Happy new future 〜朝焼けの絆〜 の感想(再掲)
これは2022年12月当時に、ウマ娘オタクたちで泊まり込みの忘年会をしてたから、シナリオを即読めてなくて、
みんなが寝静まった後にひとりで読んで、本気で泣いたあとに、感想を忘れないようにメモしてた内容です。
過去ツイ引っ張り出してたら出てきたので再掲。
咄嗟に書いたから文章おかしいとこあるけど、あえてそのままコピペするわ。
やっっっばい
キタサトの肝はずっと「入学する前はずっと一緒にいたけど 入学して離れ離れになる」ってとこにあったんだけど
さらに今回は「離れることによってふたりの関係性が変わる」ことがテーマ
まずそれをいちばん感じやすいのがキタスイであることは誰の目にも明らかで、キタちゃんが新しい友達 スイープと出会ったことでダイヤちゃんが嫉妬って二次創作はよく見るけど
今回悩むのはキタちゃんの方なんだよね
ダイヤちゃんにとってはもうこの問題は昔っから それこそ入学してキタスイが生まれてからずっと向き合ってきた問題で、つまりこのシナリオ時点でのダイヤちゃんは「変わることを受け入れる」ことができてる
だからもうダイヤちゃんは前へ進むのに躊躇しない あくまで過去に囚われていたのはキタちゃんの方って所から話が始まる (キタちゃんは無自覚であーいうことするってことの裏返しでもあるんだが)
ずっと一緒にいるダイヤちゃんがバラバラになることに怯えるキタちゃんにアドバイスするのがグラスってのがあまりにも適任で驚いた
黄金世代の中で それぞれ自分の目標に向けて努力する その中でもエルは相当離れた道を進むんだけど グラスは同室でもありライバルでもあって1番気にかけてたんだろうな
そんなエルを送り出して受け止めたグラスだからこそ今悩むキタちゃんにアドバイスを送れた
もう一度出会ったキタサトが再確認したことは「ふたりが別の道に行ってもどっちかが引き離されたとしても お互いが大好きな友達で1番のライバルであることは変わらない」
これだけ見てもあんまりピンと来ない このシナリオの真のすごい所は「ここまでの話が全て大元の話とリンクしてること」
まず、神事の復活に際する様々な変化は「この時点では変わることを恐れているキタちゃん」と対比させるように「変わること と 揺るがないこと」が説かれてる
次に、神事本番 火を失ったふたりが火を復活させるべく二手に分かれるシーン
ここは、「自分の道が相手と変わってもお互いのことを想って信じて走り続ける」というのが具体的な形で実行された
今回は自分の行為が相手のためになるけど 所謂「一緒のレースで走らなくてもライバル」って言うのもここに含まれてる
そして最後のシーン 道半ばで力尽きるダイヤちゃん
冒頭でも話した通り、ダイヤちゃんは昔からずっとこの問題に向き合って、覚悟ができてるから、ここでキタちゃんだけ先に行かせてもいいって判断ができる子なのよね
「相手を信じて送り出す」
自分はここまでだけどキタちゃんを信じて送り出す
キタちゃんは自分のために目標のために諦めてくれたダイヤちゃんのためにも頂上を目指す
実際 これが最善と思われる
でも、結末はそうならなかった
キタちゃんはダイヤちゃんを引っ張って頂上まで連れていくのよね
「でも最後は一緒がいい」
これがキタちゃんが絶対に譲れない根幹
「2人の距離がどれだけ離れていても 『ふたりが離れ離れになって終わる』のだけは諦められない」
ダイヤちゃんは、そんなキタちゃんを、幼少期自分を引っ張り出してくれたキタちゃんを、たくさんの友達のひとりだと思ってすらいた自分にずっと一緒にいようねって約束してくれたキタちゃんを、ここで初めて信じられたんだと思う
だからこう返すんよね
「大人になってもおばあちゃんになっても『このままでいよう』」
一見最初と矛盾してるように見えるけどこれがキタサト
「離れ離れになったとしてもずっと一緒」「私があなたが変わったとしても私たちは変わらない」ってことなんだろうな...
さてここからスイープの話をしたいんだが
ちょっと初めに言っときたいことに「キタちゃんがスイープとばっかり遊んでたことに嫉妬するサトノダイヤモンド」は公式です
でもここでひとつ抑えときたいことがある それは
「この話をダイヤちゃんが相談したのがスイープトウショウであること」
つまりそれだけサトスイの仲もいいし信頼してるってことなのよ 普通だったら絶対ダイヤちゃん言うわけないじゃん つまりスイープが解決に一役も二役も買ってるんだよね
これスイープのカリスマだからこそこの2人を受け止められてるんだろうな
2人のいざこざに巻き込まれてる形にはなってるけど二言目には「次会うときは元の2人に戻ってなさいよね」だからなあ
この子本当にすごいウマ娘だよ... 弟子の面倒見が良すぎる
キタサト キタスイ サトスイの三角関係に関してはこれからはそれぞれの間に異なるベクトルの好きが存在してる中 何もこじれずに仲良くやるってことになるんだろうな
ひえええ...
あとambitious worldの話か
ずるいわずるいよ このウマ娘とかいう作品bgmをシナリオのオート再生に合わせて作りやがるんだけど この曲2回使われたんだよね
シーンは上記のところだけど ずるいねえ
ちなみにジュークボックスの説明でこの曲は「自分の曲じゃなくて相手に贈る青春ソング」であることが明かされたんだけど
今回のシナリオを見てからだと【ずっと今日のこと覚えていよう 遠い場所にいても】って約束の再確認ってのはもちろん 「新天地に向かう最高の友達へ 私も頑張ってるから迷わずに自分の道を進んでね 一番のライバルより」って意味を贈ってるって解釈できるよなあ...
以上 神シナリオ! 終了!