予備試験司法試験過去問簡易添削サービスについて
コンセプトについて
先日令和6年度の予備試験の論文について、採点基準に基づき採点とコメントをするというサービスを実施しました。
採点については、項目に沿って書けているか、書けていないかが得点の大部分を占めている基準での採点をしました。
しかし、予備試験でも、司法試験でも、点数の積み上げではなく、下記の採点基準のようにまずは、「優秀」「良好」「一応の水準」「不良」に振り分けられた後に、詳細な点数をつけるようです。
そのため、採点者が解答をまずはざっと見た段階で、この4つの分類の少なくとも、上から2つに入ることが、良い評価を得るために一番必要な事です。
では、上から2つに入るためには何が必要なのでしょうか。
司法試験だと、採点実感に、こんな答案は一応の水準とした などの具体的な記述がある年がありますが、具体的にどうすれば、全部の科目で、良好以上の答案になるかは公開はされていません。
この試験は、法曹資格を与えて良いかを判定する試験であることから、法曹三者と同じ思考で考えられる人、同じ形式で文章を書ける人を合格させようとする基準が存在しているはずです。
そのため、なるべく法曹三者が書きそうな文章を書くことが求められているはずです。
その根拠としては、合格者の答案は、書く内容にばらつきはあるにしても、形式面においてそれほど大きなばらつきはないのではないでしょうか。
一方で今回採点をしていて、形式面で少し直せば、かなり印象が良くなるだろうと思う答案も多くあった印象がありました。
そこで、今回の簡易添削サービスを実施しようと考えました。
2月からは、個別指導を中心に行ってきましたが、既に論文である程度の実力がある方については、個別指導は不要で、添削のみで合格レベルに達する人も多いと感じました。
添削自体についての考え方はあまり変わっておりません。
答案1通に対して多くのことを指摘しても、全部吸収するのは難しいこと、
この試験は意識しながらできるレベルでなく、無意識にできるレベルになることが必要であると考えています。
そのため、答案1通に対しては、5つくらいの指摘にとどめて、なるべくすぐにフィードバックすることで、どんどん癖を修正して、無意識に正しく書けるレベルを目指してもらうのが効率的と考えています。
申込対象者について
効果が高い方
・ 答案は書けるけど、自分の書いている書き方で正しいかがわからない方
・ 設問に対して、途中答案ではなく、最後まで答案を書き切れる方
・ 答案の形式面での書き方に不安がある方
・ どんどん答案作成して、誰かに見てもらいたい方
効果が薄い方
・ 論文を書き始めた方で、まだ何を書けば良いのかわからない方
(まだ論文を一通り書けない場合は、書き方を添削で修正するというよりも、まずは論文を書けるようになる必要があり、効果が薄いです。)
・ 既に予備試験合格レベルの答案が書ける方
(あまり指摘することもないので、添削して点数を上げることが難しいためです。)
具体的内容
どんどん答案を提出してもらえるように、1通あたりの添削費用を下げ、コメント数も5つくらいにして、早いフィードバックをします。
通常の返却スピードとして、提出後2日以内に返却とします。 混雑度合いにより、遅くなる場合は、事前にお知らせするようにします。
コメントについては、
・全科目で役に立つこと
・該当科目で役に立つこと
・その答案で役にたつこと
を上から優先して、5つくらいを指摘する予定です。
もし、5つもコメントすることがないくらい完璧な答案である場合は、
無理に細かいところを指摘せず、5つに達しないこともあります。
依頼の申込みは10通単位となり、添削対象は、予備試験、司法試験の過去問になります。
(司法試験は、平成18年度以降の新司法試験が対象)
司法試験は分量が多いため、1問につき2通としてカウントさせていただきます。
一括で10通出してもらうわけではなく、申込み後1ヶ月以内に10通出してもらう形になります。
提出期限は、申込み後1ヶ月なので、1ヶ月を過ぎると提出はできないので、10通フルで添削を希望の方は、1ヶ月以内に提出していただきます。
期限があることで、答案作成するモチベーションにもつながるので、期限を設定しているという趣旨もあります。
対象科目は、憲法、行政法、刑法、刑事訴訟法、民事実務基礎、刑事実務基礎、民法、商法、民事訴訟法、租税法 となります。
ご自身で過去問の年度を選んで提出していただく形でも、こちらから指定する形でも対応可能です。
費用
11000円(税込) になります。
10通フルで提出すると、1通あたり1100円です。
期限内に10通提出がなかった場合も返金はありません。
10通に達した場合は、追加の振込をしていただくことで、
10通ごとに追加が可能です。
その他
簡易添削サービス利用者の方で、希望があれば、オンラインの面談も利用いただけます。
30分あたり5500円(税込み)になります。
申込み方法
X(Twitter上)のDM(@libertadleven)もしくは、以下URLの申込フォームからお申込みください。
https://yobi2.mdtools.biz/entry/form.php?form_id=29
不明点などありましたら、DM等でお問い合わせいただければと思います。