まだ「手作業」で消耗してるの? ~あなたがエクセル(EXCEL)をマスターしなければいけないわけ~
おはようございます。こんにちは。あなたのパソコン応援団 いたをです。
突然ですが、あなたはエクセル(EXCEL)使えますか?
「数字を入れて表を作るくらいなら…」
「会社でテンプレートがあるから、それに入力するだけ…」
ワード(WORD)と違って、エクセルに対する人の反応は結構バラけます。バリバリ使う人もいたり、反面「なんとなく」「いわれるがまま」なんて人も。
あるある話
会社で事務をしています。毎週グループ店から上がっている売上数字が3万件ほどあり、エクセルで整理、集計をしています。
手作業でとても大変です。なんとか効率よくする方法はありませんか?
具体的には「7654321」という数字を下3桁を削除して「7654」千円という形にしたい。とのこと。
これを週1回、3万件。
ブラック企業みたいな話ですな(笑)。確かにこれを手作業ですると拷問です。
では、この作業にどれくらいの人件費がかかってくるのかを見てみましょう。
仮定として、「1件の入力に2秒かかり、週1回この作業がある。あなたの時給は1500円」としましょう。
1回の作業に約17時間、年間だと約885時間、年間約133万円この手入力作業に使っていることが分かります。実際には入力ミスもあるでしょうし、チェックする時間も考えると相当な時間と労力をかけることになります。
先程の(笑)は外しておきましょう。ホント、ブラックだわ。
しかし、この作業もエクセルを活用するだけで、一瞬で終わらせることが出来ます。本当です。無駄な残業はなくなりますし、もっと他の仕事に時間を割くことが出来るんですよ!
1000円未満を切り捨てる方法
それではエクセルで「1000円未満を切り捨てるにはどうすればいいの?」についてご説明しましょう。
エクセルの関数の中に「ROUNDDOWN関数」というものがあります。この関数を使うことで、指定した桁数以下を切り捨てることが出来ます。
吹き出しを見てもらえば分かりますが、計算式の括弧の中は、「B1セル」を「3桁目以降で」という意味となっています。マイナス? どういうこと?
「結果が見えてくる桁数」を指定するのですが、一の位を0として、小数点はプラスの数が、逆に小数点以外の整数部分には、マイナスの数が割り当てられていることに注意しましょう。
それでは、下の図のようにするためにはどうしたらいいでしょうか?
ここは、頭をひとひねりします。
百の位までを削除してしまいたいのですよね。
「7654321」を百の位で切り捨てて、「7654千円」としたいわけです。
シンキングタイムです。考えてみてください!
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ハイ、それでは、回答例です。
思いつきましたか?
そうです。元の数字(B1セル)を1000で割って小数点以下を切り捨てる、という関数の設定を行うことで、下3桁を削除することが出来ました。
ここでもう一度、さきほどの「あるある話」を登場させましょう。
会社で事務をしています。毎週グループ店から上がっている売上数字が3万件ほどあり、エクセルで整理、集計をしています。
手作業でとても大変です。なんとか効率よくする方法はありませんか?
具体的には「7654321」という数字を下3桁を削除して「7654」千円という形にしたい。とのこと。
これを週1回、3万件。
どうでしょう。エクセルの計算が使えたのなら、多分数分くらいで終わっちゃうような仕事になっちゃいましたね。
エクセルをマスターしたくなったでしょ!
今日の記事のポイントは、「ROUNDDOWN関数」を覚えればよい、というのではありません。
エクセルの色んな機能を知ることで、作業の負担をいっきに減らすことが出来るんですよ!、工夫次第で作業の効率化が図れますよ! を実感していただいたので、あなたもエクセルの勉強を始めてみてほしいということなんです。
今回はちょっとした小技テクニックでしたが、仕事で使うエクセルは、そんなに難しいものではありません。
もう面倒くさくて、手作業に逃げることは、この際止めちゃいましょう。
エクセルの基本操作だけでもちゃんとマスターできたら、「仕事のできる人」に大変身できますよ。
▼ 以前にはこんな記事も書いてましたね(笑)
それではまた。