変人のまち丹波市である
いやー、ひさびさに変人の多い街だなと思った。
今日は奈良県でとてもお世話になっている木材を扱う会社の社長さんが丹波に遊びに来てくれていた。丹波を一緒に巡りたいと言ってくれたからだ。
朝から月の第一土曜日に開催されているフルイチバマルシェで朝ごはんをいただくことにして、今日は最近なんとゲストハウスを始めたオセヨさんがPRを兼ねて朝ごはんのピビンバをいただく。
そもそもフルイチバマルシェという取り組みもまた、小さな取り組みとして山カフェさんが美味しい朝ごはんを食べる土曜日を毎月一度つくるために、イベントとして継続的に開催をしているものだ。これがそもそも素敵。
そしてそこでたまたま出していた韓国料理のお店「オセヨ」さんも、最近になってゲストハウスをやるようになったということで、韓国料理屋さんだと思っていたらそんな新しい取り組みも始めていた。ぜんぜん知らなかった。
(ほんとさいきん全然丹波市にいないから!)
お昼は丹波市にきた人にはお馴染みじゃないかと思うほど、常に連れて行くことになっている「そばの日木琴」の佐藤さんのところでお蕎麦を頂いた。
なんというか76歳の溢れるバイタリティ。そもそも定年後からいきなりそば打ちを始めて、毎日違う打ち方や出汁を研究し、4年で丹波地域の食べログで1位を取るという信じられない功績から、外席をつくったり、自動散水装置をつくって気化熱で冷却する仕組みをつくったり、ユンボでお庭を掘り起こしてキラキラと癒しの音色を奏でる水が流れる庭の池を自分で作るなど、わけのわからない実現力で驚くようなことをやってのける後期高齢者。
このおじいさんの存在を知っていることは、自分をあえてわざわざ謙虚にさせる必要がないという点において、素晴らしい出会いだったと思える。
そして夜である。今日は丹波市の廃校活用を考え、実際にそこに文化的に優れたものを遺していく、また創造していくための拠点づくり、についてみんなで関わることができることが決まったことによる交流会。
そもそもこの場をつくることになった、ぶっきらぼうで優しいおじさんと、まちづくりに目覚めて無邪気に楽しむおじさんが手を組み、純粋さと老獪さを備えた大御所を仲間に迎えて、最強のおじさん’sが組成されて始まりつつあるこのプロジェクトに、なんかよく見たことがある、そしてわりと僕は大好きな人たちがめっちゃ巻き込まれている。
ぼくはこの丹波市に、大好きな変人たちがこんなにいたよな、と思えた。
自慢の変人たち。おじさんたち、おばさんたち、にいちゃんねえちゃんたち、マジで最高に可能性に溢れた仲間たちだなと思う。
この人たちと全力を尽くして、まずは廃校になった小学校という舞台で、この街を老若男女が巻き込まれて面白いことになっていく。いいじゃないか。
なんか定期的に丹波市でこういうことが起こるのだ。なんて面白い街なんだろうと心から喜んでいる。自分だけのテーマは面白くていいが、自分がまたその一員となるような、すこし巻き込む人たちの数の多いテーマもまた心がわくわくするものだ。
時間がなくて夜に集まった変人たちを紹介できないのが残念で仕方ない。
やっぱ丹波は最高やな〜と思う。