会いたくない人がいる場所

12月12日。

出来ることなら今の何も成し遂げていない自分を見せたくない。出来ることなら何かを成し遂げて、大勢から賞賛される自分だけを見せたい。そんな人達が居る場所。

12月も始まり、両親から
「正月は帰ってくるの?」
という連絡がありました。夏休みもこんな連絡に答えたような気がします。

私に帰ってくる場所があると思わせてくれる。そんな言葉。でも、私はこの連絡を受ける度に、家族にだけ会いたい。という想いが頭をよぎります。実家に帰ると、地元の友達、先生に約束しなくても会います。

小学校、中学校と私が1番早く大人になりたいと思っていた時期。私は、この時期沢山のことを知りました。誰かに裏切られること、誰かを信じること、人を好きになること、言葉以上にわかる態度、視線、自分がされることも、したつもりがないことをなすり付けられること、自分の我慢が爆発して誰かを批判してしまうこと。

1番人に見られたく無いところを知られているからでしょうか。

ある時期から小学校、中学校と、私の周りにいた人に負けたくない。という想いが強くなりました。負けたく無いというのは、何に対して言っているのか、何を基準に負けるというのか自分自身でもはっきりとはわかっていません。でも、誰かの何かが羨ましくて、その気持ちを無くしたくて何かで上回りたくて自分の心を防御している気がします。


自分が充実していて、羨ましがられる存在になったと自分で認めることができるまで、自分を見られたく無い。何もなくて、変わってない自分に会ってほしくない。

負けず嫌いの拗らせか?意地を張っているのか?、私の頭は、ここでは、まだ、何も認めたくないようです。

地元:今はまだ、会いたくない人がいる場所


それではまた。

百。








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百
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