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保活相談支援員として、市役所にお願いに行った話

年末の話にはなるんですが、保活相談支援員として市役所に行ってきました。開業前ではありましたが、自分の活動はそろそろ公にしておかないとと思いまして。(タイミング的に学童の申込みのついでではあったけど)
結論として、惨敗の結果ではありましたが、記録として残しておこうと思います。


レベル1:保活をしているふりをして潜入

まず最初は、保育園探しをしているフリをして窓口に行きました。

わりとベテラン?な方が出てきて、自分の存在は隠して、どういった質問が多かったとか聞いてみました。

「結局ここって“何を”大事にするかやんね。
 お母さんなのか、お子さんなのか、会社なのか・・
 本当にそれぞれのご家庭によって違うから、アドバイスも異なる」

ふむふむ。ほんまにそれ。
と思いながら話を進めていたんです。

ただ、個人的に私もそういう活動しているのでそこは前提ではあるんですけど、それ以上に知りたかったことは

「今回の応募状況どういった感じでしたか?」
「各園の倍率を公示できないですか」
「待ち人数公開できないですか」

このあたりを聞きたかったので、ベテランさんだったのはめっちゃラッキーだった。
正直、どの園が人気だったとかは聞くつもりもなく、ほんとうに悩みを抱えるうえで、実は内部資料も開示できるものあるんじゃない?とか、そういうのを聞きたかったんです。
あとは、みなさんどういった悩みを抱えてるのかとか、どういう質問が多かったか、とか、運営側のお話をつらつら聞いていたんです。

そこで、職員の方が

「で、結論何が知りたいんですか?」



バサッと核心ついてきました。


さすがでした←


レベル2:正体をばらし、上層部と接近

ということで、

実は私、保活相談支援員というものをしておりまして、市と協力してできたらいいなと思っています、というお話をし、上司の方と接近することができました!(この時12時。ゴメンね。)

この時でさえも、状況説明に時間を要していて、立ち向かっていったものの
「あーーーめんどくさい事態にさせてしまった・・スミマセン」
という気持ちでいっぱいになりました。
でも、立ち向かわないと前には進めないので、良かったと思うことにしています。


レベル3:実際のやりとりで出た答え

実際やり取りさせてもらって、出た答えは以下の通りです。

  • 予算がないから委託はできない

  • 市の主催の保活相談会もやる予定はない

  • 園の倍率は出すことができない(各園への配慮)

  • 聞かれたら、待ち人数は答えられる

ひとつずつ、解説していきます。

予算がないから委託はできない

市によっては「保育コンシェルジュ」として、保活のアドバイスをされている方を常設しているところもあります。
現状、市としては予算がないので、そういった委託はできません、とのこと。

まあ、突然押しかけたんでそうですよね。できるわけはないなと思っていたのでここは想定内でした。

ただ、
「たくさん困っている人と私は話をしてきました。今後、市としてそういった立場の方を採用したり設置する予定はないんですか?もちろんそれは私でなくてもかまいません」
とお伝えさせて貰ったんですが・・

そういったビジョンはないと、はーーーっきりお答えいただきました。


・・・まあ、いきなりそこまで頭回らないですよね。
想定内想定内。

では、次行ってみましょう!


市の主催の保活相談会もやる予定はない

次にお願いしたこととしては、保活相談会の開催です。

これは、私関係なく、市として保活相談会をやってほしいとお願いしました。
なんでって?


他市でやっていたからですよ。


平日に日程を段取りして、市が役所で行う保活相談会。
一斉入所と途中申込みの違いとか、かんたんなスケジュールだったり、何が必要かっていう部分。正直私は役所のことはわからない。必要な書類に関しては役所の方はプロです。
だから、そういった説明会を求めている方が多くいらっしゃいます、とは伝えたものの

市で行う予定は一切ありません



・・・・・さよか。

なんだろう、これだけ困っている人がいるのに、市としては結局動いてくれないんだ・・・
まあでも、いきなり私が言い出したことだから、それは仕方ないか。と納得はできたんですが、、、。んんんんんんん。

園の倍率は出すことができない(各園への配慮)

次にお願いしたのは、昨年度の各園の倍率や、最低点数(実績)の公表をしてほしいということです。

・・・が、
もちろんこれも検討なし。

こちらも、お願いした理由はもちろん

他市で今年から導入していたからです。

隣町ですよ?
そこは、今まで空き状況さえ公開していなかった自治体だったのですが、来年度分より、空き状況と前年度の倍率・最低点数が公開されていました。

その情報を知る人はまだ少なかったのですが、保活をする人にとったら大きな判断材料になりますよね。

ただ、これは各園への配慮ということで、納得はできました。
人気園と競争率の低い園・・そこで亀裂が走る可能性もなくはないですよね。

そういったところで、配慮の部分が大きく、お話いただきました。

聞かれたら、待ち人数は答えられる

最終的に何ができるんだろうと考えたとき、
「各園の待ち人数はお伝えできます。」とのこと。
これは、保護者の方々にも聞かれたらお伝えしている情報だそうです。

ただ、定期的に役所から私にメールを送るというのはできなくて(それはそう)、私が足を運ぶのが重要になりそう。

そこで、
「私の相談会の時に、待ち人数聞かれたらお伝えしても良いですか?」
と聞いてみたんです。

その答え、渋られました


情報の部分なのでアウトなのかと思いきや、それもあるはあるけど、なんと私への配慮でした。

「あーちゃんさんは待ち人数●人って言ってましたけど」というところから、園や役所とのトラブルに発生しないかという点だそうです。
なので、そういったところも避けていくために、できれば役所で伝えたいとのことでした。

・・冷静に考えればそうですよね。結局ただの情報屋さんなんですし。

結論、爪痕は残せた

そういった経緯があり、役所との提携はできず、撃沈して帰りました。

さらに、公的機関でないとチラシも貼れないし宣伝もできない。私の広告を掲示することも配布していただくこともできませんでした。(受け取ってはくれた)

といった感じで惨敗したようには見えますが、自分の存在を伝えることができたのかな、とは思います。

今まで市には内緒でコソコソ活動していたので、これからは一応「市は知っている存在」として活動していけるのかなと思っています。

今後の活動もいろいろと考えていかなきゃ、と思いながら、
「実際どうする?」と考えている最中。

とにかく今は知名度あげて活動拠点広げていくことが一番かな。




とにかく、知名度あげて頑張っていきます!!

また新しい動きがあったらお伝えしていきますね◎

本業も忙しいし、頑張っていきます◎


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