夢か現か幻か 〜ラフレシア記
今回も己の血潮の騒ぐまま書いて行きます。
ラフレシア好きなんですよ。
ポケモンのことではありません。
主にマレーシアなど東南アジア地域の熱帯林に生息する、世界一大きな花のことです。
花言葉は「夢現(ゆめうつつ)」
私とラフレシア
小さな頃に図鑑で見てから密かに好きなのですが、最近とあるコミュニティで話題に出てからまた思い出し、想いを馳せています。
昔図鑑で見たラフレシアの写真は水面に浮かんでいて、子供が二人上に乗れるサイズだったと記憶している。
ところが、ネットで検索してみるとそれほど大きくないものばかり。
とにかく私は
でかい!上に乗っても沈まない!すげぇ!
と長年思っていたので、困惑しています。
大きいのやっと見つけたと思ったら観光用の作り物だし。
「ラフレシア・アルノルディイ」など通常は直径90cm、2020年に発見された過去最大の「ラフレシア・トゥアンムデ」が直径111cm…だと…
そんな事ないだろ!お前もっとでかい事やれるだろ!
…私が記憶の中でラフレシアをどんどん巨大化させてただけ?
ラフレシアの生態
悲しいのでとりあえず調べた事を書き綴ります。
完全寄生するという独特の生態と数日しか開花しないため、研究が困難らしい。
ミツバカズラというブドウ科のつる植物に寄生する。
開花は種類(全部で30種)によって4日~1週間。それ以降は急速に腐敗する。
ちなみに開花中はとても臭いらしいですが、それも種類によって無臭のものもあるとか。
どのみち、先述した「ラフレシア・アルノルディイ」や「ラフレシア・トゥアンムデ」など大きく成長するものは腐肉臭がする。
こちらのブログによると、サバ州に咲くラフレシアは臭わないとか!でもこの種のラフレシアはちょっと小さめらしいです。
そして無性生殖できる種類もあるらしく、ますます謎めいた花ですね。
光合成していた痕跡はあるらしいのですが、現在は完全に宿主寄生。その地で生き残るため遺伝子を変化させ、植物というカテゴリから逸脱したところにロマンを感じますね。
ラフレシアの研究と保護
こちらの記事も実に興味深いです。
宿主であるミツバカズラの中に残った細胞群が、断続的にラフレシアを咲かせている?
つまり、寄生されていたミツバカズラを接ぎ木すれば花が咲く可能性が高いと。
下記はラフレシアの栽培に成功した、インドネシアのジャワ島にあるボゴール植物園の植物学者ソフィ・ムルシダワティ氏のお話。
やはり、こちらの実験でも接ぎ木したミツバカズラからのみラフレシアの雄花が咲いている。
すでに寄生されていたものでは栄養が足りないんでしょうか。そして細胞群が上手く新しい宿主へ移行すれば…。
ともかくもっと研究が進んで、保護と観光にも活かせるようになる事を願います。
ここから余談です
昨年、ビレヴァンの通販でラフレシアクッション購入しました♪
食虫植物じゃないのでそこだけお願いします!
ところで、このクッション買う前なんですが
夫が変な夢を見たのでお付き合いいただける方はどうぞ。
夫が死に、その後家族全員死んで全員魔界へ転生。みんなバラバラになったので、とりあえず探した。
私は路地裏に隠し入口を作り、魔法か何かで見えない部屋で暮らしていた。魔界に転生したとはいえ人間なのでバレるとまずいんだけど、普段から気配がないので上手く見つからずに暮らしていたらしい。
その部屋というのが、植物だらけだったと。
そしてベッドがラフレシアw
確かに前から中庭欲しいとか家の真ん中に木がある家に住みたいとか話してた。でもラフレシア好きとまでは公言してないよ?
思わず何これ!?と聞いたら夢の中の私は
『これイイよ、よく眠れる』と答えたそうですw
夫はお前それ毒で気絶してるだけじゃ…となったそうですが、それは恐らくポケモンの方です。
実際のラフレシアに毒はありません。
異世界の私は『巨大なラフレシアの上に乗る』
という夢が叶ったので、満足してぐっすり眠っているのでしょうw
まさに“ 夢現 ”の中で(他人の)