ST8000DM004の故障率について
はじめに
ST8000DM004は2018年に発売しましたが、発売時点でTB単価がぶっちぎりで安かった記憶があります。
多分2018年頃はTB単価は3TBか4TBが一番安かったはずですが、8TBという大容量にも関わらずかなり安い。4TB2発買うのと大差ない価格が魅力でした。
私自身、色々な用途で大容量なストレージ空間を求めており、当時は3TBや4TB数発をWindows記憶域プールで使用していたと思います。買うのはだいたいが一番単価が安いHDDです。
その後単価が一番安くなったのが6TBでしたが、すぐに8TBが安くなり8TBのST8000DM004を継ぎ足していき、途中HBAもヤフオクで購入しつつ16台積んだPCになった訳です。
実際の故障について
さて、そんなわけでST8000DM004は2018年~2022年でトータルで17台購入、RMA交換品と合わせて24台使用しまして、実際に使用していた立場での故障率となります。
故障の定義として、SeagateのHDDの場合はSeaToolsで異常が出ない限り故障じゃないという良く分からん事になってますが、SMARTモニタツールとして有名な「CrystalDiskInfo」で注意と出たら故障という事にします。
1台目 2018年購入 ○ NTT-X
2台目 2018年購入 ○ NTT-X
3台目 2019年購入 × NTT-X
→ RMA交換 ○
4台目 2019年購入 × NTT-X
→ RMA交換 ×
→ RMA交換 ○
5台目 2019年購入 ○ Amazon
6台目 2019年購入 ○ Amazon
7台目 2019年購入 × NTT-X
→ RMA交換 ×
8台目 2019年購入 × NTT-X
9台目 2020年購入 ○ Amazon
10台目 2020年購入 × Amazon
11台目 2021年購入 ○ Amazon
12台目 2021年購入 ○ Amazon
13台目 2021年購入 ○ Amazon
14台目 2021年購入 × Amazon
→ RMA交換 ○
13台目 2021年購入 × NTT-X
→ RMA交換 未使用
14台目 2021年購入 × NTT-X
→ RMA交換 未使用
15台目 2022年購入 ○ Amazon
16台目 2022年購入 ○ NTT-X
17台目 2022年購入 × NTT-X
→ RMA交換 未使用
以上のように、故障率は結構高めとなっています。
全HDD数 24台
・故障数 11台
・故障率 45.8%
※RMA交換後未使用のHDDは除いて計算しています。また、RMA交換後のHDDは新品ではなく修理ディスクも含まれます。
故障率について話をすると、環境が悪いんじゃないか?と思われそうですが、大型のHDDケースにファンの空気を当てていたため状況は悪くないです。せいぜい45℃程度でした。
結論
それまではWDのHDDを使用することも多かったのですが、WD GreenやBlueと比較してもやはり故障率は高めかなと思いました。RAIDで冗長性を確保するような用途でも無かったのであまり気にしませんでしたが、はっきり言って大切なデータは入れない方が良いと思います。