AVAVの決算結果 (2024Q3)
AeroVironment(ティッカーシンボル:AVAV / セクター:航空宇宙・防衛)が第3四半期決算を発表しています。
予想($) EPS 0.33
実積($) EPS 0.63 ⭕
予想($) 売上高 170.62M
実積($) 売上高 186.58M (+38.8%) ⭕
2024年1月27日時点の受注残は、2023年4月30日時点の4億2,410万ドルに対し、4億6,280万ドルであった📈
Gross profit (M): $67.3 (+48%) 📈
Adjusted EBITDA(M): $28.8 (+22%) 📈
◆Full Year(今年通年)のガイダンス◆
予想($) EPS 2.73
提示($) EPS 2.69~2.83 ⭕
予想($) 売上高 700.83M
提示($) 売上高 700M~710M ⭕
5年間チャート
カンファレンスコールの要約①
質問者: ピーター・アーメント (ベアード)
質問:
スイッチブレードの生産能力について
今後の生産能力の引き上げ計画
回答者: ワヒド・ナワビ
回答:
スイッチブレードの生産能力を大幅に増強してきた。
今後2年間の予測される需要増に対応できる十分な生産能力を有している。
スイッチブレードのようなロイタリング弾を数千個単位で生産できるのは、世界中で当社だけ。
今後2年間は、さらに生産能力を向上させるための計画を検討している。
エアロヴァイロンメントは、実績のある厳密性と信頼性、安全性で大量生産が可能な非常にユニークな能力を持つ企業。
今後の需要増加と顧客ニーズから恩恵を受けることを期待している。
補足:
エアロヴァイロンメントは、米国国防総省やDIUとの関係が深い。
リプリケーターなどのプログラムは、エアロヴァイロンメントにとって重要な成長機会。
ロイタリング弾は、目標に向かって飛行し、爆発する小型の無人航空機(UAV)。徘徊型兵器としても知られている。
AVAVのスイッチブレードは、小型で携帯可能な自爆型無人航空機(徘徊型兵器)。アメリカ陸軍の殺傷性小型飛翔弾薬システム(Lethal Miniature Aerial Missile System)として開発された。
特徴
歩兵が背負って運べるほどのコンパクトなサイズ
迫撃砲のような筒状のランチャーから発射
電動モーターで飛行
最大飛行距離:約10km
最大飛行時間:約40分
搭載カメラで目標を捕捉
敵目標に突入し爆発
種類
スイッチブレード300:軽装甲車まで撃破可能
スイッチブレード600:戦車まで撃破可能
採用国
アメリカ
ウクライナ
その他多数
Switchblade 600 Loitering Munition Systemとは?
カンファレンスコールの要約②
質問者: ピーター・アーメント (ベアード)
質問:
LASSOの契約時期について
契約成立後のユニット出荷開始時期
回答者: ワヒド・ナワビ
回答:
米陸軍はLASSOを複数のトランシェ(米陸軍がLASSOシステムを調達するための複数回の契約)で調達する予定。
最初のトランシェは、エアロヴァイロンメント社が単独で供給。
2番目のトランシェは、議会での予算承認後、今年夏かその直後に契約締結。
エアロヴァイロンメント社は、米陸軍と積極的に協力し、LASSOの供給準備を進めている。
生産能力増強も、LASSOの量産に向けた準備の一環。
LASSOは、エアロヴァイロンメント社にとって重要なプログラムの一つ。
補足:
LASSOは、米陸軍にとって非常に重要なニーズである。
エアロヴァイロンメント社は、ペンタゴン内の関係者とも連携している。
LASSOは、Lightweight Affordable Soldier System for Objective Observation の略称。これは、米陸軍が開発している次世代の小型無人偵察機システムをさす。