【AC】無条件な愛し方を教わったあの人の話


isと書いてイズと読みます、isです!

(今回のnoteはめちゃくちゃ私情です、自己満と決意表明です。すみません。)


突然ですが、
無条件に愛されたと感じたことはありますか?


当時は気付いていなかったけれど、
私にはありませんでした。18歳になるまでは。



noteにはそんなにまじめじゃない日常のぼやきやポケモンスリープばっかやってること、たま〜に絵のことを書いたりしているだけの私ですが

今回はちょっとだけまじめなお話。




無条件に愛されたことがないと言い切るだなんて、
記憶がないだけでそんな時期もあったのかもしれないなぁとは思う。

この話を考えるとき、
被害妄想・自意識過剰だなぁと
自分自身に思うこともしばしばある。




それでも私が思い出せるのは


『isが良い子にしてたらお父さん家に帰るよ』
『isがお母さんのこと好きなら、お母さんもisが好きよ』


条件と引き換えに愛情と感じられるものを与えてもらった記憶で。




そんな日常や愛情が普通だと
疑わず生きてきた私の人生に、

何もかもが前代未聞で

かつてない居心地の良さと悪さに気付くきっかけになった出来事と、感謝とこれからを。

自分のために書きとめておきたいと思う。




その人の存在を知ったのは16歳の時。

それから2年ほど経ち、
18歳になってからお互いの話をするまでになった。



その人は

私が悲しむとそれは悲しいと言い
私が怒った出来事に私より怒って
私が笑うと私よりも嬉しそうに笑って

何をしていても私に寄り添ってくれた。



物心ついた時から、
自分に寄り添ってもらえるのは
相手が差し出した条件をこなした先にあるものだと思っていた私にとって

本当にすごく居心地が良くて。

それと同時にその場から逃げ出したくなるような、身の置き場がないような心地の悪い感覚にもなった。


もちろんそれは、その人のせいではなく
私が私自身をよく知らなかったからで。



一緒にいればいるほど、
その人は私にたくさんの愛情をくれて

でもその愛情には条件がなくて

私は無条件に愛してもらえる現実を素直に受け取ることができず、

与えられない条件の代わりに
自分が今買える精いっぱいのものを買っては
毎週のようにその人に渡していた。


無条件の愛情を受け取る→物で返す

それを繰り返すと同時に

その人からの愛情が時間をかけてもっともっと強くなってきた気がしたとき



どんな物を買って渡して返しても
まるで少しずつ増えてしまった借金みたいに

『もう返しきれない』

そんな気持ちになり、
居ても立っても居られず
半ば逃げるようにその人から離れた。

その人はきっとそんなこと
望んではいなかったはずなのに。




そして、
なぜ自分がそんな選択をしたんだろう。

と疑問をもち、
自分自身を少しでも理解できるならそうしたいと考えて

誰かからの愛情を受け取ることを仕事にすれば答えが出るのかと水商売をしてみたり、
似たケースはないかと本を読み漁ってみたり、
カウンセリングに通ったりした。




それからすごく時間はかかったけれど
自分がアダルトチルドレンとして生きてきたことを知り、
今では自分自身のことを少し知ることができて、あの頃よりは本当に生きやすくなった。



あの学校に入学して
あなたが私を見つけてくれて
私の人生は大きく変わって



今の私は、

ただの一度も私を責めることの無かったあなたへ謝罪と
私の人生が生きやすくなるきっかけをくれたこと、そして何も求めないたくさんの愛情をくれたことへの感謝を

いつかあなたへと思う。



ごめんね、
ありがとう。



その後
その人と離れたとはいえ、

狭い町なので顔を合わせたり
共通の友人がいたりと

お互いの現状を
なんとなく知ってるような知らないような、知ろうと思えば知ることができる距離感の状態が何年か続いた。




そんなある日、
県外から帰ってきたその人を
私が迎えに行くことになり

すごく久しぶりに
2人で話す時間ができた。


最初は他愛ない世間話や思い出話をしていて。

相変わらず
その人と過ごす時の居心地の良さに懐かしくなったりしていると



『isを好きになって今年で10年、
 自分と結婚してほしい』



その人と離れてから数年のことだった。

まだ私は自分自身を知ろうとしている最中で
その人からの愛情を返しきれず逃げだしたと感じていた私にとってその言葉は

結婚に対する返答を考えるより、

"私の気付かないときも含めて10年間も
相手の人生や愛情を無駄遣いさせてしまった"

それを強く感じてしまった。




結婚については受けることができず
お断りすることを選んだ。

そしてかろうじて残っていた
お互いの連絡先も繋がらなくなった後、



私の気持ちの中に残ったのは

結婚したいと思ってもらえるほど
想ってもらった10年間を、

その人へ少しでも何か返したい

という気持ちだった。



今思えば、

相変わらず無条件での愛情を受け取れなかった私の発作的なものだったと思うし

なんなら"10年間想い続けた"と言われた訳じゃなかったから、もしかしたら再開してちょっと気持ちが盛り上がっただけの言葉だったかもしれなくて

何かを返したい

という気持ちさえもその人からすると残酷で
自意識過剰だったのかもしれない。



でもあの頃の私には何かしないと
気持ちがおさまらなくて。


気持ちをおさめるために始めたのが、

【その人の誕生日を10年お祝いする】

だった。

連絡も取り合えなくしていたし、
取り合えていてもそんな立場ではないから
直接お祝いすることは無かったけれど

正直すごく執着的で逆にこんなことされてたらちょっと気持ち悪いなぁとも思ったけれど

毎年、この日だけはそうすることに決めた。




そして今日この日が、
あれから10年の最後の日。

これが最後のお祝いの日。






何かできちんと自分でこれで終わりを迎えたぞー!
と、決意表明しないと
もうあと10年ぐらいお祝いしそうだったので、

noteに書き起こすことにしました。

これで、
めちゃくちゃ私情の自己満と決意表明を終わります。

長々した文章をここまで読んでくださり、
お付き合いいただきありがとうございました!




最後に。


鼻はかめるようになりましたか?

お酒で今も全身真っ赤になるならほどほどに、
たばこはやめた方がいいと思います。

体のピッコロは増えましたか?
増えていたらいつかしばきます。


父はいなくなってしまったけれど、
自分のビールを誰かに譲っていたのは唯一あなただけでした。

母もいまだにあなたの話をします。

私の家族まで愛してくれてありがとう。

あなたのおかげで、
あなたの愛情のかけ方をお手本にして、
相手をまるごと愛する愛し方を知りました。



共通の友人から
あなたが家族を持ったことを聞いていて、
そんなあなたが築いた家庭は
きっととっても幸せなんじゃないかなぁと思います。

私も負けずに、私の家族を大切に
幸せにしていこうと思います。

あなたが教えてくれた愛し方で。



もちろん毎日色々あるけど、私は今幸せです。
あなたも今幸せでありますように。




誕生日おめでとう!




あれから10年誕生日お祝いしてるとかいって
実は日付違うとかで、
そんなオチにしちゃってたらごめんね!笑



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