見出し画像

TSMの決算結果 (2024Q4)

Tsmc(ティッカーシンボル:TSM / セクター:半導体・ファウンドリー)が第4四半期決算を発表しています。


予想($) EPS 2.22
実積($) EPS 2.24 ⭕

予想($) 売上高 25.99B
実積($) 売上高 26.88B(+37.0%) ⭕


Gross margin(粗利益率)は59.0%で、前年同期は53.0%でした。

Operating margin(営業利益率)は49.0%で、前年同期は41.6%でした。

Net profit margin(純利益率)は43.1%で、前年同期は38.2%でした。

ROE(株主資本利益率)は36.2%で、前年同期は28.1%でした。

出荷量(単位:Kpcs, 12"-equiv. Wafer)は3,418で、前年同期比+15.6%でした。


① 3ナノメートルのチップが出荷全体に占める割合は26%でした。

② 5ナノメートルのチップが出荷全体に占める割合は34%でした。

③ 7ナノメートルのチップが出荷全体に占める割合は14%でした。

※リーディングエッジ(最先端技術)チップの出荷比率は全体の74%で、前期は69%でした。


チップの種類別の出荷割合


【プラットフォーム別チップが売上高に占める割合と前期比成長率】

①スマホ の売上高全体に占める割合は35%で、前期比+17%でした。

②HPCの売上高全体に占める割合は53%で、前期比+19%でした。

③IoTの売上高全体に占める割合は5%で、前期比-15%でした。

④車載半導体の売上全体に占める割合は4%で、前期比+6%でした。

⑤DCE(回線終端装置)の売上高全体に占める割合は1%で、前期比-6%でした。

⑥その他の売上高全体に占める割合は2%で、前期比+2%でした。


【主要指標】

売掛金の回収に要した日数は27日で、前年同期 は31日でした。

在庫の回転に要した日数は80日で、前年同期 は85日でした。

フリー・キャッシュフローは258,26M$で、前年同期比+15.0%でした。


◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆

予想($) 売上高 24.75B
提示($) 売上高 25.0B~25.8B ⭕

Gross marginは57%~59%を見込んでいます。

Operagin marginは46.5%~48.5%を見込んでいます。


CC・ウェイ氏『(AI需要とTSMCの長期的な成長見通しについて)AI関連需要の力強い急増が続くため、当社のAIアクセラレーターからの収益は2025年には2倍になると予測しています。加えて当社は現在、AIアクセラレーターからの収益成長が、2024年というすでに高いベースからスタートする5年間で、年平均成長率40%半ばに近づくと予測しています。またアリゾナにおける当社の第1工場は、台湾の工場に匹敵する歩留まりで、N4プロセス技術(5ナノメートルファミリーに属する微細化プロセス技術)を採用し、すでに2024年第4四半期に量産体制に入りました。アリゾナ工場でも台湾工場と同レベルの製造品質と信頼性を提供できると確信しています。』

いいなと思ったら応援しよう!