リヨンのベルナシオンはチョコレート界の大統領やーという話
Vol.038
美味しいものを食べると、なぜ人は彦摩呂になるのか不思議になる。
ここベルナシオンまで来たのだから、もう少しエレガントな表現もあったであろう。
ということでリヨンまで来たからには、お腹いっぱい食べて帰りたいという欲望に逆らうわけにはいかない。
さんざんブションで食べたに関わらず、バスの搭乗時間までも時間がないに関わらず、次の目的地へ出向いた。
腹ごしらえにポールボキューズ市場を物色
とにかくまずブションで食べたものを少しでも消化させて、他の食べたいものを食べようとした。
なので旧市街のブションから徒歩30分くらいかけて、ポールボキューズ市場へ向かった。
道すがら美味しそうなお店がたくさんあったが、今回は3つに絞ってリヨン散策。
その一つでもあるボキューズ市場。
ポールボキューズはフランス料理人の著名人。
学校もさることながら、師匠師範の域。
日本で言うなれば服部先生になるのか?
いやはやそれは流石に過言か。
市場とはいっても、ちょっと日本のデパ地下みたいな雰囲気のボキューズ市場。
ショップあり、イートインコーナーありというようなもの。
真新しい物というよりも、このブランド知ってる! っていうようなグルメなブランドが取り揃う市場。
ランチタイムを終え、ディナータイム前という時間に行ったので空いていた。
やはりお肉の加工牛コーナーやチーズコーナーが人気。
イートインではいつでも食べたいシーフードコーナーが人気で、こんな時間だが生牡蠣などを楽しむプラトーがよく売られていた。
そんな物色をあとに、さらに歩くこと30分で今回のメインの目的地へ。
チョコレートの殿堂 ベルナシオンで大統領をいただく。
今回のリヨン日帰りの目的は、このベルナシオンだ。
チョコレート業界ではその名を轟かせ、リヨン発というのがまたたまらなくいい。
日本でもサロンドショコラで注目されるチョコレートのトップブランドだ。
そのベルナシオンのお店でしかいただけないプレジドン(大統領)をいただく。
大統領の基本サイズはファミリータイプの大きさ。
なのでサロンドテでフレッシュな大統領をいただく場合は、モノポーションの副大統領になる。
この大統領というネーミングもまた楽しい。
チョコレートの大統領を頂き感無量
美しいチュイールのようなチョコレートを先にいただくも、その口どけが素晴らしい。さすがビーントゥバーを早くから仕掛けていただけあって、チョコレートのクオリティが違う。
もったいないと思うくらいにマッハで口の中でとろけていく。
ブションでたらふく食べてお腹いっぱいだった娘たちもこれには飛びついた。
メインの部分はガナッシュにチョコレートムース。
アクセントにオレンジのコンフィチュール。
実に美味しい。
まさにチョコレート界の大統領!
こういう大統領選だったら、是非とも清き一票を捧げたいと思った。
やっぱりリヨンに来たからには、思う存分食べないと後ろ髪引かれる思いになる。
そしてバスに乗り込み、グルノーブルへ到着するも21時。
帰宅後、誰も夕食を求めなかったのはいうまでもない。
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