ALABがクラウドスケールのAIインフラ向けに特化した新ポートフォリオを発表。

アステラ・ラボがスコーピオ（Scorpio）・スマート・ファブリックスイッチというクラウドスケールのAIインフラ向けに特化して設計された新製品（高速接続ソリューション）を発表しました。

主なメリットと強みは以下の点が挙げられます。

PCIe 6接続の業界初のスイッチ：

• AIワークロード向けに特化したPCIe 6スイッチで、クラウドスケールのAIプラットフォームに最適な接続を提供。

PCIe 6スイッチは、最新のPCI Express (PCIe) 6.0規格に基づいた接続デバイスで、コンピュータのさまざまなコンポーネント（GPU、CPU、SSDなど）間でデータ転送を行うための高速通信路を提供するハードウェアです。PCIeスイッチは、複数のデバイスを効率的に接続し、データフローを管理・最適化する役割を持っています。

スケールアウトとスケールアップに対応：

• Scorpio Pシリーズは、GPU、CPU、NIC、SSD間のスケールアウトをサポートし、AIサーバーの効率的なデータフローを実現。

• Scorpio Xシリーズは、GPUクラスタリング向けに設計されており、GPU間の高帯域幅接続でスケールアップを支援。
  
  AIワークロードに最適化

• AIデータフロー向けに最適化されており、ワット当たりの予測可能な最大性能、高信頼性、容易なクラウドスケール展開を実現。

• GPU-to-CPU/NIC/SSD接続に特化したScorpio Pシリーズと、バックエンドGPUクラスタリングに特化したScorpio Xシリーズの2つの製品ラインで、多様なAIニーズに対応します。

高性能と効率性

• 従来のPCIeスイッチと比較して、より高性能で効率的なファブリックソリューション（統合された接続技術）を提供し、AIトレーニングや推論ワークロードの高速化に貢献します。

• エネルギー効率に優れ、消費電力を抑えながら最大限のシステム利用率と稼働時間を実現します。

容易な導入と管理

• 信頼性の高いプラグアンドプレイ相互運用性、高度な診断と遠隔測定、包括的な設計資料により、AIプラットフォームへの導入を容易にします。

• アステラ・ラボのCOSMOSスイートとの統合により、データセンターの観測可能性、強化されたセキュリティ、広範なフリート管理機能を提供します。

高い信頼性

• 主要なPCIeホストおよびエンドポイントとの厳しいテストをクリアしており、高い信頼性を確保しています。

• 最大限のアップタイムと可用性を実現します。

業界からの支持

• ALABによる今回の製品はNVIDIAなどの業界リーダーから支持を得ており、同社によるAIインフラの展開を加速する上で重要な役割を果たし、複雑化するクラウドインフラストラクチャの効率化とパフォーマンス向上に貢献すると期待されています。