OKTAの決算結果 (2024Q4)
Okta inc(ティッカーシンボル:OKTA / セクター:ソフトウェア)が第4四半期決算を発表しています。
予想($) EPS 0.51
実積($) EPS 0.63 ⭕
予想($) 売上高 587.50M
実積($) 売上高 605M(+18.6%) ⭕
◆NEXT Quarter(来期)のガイダンス◆
予想($) EPS 0.42
提示($) EPS 0.54~0.55 ⭕
予想($) 売上高 584.66M
提示($) 売上高 603M~605M ⭕
RPO(残存パフォーマンス義務): $3.39M (+13%) 📈
cRPO(カレント残存パフォーマンス義務): $1.95M (+16%) 📈
TTM Dollar Based Net Retention Rate: 111%
Subscription revenue: $591M (+20%) 📈
フリー・キャッシュフロー・マージン: 27.6% (+13.4pts) 📈
年間契約額 (ACV) が10万ドルを超える顧客: 4,485 (+14%)📈
※ACV=年間契約額 (Annual Contract Value)
Gross margin: 81.6% 前年同期:78.9% 📈
Operating margin: 21.2% 前年同期:14.2% 📈
◆Next Full Year(来年通年)のガイダンス◆
予想($) EPS 1.98
提示($) EPS 2.24~2.29 ⭕
予想($) 売上高 2.48B
提示($) 売上高 2.495B~2.505B ⭕
年間チャート
カンファレスコールの要約①
質問者: ブライアン・エセックス (JPモルガン)
質問内容:
マクロ経済状況の影響
中堅市場の牽引力
グロス・リテンションとアップセル/クロスセルの内訳
回答者: トッド・マッキノン (CEO)、ブレット・ティーゲ (CFO)
回答内容:
1. マクロ経済状況の影響
マクロ経済状況は安定しているが、以前より厳しくなっている。
大企業はテクノロジーへの投資に積極的。
中堅企業はレガシーIDをあまり持っていない。
2. 中堅市場の牽引力
大企業の方が中堅企業よりも好調。
100万ドル規模の案件が30%以上増加している。
3. グロス・リテンションとアップセル/クロスセルの内訳
グロス・リテンションは90%台半ばを維持。
ネット・リテンションは少し下がった。
アップセル/クロスセルは好調。
補足:
グロス・リテンション: 既存顧客の契約額全体を維持する割合。
ネット・リテンション: アップセル/クロスセルなどを考慮した、既存顧客の契約額の純粋な増加率。
結論:
Oktaは、マクロ経済状況の影響を受けながらも、大企業向けのソリューションを中心に成長を続けている。
カンファレスコールの要約 ②
質問者: エリック・ヒース (KeyBanc)
質問内容:
セキュリティインシデントの影響
新規顧客獲得へのプレッシャー
カスタマーロゴ広告の減少
回答者: トッド・マッキノン (CEO)、ブレット・ティーゲ (CFO)
回答内容:
1. セキュリティインシデントの影響
10月に発生したインシデントへの対応は完了。
セキュリティ強化への取り組みを継続。
Okta Secure Identity Commitment に基づき、製品機能の強化を進める。
2. 新規顧客獲得へのプレッシャー
大企業向けは好調。
中小企業向けは課題。
狩猟農家モデルを採用し、新規顧客獲得に注力。
3. カスタマーロゴ広告の減少
アップセルに注力しているため。
新規顧客獲得とアップセルの両方に注力していく。
補足:
Okta Secure Identity Commitment: Okta が提供するセキュリティ強化への取り組み。
狩猟農家モデル: 新規顧客獲得に特化した営業モデル。
結論:
Okta は、セキュリティインシデントの影響を受けながらも、大企業向けソリューションを中心に成長を続けている。新規顧客獲得とアップセルの両方に注力することで、さらなる成長を目指す。
カンファレスコールの要約 ③
質問者: ハムザ・フォッダーワラ (モルガン・スタンレー)
質問内容:
平均契約期間の伸び
顧客コミットメントの意味
RPO/CRPO 指標の見通し
回答者: トッド・マッキノン (CEO)
回答内容:
新規契約と更新契約の両方で平均契約期間が伸びている。
大口顧客による契約増加が影響している。
RPO の総成長は 13% に上昇。
今後の見通しは不明だが、現時点では順調。
補足:
RPO: Remaining Performance Obligations
CRPO: Current Remaining Performance Obligations
結論:
Okta は、顧客との長期的なコミットメントを強化しており、これが RPO の成長に貢献している。今後の見通しは不明だが、現時点では順調である。