イボ族の持続可能なコミュニティが面白かった
突然ですが、ミニマリストのいいところはモノを手放すことで、見えない構造が見えてくることです
大学で元々文化人類学の学科にいたこともあり、構造主義のレヴィーストロースなど色んな"構造"に興味を持ってはいましたが、モノを減らすことでよりその傾向は強まったと思います。
難しい話ではなく、簡単に言えば"カフェインを飲むと夜眠れなくなる"などのような些細なことです
大きいことだと、世界の上位何人が何十%の資産を持っていて日銭で暮らす人との間にとんでもない経済格差があったり、最近の都議選の選挙投票率低いな〜なんでかな〜など、、、
政治家がなかなか引退せず新陳代謝が為されないのも、気持ちの問題だけでなくシステムの問題が多いにありそうな気がします
資本主義や民主主義がどうやら機能しなくなっていっている、持続が難しそうということを薄らうすら感じつつ、そんなときにみた記事が以下の記事です
ステークホルダー資本主義の実践法をイボ族の徒弟制度に学ぶ
引用:Harvard Business Review
イボ族の「イボ徒弟制度」IAS
資本主義の次の思想を"ステークホルダー資本主義"というらしいです
それは企業は株主の利益だけでなく、コミュニティ、労働者、消費者、環境の利益も高めるという思想で、ここで登場するイボ族は「イボ徒弟制度」(IAS)としてステークホルダー資本主義を実践しています。
今の資本主義に欠けていることである"機会の平等"を出来るだけなくすということですね
それは以下によってなされるそうです
・成功した企業は他の企業を応援する 恩送りの概念
・成功の定義は市場での絶対的な優位性ではなく、他者の繁栄のためにどれだけ支援を提供したかで測られる
・学校ではなく徒弟モデルによってビジネス教育が行われるジェダイスタイル
・生まれた子どもたちがコミュニティに所属すると考えるヒッピースタイル
記事で述べられているデメリットもありますが、なんだかノブレスオブリージュのような精神性が高さが当たり前になっている感じがします。
考えたこと
・ヤンキーとかいるんじゃないか?
→いてもヤンキーはだいたい稼ぐことに向かうので、学校教育ではなく、ビジネス教育ならうまく吸収されるのでは
・ヒッピーとか怪しい宗教などコミュニティにカリスマや絶対的指導者が出てきて終わるのでは?
→成功の指針が他者の繁栄のためにどれだけ支援を提供したか?なのであまり権威に留まらない しかもビジネスで市場の原理にさらされるため、クローズドなコミュニティになりにくく、実力主義でもあるため権威だけあって実力がないパターンがあまりいない
・教育の機会格差問題、相続問題
→生まれた子どもたちがコミュニティに所属するため、自分の子供贔屓があまりない よって問題も発生しにくい
コミュニティの必須事項はコミュニティの中に仕事がある、だと思うのでうまく出来てますね
その次は新陳代謝ができてる、価値観が共有されてる、その土地にある資源を使い切らない、外部との均衡が取れるなどでしょうか
親の介護問題などはどうなってるのか気になりますね
おわり
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