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MSFTの決算結果 (2025Q2)
Microsoft(ティッカーシンボル:MSFT / セクター:ソフトウェア)が第2四半期決算を発表しています。
予想($) EPS 3.13
実積($) EPS 3.23 ⭕
予想($) 売上高 68.82B
実積($) 売上高 69.63B(+12.3%) ⭕
【部門別売上高と成長率(前年同期比ベース)】
マイクロソフト・クラウドの売上高は40.9B$(+21%)でした。
プロダクティビディ&ビジネス・プロセス 部門の売上高は29.4B$ (+14%)でした。
インテリジェント・クラウド 部門の売上高は 25.5B$ (+20%)でした。
-アジュール (Azure) の売上高成長率は前年同期比+31%でした。
※前期のアジュール売上高は前年同期比+33%の成長率でした。
モア・パーソナルコンピューティング 部門の売上高は14.7B$(+0.1%)でした。
【財務指標と成長率(前年同期比ベース)】
Gross margin(粗利益)は47.8B$ (+13%)でした。
Operating income(営業利益)は31.7B$(+17%)でした。
営業キャッシュフローは22.3B$(+18%)でした。
なお、設備投資費用を加味した営業キャッシュフローは-15.8Bでした。
フリーキャッシュフローは6.4B$で、前年同期比-29%でした。
コマーシャルブッキングの成長率は前年同期比 +67%でした。
コマーシャル残存パフォーマンス義務 の成長率は前年同期比 +34%でした。
◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆
予想($)売上高69.79B
提示($)売上高67.7B~68.7B❌
・Azureの成長率は前年同期比 +31~32%を見込んでいます。
【設備投資の今後について】
エイミー・フッド『(第3四半期および第4四半期の四半期支出は、第2四半期と同水準で推移すると予想しています。2026年度は、マイクロソフト・クラウド全体で提供する必要がある顧客契約残高など、強い需要シグナルに対する投資を継続する予定です。しかし、成長率は FY25 より低くなり、支出の割合は、より収益成長と相関性の高い短期資産へと再びシフトし始めます。念のため申し添えますが、当社の長寿命インフラ投資は流動性があり、AI ワークロードを含む Microsoft Cloud 全体で世界中の顧客需要に対応する際に、当社が機敏性を維持することを可能にします。従来通り、クラウドインフラの拡張やファイナンス・リースの提供時期により、四半期ごとの支出に変動が生じる可能性があります。』
【Azureの成長率と見通しについて】
エイミー・フッド『今期のAzureの成長率31%増を公表した後、来期の31%から32%についてお話しました。当社のAIの結果については、良い感触を持っており、その収益を達成する能力についてお話しました。繰り返しになりますが、第3四半期は、かなり制約のあるキャパシティの場所で作業しています。これは、昨年10月に私が皆さんにお話しした際の予想と変わりません。キャパシティの制約についてお話しすると、解消には2つの要素が必要となります。まず、スペースが必要です。私はこれを一般的に「長寿命資産」と呼んでいますが、つまり、インフラや土地のことです。そして、キット(データセンターでAIワークロードを処理するために必要なGPUやCPU、ストレージ、ネットワーク機器などのハードウェア)も必要です。私たちは継続して取り組んでおり、その理由から、私たちの支出は長寿命資産への投資へと転換されました。私たちはこれまで、スペースや電力が不足していました。そして、過去3年間にわたって行ってきたこれらの投資が実を結んでいるのがお分かりでしょう。今年末までには、そのバランスに近づくことができるでしょう。AI 側での自信は、販売、利用、そして、私はそう信じていますが、そのシグナルによって後押しされているという点で、引き続き存在しています。私たちが目撃しているのは、AI 以外の ACR (Azureのクラウドサービスから得られる収益)が下半期に規模の動きを通じてどのように機能するのかを見守っているところです。しかし、全体的には、私の席から見たスケール・モーション(AzureのAIワークロードと非AIワークロードのバランスを取りながら、適切にクラウドの売上を拡大する戦略)だけが本当に変わったことなのです。』