ハマる瞬間はクセになる
年末年始休みの初日(12/30)いとこの学校でのスキー授業の予行練習に行って来ました。
1年前にスキー場に来たことがあったみたいだけど全く滑れないということで、スキースクールのインストラクター(資格なしでもオッケー)のバイト経験がある自分にレクチャー要請がきたという経緯です。
「スキー滑れるように教えてあげてー」
「いいよ〜」
めちゃくちゃラフに引き受けました笑
当人のやる気もあって順調にいくと思っていたのですが……
いざ、スキー場に行ってみると
・ブーツの履き方がわからない
・スキーの履き方がわからない
・ストックの持ち方がわからない
などなど0からのスタート。
てっきり滑り方がわからないだけだと思ってたんですね。
でもバイトの時はここから教えるのが普通だったので、なんの問題もありませんでした。
とりあえず滑れる状態にして、どのくらいのレベルなのかの確認に。
案の定、自力で止まることはできませんでした!
滑れないって聞いてたから当たり前なのですが笑
教えがいがあって良かったです。
まあ、なんとかなると思ったのでそのままリフトに乗って上のほうへ。
最初はカタチ(いわゆるハの字)をつくってあげて1人で滑らせました。
意外と感覚がいいとカタチをつくってあげるだけで滑れる子はいるので、今回も試してみました。
しかーし、早々にカタチは崩れてスピード狂に!
想像できると思います、初心者のあの光景が。
危ないので全力で受け止めました。
そこからは今までの経験を総導入して教えていきました。
でもなかなか進歩しなかったので、少し困りましたね笑
そうなると本人も自信を失くしていくわけで、負のループに突入していきました。
「もう絶対滑れない」
「スキー授業なくなって欲しい」
こうなりますよね、だって滑れるようになってないんだから。
これはなんとしても滑れるようにしてあげなくては!
頭はフル回転、体はフルストッパーでした。
どうやったらうまく伝わるか、どうやったらうまくいくか。
トライ&エラーの繰り返し。
熱くなりすぎると完全に本人のやる気が消滅してしまうので、そこは気をつけながら。
そうしていくとやっぱりあるんですよね、バチコーンとハマる瞬間が。
本人は全く気づいてないのがおもしろかったです笑
あと面白かったのが、滑れている力の感覚を聞いたら
「うんこ踏ん張る感覚!」
って、その感覚はわからん!笑
初めて聞きました。そんな感覚、本人にしかわからん!
なにはともあれ、滑れない壁は超えられて良かったです。
そこからは自信も取り戻して「もうちょっと滑りたい」なんて言ってもらえてこちらとしても万々歳でした。
あのできっこないの雰囲気からできた時のテンションの上がりようはクセになりますね。
即決でレクチャーを引き受けたのもこれがあるからです。
吹雪いているし寒いしで、またスキーに行く約束をして予行練習は無事終了しました。
何事もそうだけど最初はできなくて当たり前で、できるようになるまで繰り返しやり続けることが大切だと再確認できました。
自分もなんでも諦めないようにしようと思います。
以上、子守りのプロでした。
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