キャンプで飲む一杯のコーヒー理論
基本毎週日曜日は河原でデイキャンプをすることに、昨日ついに家族会議の末決定がくだりました。
こんにちは、100まで21213日趣味美容師ウルマです。
ちなみに100歳までの日曜日はあと3030日になります。
21213日だとちょっと見えない日数ですが、7当分した数字はけっこうリアルな感じです。
はい、ということで今日も1人サロン美容師の働き方改革担当大臣として役割を果たすべく、積極的に学びの共有をしていきたいと思います。
さてさて、
solostoveという火を起こして湯を沸かすツールがあるのですが、昨日はそのsolostoveデビューの初日でした。
コーヒー1杯を飲むために、ファイヤースターターでわざわざ火を起こし、お湯を沸かしている間に、豆を挽き、そうやって手間をかけて淹れたその一杯はほんとうに最高のコーヒーですよね。
数百円をデジタル決済で支払い飲むコーヒーとは別物です。
同じ飲み物なのに、全く意味が違うんですよね。
これってよーく考えてみるととてもすごいことだと思うんです、同じ飲み物なのに、飲むまでに費やす時間の使い方の違いで、違うものに変えることが出来るという。
飲むまでにかかる時間の中で、何をするかだし、逆から言えば、その時間の中で何を伝えるかだとも言えると思うのです。
で、この「過程」の大事さって、、
「1人サロン美容師にとっての本命商品をどう伝えていくのか?」という時にも同じことが言えるよな〜って昨日河原で火を起こしコーヒーを飲みながら感じました。
つい、ヘアデザインを自分の本命商品にしてしまいがちなんですが、1人サロンの場合はとくに思うのですが、そのヘアデザインをする自分自身の方が、「本命商品」なんじゃないかと思うので、僕はどちらかというとどんな髪型を作れます、作りましたではなく、どんな美容師なのかを伝えるようにしてきました。
今、ハサミを使い、あなたの髪を切ってる宇留間という美容師がどんな人間なのか、を伝えるイメージです。
この感覚が、1人サロン美容師のサロンワークで、僕が自分の本命商品の価値を可能な限り高めることになると思い実践している「キャンプで飲む一杯のコーヒー理論」になります。
というわけで、ここからは、この「キャンプで飲む一杯のコーヒー理論」をさらに掘り下げていきたいと思います。
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★ 理想の髪型は美容師には作ることができない
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僕は本当の意味でのヘアデザインは、たとえひと月に1度サロンへ通ったとしても出来上がることはないと思っています。
大げさに言えば、たとえサロンにいくのが年2回だったとしても、ご自宅でのケアの仕方次第では、ヘアデザインは完成できると思うのです。
ようするに、サロンでの僕の役割は、いかに毎日のご自宅でのケアの重要性をお伝えするかにあると考えます。
それを前提にした上で、サロンでのカットがあるという状況が僕が考えるお客さんにとっての理想ヘアデザインであり、僕にとって理想のサロンワークです。
サロンでするカットはヘアデザインですが、そのカットする髪の背景を見たときには、お客さん自身が毎日、思いを込めて育てたという物語があるということ。
これまさに、その一杯のために火を起こし、湯をわかし、豆を挽き、丁寧に準備を重ねた先にある「キャンプで飲む一杯のコーヒー」と同じ、「サロンでカットする1回のヘアデザイン」だと思います。
一杯のコーヒーの価値が何倍にもなるように、1回のカットの価値を何倍にもすることが出来ると僕は信じています。
美容師の仕事の価値をこれから先も高めていくためには、目に見えるものの裏側に存在する「目に見えないもの」いわゆる「背景」の部分にフォーカスを当てることと、
その目に見えない「背景」を形にしていくことなのではないでしょうか。
というわけで今日はこの辺で。
ありがとうございました。
100歳まで趣味美容師ウルマ
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