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DAL(デルタ)の決算結果 (2024Q1)

Delta Air Lines(ティッカーシンボル:DAL / セクター:運輸)が第1四半期決算を発表しています。

予想($) EPS 0.35
実積($) EPS 0.45 ⭕

予想($) 売上高 12.57B
実積($) 売上高 13.75B(+7.8%) ⭕

Operating income(M): $614 前年同期:$-277 📈
Operating margin: 4.5% 前年同期:-2.2% 📈

国内線売上高 (Domestic):7983M$ ( +5%) 📈
大西洋路線売上高 (Atlantic):1305M$ (+5%) 📈
南米路線売上高 (Latin America):1265M$ (+12%) 📈
太平洋路線売上高 (Pacific): 578M$ (+31%) 📈
貨物売上高 (Cargo Revenue):178M$ (-15%) 📉

エコノミー・クラス売上高 (Ticket - Main cabin): 5425M$ (+4%) 📈
プレミアム・クラス売上高 (Ticket - Premium products):4408M$ (+10%) 📈

<Statistical Summary>

有償旅客マイル数:+9% 📈
座席有効マイル数:+7% 📈
乗客マイル利回り:20.53 cents(-2%) 📉
座席有効マイル当たり売上高(RASM ):16.98 cents (+0%)
座席有効マイル当たり費用(CASM): 20.04 cents(-6%) 📉
客席稼働率(Passenger load factor): 83% 前年同期 :81% 📈


◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆

予想($) EPS 2.25
提示($) EPS 2.20~2.50 ⭕

予想($) 売上高 15.40B
提示($) 売上高 16.36B~16.67B ⭕


◆Full Year(今年通年)のガイダンス◆

予想($) EPS 6.46
提示($) EPS 6.00~7.00 ⭕


収益環境と見通しについて

法人旅行需要は加速しました。
法人向けマネージド・セールスは、特にテクノロジー、コンシューマー・サービス、金融サービス部門の大企業アカウントの回復に牽引され、前年同期比14%増となりました。
最近の企業調査結果によると、90%の企業が6月期以降の出張量は増加または横ばいを予想しています。


カンファレンスコールの要約①

質問者:Evercore ISIのDuane Pfennigwerth氏

質問内容:

  • コスト削減について、特にメンテナンス費用と予想に対する見通しについて詳しく聞きたい。

  • 維持費は下期、そしておそらく来年に向けてどのように推移していくと予想されるか?

ダン・ジャンキ氏(デルタ航空社長兼CEO)の回答:

  • メンテナンス費用は計画通りで、年初に予想した3億5000万ドルの増加に留まっている。

  • チームは順調に業績を伸ばしており、航空機の健全性のために行った投資の効果が出ている。

  • メンテナンスによるキャンセル件数は前年同期比で80%減少し、前四半期比では30%改善している。

エド・バスティアン氏(デルタ航空CEO)の補足:

  • 技術作戦チームのジョン・ラフター氏のおかげで、メンテナンス部門は改善に成功した。

  • チームは自信を取り戻しており、再建に向けた取り組みは順調に進んでいる。

  • サプライチェーンには依然として多くの制約があるが、デルタ航空は正しい方向に向かっている。

カンファレンスコールの要約②

ドウェイン・フェニグワース氏の追加質問

質問内容:

  • 法人旅行の回復状況について、具体的に説明してほしい。

  • 旅行回数は増加しているが、1回あたりの旅行日数は短くなっている傾向について、デルタ航空はどのように見ているか。

グレン・ハウエンシュタイン氏(デルタ航空最高経営責任者(CCO))の回答:

  • 法人旅行は全体的に回復しており、特に今後数四半期は好調な見通しである。

  • 旅行回数は増加しているが、旅行日数は短くなっている傾向がある。

  • この傾向により、顧客は以前よりも少し先の航空券を購入するようになっている。

  • デルタ航空は、この予約状況の変化に対応し、引き続き法人顧客のニーズを満たしていく。

カンファレンスコールの要約③

マイク・リネンバーグ氏の質問

質問内容:

  1. トラベルクレジットの正常化が6月のTRASMに与える影響を定量的に教えてほしい。

  2. アエロメヒコ航空(メキシコ最大の航空会社)に関する国土交通省との不服申し立て手続きの進捗状況について教えてほしい。

グレン・ハウエンシュタイン氏(デルタ航空最高経営責任者(CCO))の回答:

  1. トラベルクレジットの正常化が6月のTRASMに与える影響は最大2~3ポイントの逆風となる見込みである。

ピーター・カーター氏(デルタ航空上級副社長兼法務・規制担当)の回答:

  1. アエロメヒコ航空に関する国土交通省との不服申し立て手続きは現在進行中であり、最終的な命令が出るまでにはまだ時間がかかると見込まれる。デルタ航空は、政権と協力して、提案された暫定的な命令よりも懲罰的でない解決策を検討している。

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