、グラフィックソフトは無料のものもちょっと使ったことはあるのですが、やっぱフォトショップがいいなという感想です。
ダヴィンチリゾルブも無料です。しかし、ダヴィンチリゾルブの場合は、fusion系を使いだすと無料版ではできないことが多いと悟り、有料版が必要だと感じて結局買ってしまったのですよね。
無料の3DCGソフトはBlenderもあります。ただ個人的にはオートデスクのMayaの方が使いやすい気がしましたけどね(Blenderは最近触っていないためよくなっている可能性はあります)。逆にいえば、無料ソフトばかり使っている人は、有料ソフトのよさを知らないままなのかもしれません。
2Dのグラフィックソフトの場合は有料のものがよくできているものが多い気がしますね。
料金はおいておいて、とりあえずはいいものかどうかを観察することが大事ですね。
脱Adobeできない人
毎日もしくは週3以上、Adobeのソフトを使っている人はAdobeの方がおすすめです。毎日、使うなら決して高すぎではない気がします。むしろ、作業効率がいいですからAffnityなんか使っている場合ではないかもです。
メインの仕事はデザイナーで考えている人。就活する予定がある人も漫画系はクリスタですが、ほとんどのWeb系アプリ系企業はAdobeを採用しています。企業で働いたり、仕事を獲得したりする人はAbobeのソフトを使うのはありです。
もしも1度も試していない人がいたら使ってみるとよいです。7日間無料体験版があります。
映像屋とアプリ開発者は不可能ではないですが、複数のソフトを使うため脱Adobeしにくい職種です。
これから就活する人ではなくどちらかというとベテランのフリーランスの人でたまに脱Adobe気味の人はいますけど、それでもPhotoshopだけは契約されている方は多い気がします。
脱Adobeを検討してもいい人
いろいろなソフトを毎日使っている人には妥当ですが、2つぐらいしか使っていない人にはAdobe Creative Cloudは高いかもしれません。
メインがグラフィックデザイナーではなくデザイナー関連職ですね。エンジニアや漫画家などが該当しますかね。
個人的にも、毎日は使わないですし、時間数も多くはありませんでした。プログラミングのコードに集中しているときは1ヵ月に1回も起動しないこともあります。クリスタで描いていたり、VsCodeでプログラミングを書いていたりするので。
ひと月に使うソフトは1つか、2つぐらいになることが多いのですよね。
脱Adobeする理由はまったく使っていない月もあり、何も使っていないのに月額は辛いなを感じるからです。かといって契約したり解約したりも面倒かもと。Adobeは安く契約するためには年間契約しないければなりません。たとえば、1年のうち2ヵ月しか使わないと残り10ヶ月分はもったいないです。
一度、Adobeで作ってしまうと、ファイル確認のためにファイルを1分だけ開くためだけに契約するのも嫌だなあと。
また、グラフィックソフトは他のものを利用しても、ほぼ同じものが作れます。所詮ツールなので。しかし、フォントなど素材はそうもいきません。そのため、フォントワークスletsの契約を優先させています。Adobe Fontsは中途半端かもしれません。
また、Adobe独自のクラウドストレージを使わせようとするのも微妙です。こういう囲い込みは好きではありません。DropboxユーザーなのでDropboxで十分なので。
Adobeのソフトを全部使いこなしている人は稀という気がします。コンプリートプランのほかに好きなソフトを2つ選べるプランがあるといいのですが。そのようなプランがなく、売上重視で全部一括でしかも1年契約させようとするから脱Adobeをするわけですね。
クリスタは親切です。クリスタはサブスクリプションと買い切りが選べます。さらに株主優待でも契約できます。個人的にセルシスの株主です。それに対して、Adobeはユーザー思いというより売上を最大化することを狙っているように見える感じなのですね。
マーケティングではなく、ユーザーに選択肢をもたせて幅広い層にクリエィティブな活動を楽しんでもらえるようにすることが大事な気がしますね。
現状、ビジネスモデル的に好きなのはクリスタです。ユーザーに選択肢があるからです。
個人的にはPhotoshopだけは昔から慣れ親しんだおり神uiなので使い続けています。毎日使わない人には微妙な料金体系なのですが、Adobeは中身だけみるとよくできているソフトが多いです。
Adobeにも買い切りソフトがあり
実はAdobeはフォトショップとプレミアは買い切りがあります。
Adobe Photoshop ElementsとAdobe Premiere Elementsです。
ただこれらのソフトの問題点はあまりにも機能が削られすぎていることです。Adobe Photoshop Elementsと通常のPhotoshopを比較した記事があります。
初心者はともかく、プロの人は選択肢にまず入らないでしょう。
Adobeのソフトと他のグラフィックソフトを両方使う理由!
フォトショップは大好き人間なので使い続けるでしょう。あとは、Adobe AfterEffectsなどはたまに使いたくなりますけど単月契約でもいいかもしれません。結果的にCS6の頃よりAdobeにかけるAdobe税は小さくなりました。
コスパより大事なこととして、いいものは必要なタイミングで使うということでしょうか。ソフトウェアの選び方は料金の問題はおいておいて、いいものはどっちかを考えることです。料金は大事な点ではありますが、やはり2の次なのです。
Adobeのソフトの方が効率的ではあれば契約することはありそうです。
Photoshopの厳密には脱Adobeは可能ですが、Affnityの文字ツールを使うことは結構しんどいです。時間を重視しています。
ソフトウェアは慣れている人なら数時間あればだいたい概要はわかりますし、数日で使いこなせるようになります。移行コストはそれほど大きくありません。両方とも使ってみてよりよい自分なりの落としどころを探すのがいいのではないでしょうか。
Adobeに慣れている人は他のソフトウェアを使うのもいいですし、逆にAdobeを1回も使ったことがない人はAdobeを使うのもいいでしょう。
個人的に大体のソフトウェアは触りましたね。やっぱり使ってみないとわからないこともあるため、手で触るのが1番です。
ご参考になれば幸いです。