MKC(マコーミック)の決算結果 (2024Q1)
McCormick(ティッカーシンボル:MKC / セクター:消費財)が第1四半期決算を発表しています。
予想($) EPS 0.58
実積($) EPS 0.63 ⭕
予想($) 売上高 1.56B
実積($) 売上高 1.60B(+2.4%) ⭕
Operating income(M): $234.0 (+18%) 📈
Adjusted Operating income(M): $237.7 (+5%) 📈
Adjusted Operating margin: 14.8% 前年同期:14.5% 📈
Operating Cash Flow (M): $138.4 (+34%) 📈
◆Full Year(今年通年)のガイダンス◆
予想($) EPS 2.83
提示($) EPS 2.80~2.85 △
予想($) 売上高 6.64B
提示($) 売上高 6.53B~6.66B ❌
カンファレンスコールの要約①
質問者: アンドリュー・ラザー(バークレイズ)
質問:
通期の売上高成長幅の中盤から後半を達成する自信を深めた理由について
回答:
好調な第1四半期の結果
主力カテゴリーの販売数量改善
ブランド・マーケティング投資の迅速な実行
新製品投入の成功
価格ギャップ・マネジメントの実行
補足:
年間を通じて数量が改善するという意味ではない
下半期には数量が伸びることを期待
セグメント別、地域別の数量は比較的似たような推移予想
フレーバー・ソリューションズの数量は四半期ごとに変動
ブランド・マーケティング投資と新製品投入により、今年後半も成長を維持
カンファレンスコールの要約②
質問者: アンドリュー・ラザー(バークレイズ)
質問:
米州消費財部門の販売数量の改善は、今後も続くのか?
下期にはプラスに転じる可能性は?
回答:
DSD(直送)撤退と惣菜カテゴリー減少の影響を除けば、米州消費財部門の数量成長率は横ばいから若干のプラス
主要カテゴリーはスパイス・調味料とレシピミックスが好調
下期に入っても数量は順次改善し、数量成長を牽引していく
補足:
ブランド構築活動はすべての地域で行われており、米州だけでなく各地域で成長をサポート
A&Pの拡大など、ブランド構築活動が世界的に展開
要約:
米州消費財部門の販売数量は、DSD撤退と惣菜カテゴリー減少の影響を除けば、横ばいから若干のプラスで推移している。下期に入っても数量は順次改善し、数量成長を牽引していくと予想される。ブランド構築活動はすべての地域で行われており、米州だけでなく各地域で成長をサポートしていく。
※DSD撤退とは、**Direct Store Delivery(直送)**のサービスを終了することを意味します。これは、マコーミック社のような食品メーカーが、小売店に対して直接商品を配送するのではなく、卸売業者を通じて販売する方式に変更することを指す。
DSD(直送)撤退には、以下のような理由があります。
コスト削減: DSDは、卸売業者を通すよりもコストがかかる販売方法です。DSD撤退により、配送コストや人件費を削減することができます。
効率化: DSDは、小売店ごとに個別に配送を行う必要があるため、非効率な販売方法です。卸売業者を通すことで、配送を効率化することができます。
販売チャネルの拡大: 卸売業者を通すことで、これまで販売できなかった地域や小売店に商品を販売することができます。
DSD撤退は、小売店にとっても影響があります。小売店は、これまでのように直接商品を受け取ることができなくなるため、在庫管理や発注の手間が増えることになります。
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