独学 × DAOについて考えてみた
分散型自律組織DAOとは?
先日web3コミュニティDAOの企業を知り、すごく面白いなと思いました。
せっかくなので、自分がワクワクしたと思う箇所はどこなのか?整理してみることにしました。
まずはDAOの定義から
イメージを挙げるなら、支配関係が確立しているピラミッド型というよりは分散した大きな輪のコミュニティというイメージを抱きます。
DAOの意義
大きくメリットは3つ
・管理者が存在しないため、民主的な運営 自動取引
・とにかく色々な情報を記録する透明性
・情報の改ざんができない堅牢性
デメリットは
・意思決定に時間がかかる場合もある
・法整備が整っていない
などが挙げられます。
また、ぱっと見コミュニティとして増えすぎてわからなくなりそうでもあります。
DAOが使われる分野
最近では
・金融
・NFT
・ファンコミュニティ 推し活
・クリエイターエコノミー
・ゲーム
などで使われ始めているでしょうか。
まだ時代的には具体的に使われている箇所はわかりにくいイメージがあります。
推し活とDAO
今は推し活や、アニメ、ゲームなどでDAOが流行りそうな産業ではないでしょうか。
個人的な推し活事情としては、好きなアニメや映画、好きな芸人や好きなサッカーチームはあるものの、あまり推し活に没頭して毎回ライブに行ったり推し活フレンドがいるほどではなくSNSや動画サービスで情報として追っているファンくらいというのが現状です。
仮想通貨やweb3やNFT関連は2020くらいにBinanceやMetaMaskでウォレットを作ったり怪しい海外のDefiのサイトで買ってみたりしていましたが、ゲームやNFTはあまりやらないため、そこまでのめり込まず現在に至ります。
自分の推したものの過去を振り返ってみましたが、際立ったものは特にないいなと思っていたところ、ふと、自分はクリエイターとしてソフトウェアのファンなのかもしれないと思いました。
いつもいい作品を観ると、自分でも作ってみたい!という欲が出てきます。
独学とDAO
クリエイターとして特に3DCG制作ソフトののblenderというソフトが大好きで情報を追っていました。
大規模アップデートでこんな新機能が出るという時はめちゃ嬉しかったのを覚えています。
そして当時はblenderというソフトは亜流のソフトという立ち位置でソフトウェアとしてプロユースではなくまだまだ個人向けだよねという風潮がありました。
ソフト自体が好きだったのですが、専門学校もなく、プロの会社は基本的にmayaという別のソフトを使っているのでblenderを学んでも仕事にも就けないだろうなという状況で海外のyoutubeチュートリアルなどを見ながらひとり独学していました。(現在も独学中です)
DAOを調べていたとき、この独学していた時にDAOコミュニティがあったら楽しいだろうな、そして何が仲間が出来たり共創が出来たかもしれないとふと思いました。
また作った物や参加したプロジェクトを記録することで、それが信頼性につながっていき仕事になるかもしれないとも思いました。
独学の辛いところである以下の課題をDAOは解決するのかもしれません。
・ソフトや技術が新しすぎて専門学校がない(ピラミッド型の教育組織で学習の信頼性を担保できない)
→DAOコミュニティならクリエイターの学習の記録を担保、FBを受けられる
・ソフトを採用している会社もない(評価者も少ない)
→クリエイターがやったことがDAOで記録、評価され、仕事につながる
・独学の仲間がいない
→学習コミュニティ、仲間ができる
学校という組織は、信頼を担保する人が居ないから実力を保証する権威として存在しているという側面もあり、それをDAOは解決するのではないかと思うのです。
そこを考えていくと、人生のターニングポイントで自分はなんでも独学でやってきたなと感じました。
・塾に行かず、受験勉強を独学
・大学は四年制大学だったがデザイン系の就職に興味が出て、グラフィックデザイン、コーディング等を独学
・事業会社でfigma、マテリアルガイドラインなどUIデザインを独学
・映像表現や3DCGに興味が出たものの働きながら独学し映像を仕事、複業等で制作
etc…
独学を選んだ理由は理由は経済的理由が大きいです。
履歴書には見えないですが、お金、社会的権威(学歴など)の要素をとにかく独学で補って来たと思います。
常に塾に行っている人には敵わないかもしれない、専門学校に行っている人には敵わないかもしれないと思いながら、自分を奮起させながら独学して来ました。
自分が考えるDAOの理想
コミュニティというものを紐解いていくといくつかのジャンルに分かれると思います。
そして最も強いコミュニティとなるのが
・経済的コミュニティ(金融など)
・宗教的コミュニティ(コンテンツ、アイドル等の推し活など)
なんだろうと思います。
自分が考える、DAOの未来は
というものかもしれません。
学習的コミュニティとでもいうべきなのでしょうか。
DAOの特性である
"記録する"、"透明性がある"、"お互いに担保する"
などの特性は学習コミュニティにとても適しているのではないかと思いました。
自分にとって DAO = 道 なのかもしれない
最後に。。。
偶然ですが、中国語で道はdao(或いはtao)と読みます。
面白いですね。
日本にも伝統的文化のジャンルとして道があります。
剣道、茶道、書道、武士道
道は生き方や、芸能や学問を極めるスキルアップとしての道という意味合いが含まれていると思います。
この極める道としてのDAOという表現が凄くしっくり来ました。
またそれは極める道でもあり、その時代を生き延びるための術でもあるんだと思います。
自分がやっていたのはblender道であるかもしれませんし、これから時代スピード感を持って変わり新たな道が生まれていきます。
それこそ専門学校が追いつけないレベルで進化していくと思います。
一つ一つの道にオンライン上にDAOコミュニティが存在するという社会はとても東洋的で面白いなと思いました。
おわり