チームのためか自分のためか
今日の言葉
イソップ寓話より引用
チームのためか自分のためか
この寓話、現代社会でもよく見かけますね。
チームリーダーが、「チームをより良くしようとするリーダー」か「リーダーになりたくてなったリーダー」かで、チームのパフォーマンスは大きく変わります。
チームをより良くしようとするリーダーは、リーダーとしてチームに対しての責任感があるため、チーム全体のことを考えたり、メンバーをフォローしたりします。結果、チームは一つにまとまり、良いパフォーマンスを発揮します。
一方、リーダーになりたくてなったリーダーは、動機が虚栄心から来ているので、チームの中でいかに自分が目立つかばかりを考えています。
チームやメンバーの成果は「自分の成果」として上にアピールし、チームの問題は「部下や環境のせい」にするため、チームはバラバラになりメンバーはやる気を失い、パフォーマンスが上がりません。
虚栄心のリーダーは、チームパフォーマンスが上がらないのも「メンバーのせい」にするので、最後にはチーム自体がなくなります。
困ったことに、虚栄心のリーダーは、なぜか上層部への受けがいいので、また別のプロジェクトリーダーに就任したりします。
もし自分がリーダーになった時は、チームをより良くするための責任感を大切にしましょう。
もし虚栄心のリーダーの下についたときは、リーダーの虚栄心を見抜いた上で、自分の役割を果たしながらも、リーダーに対して適度な距離を保つことが大切です。
どうせ、虚栄心リーダーのチームは長続きしないものだから。
イソップ寓話集の「165)鼠と鼬(いたち)」を読んで、そんなことを感じました。