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R4年度 AC入試 知識情報・図書館学類に合格した回

・はじめに

AC入試で筑波大学 情報学群 知識情報・図書館学類(通称:klis・けーりす)に合格しました、iTAPという者です。

今後同入試を受ける人の参考になればと思い、簡単に合格体験記をまとめておきます。
何を隠そう、根っからの理系なので日本語が読みにくいかもしれません。
ご容赦ください。

最初にお伝えしたいことが、おそらく今あなたが想像してる以上に筑波のACは時間を食うことです。

「2次の勉強と両立して〜」と考えがちで、それはそれで大切な心持ちですが、相当な時間を使わされることを覚悟したほうがいいです。

過去の受験者の内、多くの人が数万字のレポートを書いてます。もはや卒論です。
例外として、一週間で準備して受かった・出してみたら受かったみたいな人もいますが、「高校生っていうレベルじゃねぇぞ!」という経歴や実績をもってる人の可能性が大です。

それでもACに挑戦するという後輩には、11月に合格発表を見て自分の番号を確認し、その足で塾に行って解約手続きをし、お正月を謳歌する未来を想像して奮起してほしいと思います。

そのための参考例として、私のケースを使ってもらえれば。

・スケジュール感

私が本格的に情報収集を始めたのは6月上旬辺りからです。
2週間くらい情報学群の中の3学類で悩み、研究室やカリキュラム、アドミッションポリシーを調べて最終的に知識情報・図書館に決めました。
(決して倍率が低いからという理由ではありません、決して。)

SFCにも出願していたので7・8月の夏休みで必要書類諸々を書き上げました。昼に塾の夏期講習に行き、夜に書類を作成してました。
夏に周りの受験生は結構勉強してくるので、共テ・2次対策も程々にやりましょう。

筑波の自己アピールは様式自由・枚数自由(多い人だと70ページとか)です。分量が全てではありませんが、自分の人生を詰め込んで大学にアピールするのです。当然、負荷は重いです。
私は四六時中書類の内容を考えた末に、軽いアイデンティティークライシスを発症し病みました。

計画的・健康的に作成を進めましょう。

出願は基本的に全てネットで、最後に必要書類をまとめて郵送します。
願書を取り寄せる必要等はないはずです。(募集要項を要確認)

表紙と自己アピールと添付資料は2穴の紐綴じです。綴じ方があるみたいなので、ググって定石通りやりましょう。

無事に出願できたら、共テと2次の勉強をしましょう。これ大事です。
勉強が滞ると、結果発表の時にメンタルが逝きます。
「普通に2次の勉強もしてるし、落ちても公募推薦or一般で頑張ろっと」となれるように、頑張ってください。
(筑波はACの結果を見てからでも公募推薦に出願できます。出願する場合は、事前に学校にその意思を伝えて推薦書と調査書を取り寄せておきましょう。)

出願から1カ月くらいで1次の書類選考の結果が出ると思います。
無事に通過された方は面接の準備を、残念だった方も諸条件を満たせば公募推薦にも出せるので、次以降の対策をしましょう。また12月くらいに東工大のAOもあるので、検討の価値があるかもしれません。
(筑波AC落ち東工大AO合格な先輩もいるので、諦めずに)

面接は大体1次合格発表から2週間後が相場のようです。
場所と時間を指定されるはずなので、余裕を持っていきましょう。

面接からさらに2週間ほどたつと、いよいよ最終合格発表です。
私は学校の授業中に合格発表だったので、情報科学類のACに出願してる友達と一緒に見ました。
2人とも受かったので平和ですね。もし片方落ちてたら......あっ...。

・自己推薦書(志望理由書)

『どんな課題を見つけたか・どう感じたか・解決のため何をしたか・どう発展させたいか』をしっかり書き、大学での学びと志望理由に結びつける方向で書きました。
筑波大学のアドミッションセンターのホームページで過去の合格者のレポートが載ってるので、参考になると思います。
(ACレポート集:https://ac.tsukuba.ac.jp/examination/report

また、周囲の人にもどんどん見せましょう。案外主観だと気づけないことも多いです。
言い回し等の日本語的な部分は現国の先生、用語等の内容的な部分はその教科の先生と、複数人に見てもらうのが良いと思います。
私も夏休みに学校に行き、活動でお世話になってた教員にアポを取って添削させて...添削していただいてました。

800字の志望理由書は(誰も見てない説が濃厚ですが)、自己アピールの内、志望理由についての部分を抜粋し、表現を見直した程度で提出しました。

・面接

面接も書類同様、なるべく多くの人と練習しておきましょう。
詳しい内容は公開しては駄目なことになっているので手短に、、、

圧迫めで練習した方がいいです(但し学類によって大きく変わる)

私は面接後、秋葉原まで帰ってきて、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの前のベンチで放心状態になってました。
他のAC受験者(後の同期)も面接後に、学内を徘徊したり、筑波山まで行ったり(本当に謎)、つくば駅で放心状態になっていたりしてます。

30分と少し長めですが、正念場です。控室の感染対策用アクリルパネルを倒して大学の方と一緒に直した受験者も合格してます。緊張しすぎず、頑張ってください。

・まとめ

自分の経験・経歴・考察で合格が狙える入試方式です。

「早く終わるから」「楽そうだから」等の動機で出願すると痛い目をみますが、「古典死んでるけど情報なら人生を捧げられる」「物理しか眼中にない、教授だろうと議論してやる」の様な、本来ならバランス型が有利な国公立入試では不利なアンバランス人間でも、マッチすれば合格が十分狙えると思います。

気になることがありましたら、itapmovie@gmail.comまで質問していだければ答えます。

長々とありがとうございました。

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