30秒ドローイングを1年間続けた話
見出しの通り、ただのインターネット趣味お絵かきマンが30(45・60)秒ドローイングを1年間続けてみただけの記録です。
30秒ドローイングはやってる意味がよく分からんとか、特に成長を感じなかったみたいなのをよく見かけたけど、個人的にはかなり掴めたものがあったので備忘録的に記してみました。
ちなみにあまり文を整えず気分+いろいろ雰囲気で素人が物を語るので「へ〜」「適当ほざきやがって〜」くらいの気持ちで見てください。
硬い文章って読みづらいんすよね…。
キツめというかちょっと厳しめな言い方のところもあるかもしれないです。自分に向けています。
文章自体も見ての通り口が悪いオタクのノリです。
人によっては気持ち悪いなって思うような言葉遣いや内容もあるかもしれません。
使ったサイトはポーズマニアックス様。
有名ですね。ポーマニさんって呼んでます。
また、アナログ画像のスキャンには
CamScannerというアプリを使っています。
写真撮るのが下手でナナメになっても真っ直ぐに補正してくれるのですごい。
1 前書き
とりあえず色々言葉でグダグダ語ってもあれなので、1年間ちょい続けてどうなったのか見てみると、
↓
1枚目汚すぎて草
とは言えども、この画像をパッと見てどこが変わったか?と詰められると「なんか綺麗になったかもしれん」くらいしか言い辛いですね。
ただ、やってきた過程を見ていくと具体的にどこが良くなっていったか、直していったかみたいなのが割とわかりやすく出てくるので順を追って見ていこうと思います。
ちなみに1枚目の方は多分1体60秒かけて描いてるっぽい。これで!?
途中からかかった時間を書くようになったので2枚目は1体45秒のやつだと分かります。ただ、速く描ければいいってもんでは全くないです。
30秒ドローイングはタイムリミットまで時間をめいっぱい使ってどれだけ正確に描けるかの勝負なので…。
いや戦いじゃないけど…。
ちなみにイラストで言うなら、特にポーズモデルとか見なくてもこれ(↓)くらいなら迷わずさらっと描けるようにはなりました。
関節とか足先や筋肉の詳細とかは未だ迷子になりがちですが…。
この練習をする以前は
・人体のことほぼ分からん、服で誤魔化しとこ
・つまり裸なんて描いたら終わり
・正面がギリちゃんと描ける
(角度を変えるとデッサン崩れがはっきりと分かる)
・分からんから3Dモデルなぞっとこう
(悪いことではない)
って感じだったので、これくらい描ければ十分!の方はポーマニさんにお世話になればおそらく描けるようになると思います。
ちなみに顔とかもめちゃくちゃバランス崩れるタイプなので特段人体だけ描けなかったってわけでもなかったです。顔に限ってはド正面の方が圧倒的に苦手だったし。何なら描けてたんだ。
色々予防線を張っているのは全ての人のスタート地点が違う、後述するある能力の初期値、経験値がそれぞれ異なるからです。
2 やり方とかあれこれ
現在、私は毎日30秒と45秒のものを1セット(10体)ずつ行っています。大体1日15分程度です。
ポーマニさんのサイトを触っていただければわかりやすいですが、指定の時間ごとにポージングが変わる3Dモデルをスピードドローイングする練習法です。
平日はほぼ毎日やってますが休日は割かしサボってるので実際には1年ではなさそう。320日くらいかな?
見出し詐欺しない方がいいと思う。
私が30秒ドローイングをするときに使っているのは
・iPadPro(ポーマニを見るため)
→できる限りデカい画面が見やすくていいと思いますがスマホでも全然OKです。たまに3Dモデルのサイズが暴発するので調節しやすいハードだといいですね。普段はこれで絵を描いてます。クリスタです。ボーナスで買ったぜ!
ケースが自立するので私は必要ないですが画面をまっすぐ立てないとモデルの正確な形が見られないため、何かスマホやタブレットを支えるものがあるといいかもしれません。
・コピー用紙
→裏表使ってます。D2で買った何の変哲もない安いやつです。個人的にはペン先が引っかかりにくいタイプが好きです。
・シャーペン
→使いやすいもので大丈夫です。鉛筆でもペンでもなんでも。私は無印の200円くらいのやつを使ってます。芯はBですがぶっちゃけどうでもいいです。
つまり、これ(↑)とそこそこ広い机さえあればどこでも気軽にすぐに出来ます。
iPadを描くために使ってる方もいると思います。それもいいと思います。私はツルツルしすぎちゃってダメでした。ペーパーライクフィルム貼ってるのに。
とにかく自分がとっつきやすくやりやすい方法を見つけられたら最高です。
形から入って結局使わなくなるのが1番しょんぼりしますし。高いもんなんて最初から買わない方がいいですよ。(3敗)
ちなみに消しゴムは使いません。大幅なタイムロスになりますし自分の間違ってるところはそのまま受け止めた方がいいからです。
これに関しては後々同じようなことを何度も言及するかと思います。
話を戻します。
私は特に理由なく目的もなく継続するみたいなのはあんまり得意じゃないタイプなんですが、日課に組み込んで目標に向けてコツコツやっていくのは嫌いじゃないのでポーマニは全然苦ではないです。
毎日練習してるぞ!みたいなちいさな充足感も得られるので精神的にはむしろ良いかもしれません。
ただ後述する成長が感じられないゾーンに入ると気持ちが虚無になります。
あと、30秒ドローイングをやる上でめちゃくちゃ大事なポイントがあって、それはポーマニさんのサイトにしっかり書かれています。
↓↓↓
先程のリンク先の下部に書かれている使い方とポイントです。
正直なところ、これを守らないでやってもなんも意味ないレベルに大切でした。
細かい所はまた後で記しますが、30秒ドローイングをやる上で私が個人的に意識したポイントは、
迷い線を極力減らす
手癖に頼らない
曲線を意識する
全体のバランスを考える
です。
とくに迷い線と手癖はほんとに絶対やっちゃダメだと思います。
相当キツめに言うなら迷い線と手癖がある限りはどれだけやっても無駄です。何にもならない。
過去の私に伝えてください。
そしてポーマニに限らず、最初は練習を重ねていくうちに上手くなっていってるぞ!とハッキリ実感出来ていたものがだんだん停滞していきます。何やってんだろうなみたいな気持ちになってくるターンです。
でも突然「なんでか分からんけど分かるようになった(?)」みたいなのが来て、描けなかったところがヌルッと描けるようになります。
絵の成長は階段状なんて話をどこかで聞いたことがありますが、ポーマニにおける上達も例外ではありません。
考えながらダメなところを潰すように描いてると突然描けるようになったり、「ここはこういうことだったのかァ〜‼️」みたいなのが起きます。進研ゼミかな?
2ヶ月〜3ヶ月にいっぺんくらいそれが来るんですが、とにかく脳がすごい気持ちいいのでオススメです。
3 何故30秒ドローイングを?
大体の人は「人体を描けるようになりたい‼️😠」だと思います。
例に漏れず私もそうで、2023年1月あたりの私はこんな感じのお絵かきマンでした。
・描くイラストはよく見りゃみんなバストアップ
・いざ全身を描いてみればバキバキに骨折
・関節どこ向いてんねん
・そもそも関節とか知らん
・なんか足が地面についてない(?)
・仰瞰俯瞰とか意味不明
・肩とか膝とか変だけどまあ…ええか!
・顔の輪郭がバグってるけど直しようがない
・耳って何? 形ヤバすぎる
・脚とか背中とか描けねぇ〜w
・筋肉嫌いだから練習しなくていいでしょ(性癖)
・まずどこが分からないのかも分からない
地獄か?
ただ、この状態でもそれなりに描きたいものを描けていた(顔漫画描いたり顔イラスト描いて満足していた)ので人体の練習をしようとは思っていませんでした。2023年2月にとあるキャラクターにどハマりするまで…。
詳細は割愛しますがあるゲームのキャラクターにえげつない勢いでハマり、たくさん二次創作を描きはじめました。
そこでひとつの悩みにぶつかります。
このキャラすごいリアル寄りだし、
抜群にスタイルいいし、
筋肉がちゃんとある。
そう、びっくりするくらい全然上手く描けませんでした。
それまで好きになったキャラはみんな筋肉がそんなになかったり、大体服を着込んでいるので悪くいうなら誤魔化しがききました。それが一切通用しなかった。
そもそも自分の絵が上手いって思ったことはほぼないタイプだったんですが、そういうのではなくマジで「描けない」って事実を叩きつけられた気分でした。
ろくにポーズを取らせることも出来ず、
せっかくのスタイルの良さを
表現することも出来ず、
8割くらい全裸になる服(!?)も露出してる部分が全然描ける気がせず、
いや、そもそもなんで2回服着替えて全部の衣装で腹やら脚周りのラインが見えてんねんって話なんだけど。
とにかく、今の自分の技術じゃこのキャラは描けないんだとハッキリ認識してしまいました。
とくに2023年5月にそのキャラで同人誌を出した時はそれはもう酷く、苦しんで苦しんで「絵が下手すぎる」と本当に涙を流しながら足りない画力を振り絞って描き上げるはめになってました。情緒不安定。
ただの個人の趣味に何をそこまでと言われれば間違いなくそうでしょう。その通りです。
でも自分の絵に全く納得がいかないし、本当に美しい好きなキャラを自分が描いたらよく分からんことになるのは本当に耐えられませんでした。
そんな時、過去に服のシワが描けなさすぎワロタになった際にスーツのおじさんポーズ集をとにかく模写しまくったら多少描けるようになった記憶が蘇り、
じゃあ人体ならどうする
↓
出来れば無料で効率よくやりたい
(浅ましいオタク)
↓
検索
↓
へー、ポーズマニアックスかあ
こうしてポーマニさんを使った地道な練習が始まり、紆余曲折あり、今に至ります。
個人的にはポーズマニアックスさんには課金したいくらいお世話になってます。課金させてください。
…できるんですか?
そして現在、ほんとにやってよかったなと思っています。
もちろん人体がそこそこ描けるようになったのもありますが、それ以上に
・線画・人体作画への忌避感がなくなった
・人体だけではなく全ての絵におけるバランスが矯正された
・(割と漫画を描くタイプなんですが)コマ内の構図のバラエティがめちゃくちゃ増えた
・模写(何かを見てそのまま書くこと)が上手くなった
・筆が速くなった
という特大の副産物(?)が付いてきたのも本当に大きいです。
特に「模写が上手くなった」という所が1番強く、好きな絵を見よう見まねしたり、Xやpixivで流れてくる絵の講座を取り入れることなどは、この見て描く技術がないと意味なかったんだなと今になってまざまざと感じています。どうりで上手くならないワケだ。
そしてその中で思ったのは、いわゆる「すごい勢いで絵が上手くなる人」は見て描く能力が元々高い方が多いんじゃないかというところです。これについてはまた後述します。
4 いざ、ポーズマニアックス
◇ 結局何をどうするのか
それぞれのやり方次第でしょう。
私の場合、これは絵を描く練習ではなく覚え、復習ゲーでした。
どんなやり方でも漫然と行っているだけでは何も変わらないし得るものはないと思います。
なんというか勉強と一緒ですね。なんとなくノートを取って授業や動画を聞き流しても凡人はなにも身になりません。
繰り返し頭に叩き込んで、同じものを何度も見て、手を動かして、この角度は、このポージングはこういうものなんだと納得するまで、無意識に描けるようになるまでやるだけです。近道なんてないです。
もちろん、こんなことしなくても描けるようになる方はいます。前述した「すごい勢いで絵が上手くなる人」方たちです。
多分こういう方にも色んなタイプがいらっしゃって、
・記憶力が抜群にいい方
・一瞬見たものをすぐ覚えられる方
・空間認知能力が優れている方…
色々あります。
短期の記憶力がよければその都度ポーズを調べれば素早く正確に描き写せますし、長期記憶に正しく的確にしまい込む能力が優れていれば記憶の引き出しから構図を引き出せば良いだけです。
空間認知能力が優れていれば頭の中で作り上げた3Dモデルをグルグル回せるのかもしれません。
もちろんそれを手から出力するのはそれ相応の訓練が必要かと思います。ですがきちんと頭で認識できたものはいつかは形になります。
そしてこの”正確に記憶し、正確に形にし、正確に自分の知識に加える力”をまとめて「見て描く能力が高い」と言うのでしょう。
こういう力がしっかり備わっている人が人体模写に限らず、色んな好みのイラストを見て真似して描いて吸収して勢いよく成長していく姿をたくさん見てきました。すごい。
このタイプって絵の練習の近道を通ってるんじゃなくて、その能力故に足がめちゃくちゃ速いから絵の上手さにおける基準点、チェックポイントを踏破・通過していくのがクソ速いんじゃないですかね。
あと、好きな絵を真似して描いてれば自然とどんどん上手くなるよ!と言ってる方は多分こういうポイントが優れてる方だと思います。
いたんですよね。Xに。めちゃくちゃ正確で上手いし絵柄もしっかりあるのに特に練習はしてないですね!好きに描いてます!それで上手くなりましたよ!って言ってた方が。
ならないです。
ならない。
なってたら今こうなってない。
そして、たとえ元々この能力を持っていなくても、過去に基礎練習をきちんと重ねてきた経験値爆高の方も初見でキャラクターやオブジェクトを描くのが死ぬほど上手く、「ああ、絵が上手い人だ」と一瞬で感じさせてきます。アニメーターさんの線が美しく感じるのもそれのひとつだと思います。
イラストランニングにおいてはどっちかって言うとマラソンが得意みたいな。何だこの例え。
しかし私はそんな練習をしてきませんでしたし、ポーズをそんな簡単に覚えられない。覚えたところでその構図を3Dモデルになんて脳内変換なんできない。出力もド下手くそ。
そう、残念ながら私には何一つなかった。
当たり前です。何もしてきてないですから。
強いて言うならそれなりに容量がある長期記憶のゾーンに根気よく練習を続けて知識をぶち込めればなかなか忘れなくなる程度。
短期記憶はマジで終わってます。
マリオパーティ3の「きちんとおかたづけ」もまともに覚えられた試しがありません。
(手元に実機がなかったのでネットで探したらプレイ動画が出てきたんですが、迫真の「写真を撮れ」で笑ってしまった。それでええんか!?)
仕事だって言われたことはすべてメモとTo Doリストに書き連ねています。忘れるので。
空間認知能力もお察しです。免許センターの適正検査でおまえ運転向いてないよって言われました。
うるさい(普通免許取得ペーパードライバー)。
ですから、凡人は凡人のやり方で彼彼女らに詰め寄るしかありません。いや、凡人未満かもしれないですね。もしかしたら。
だから毎日真似して描き続け、どこがダメだったか、どこの人体の関節の接続が気になったかを考えつつ、脳内に発生するらしい3Dモデルには期待せず色々な角度や筋肉の形をすべて頭に叩き込むことで少しずつ人体のバランスを理解していきました。
こう書くとちょっとカッコイイ気がしてきましたが、やってることはマジで地味です。
たとえば、
さあ描いてみました。がんばったね、終わり、では何も変わらないでしょう。
これのどこが間違っている・おかしいのかを考えてみようと思います。
分からない場合は3Dモデルを横に並べたり、透かして見てみるのもいいかもしれません。
その場合のやり方は後々書きます。
今はパッと見で今の自分が簡単に添削してみます。
軽く見ただけでも、
・腰が平坦すぎる(3段階くらい抑揚があるはず)
・股関節の接続が不安定
・それぞれのパーツの形が上手く取れていない
・腕や手脚の筋肉が全くない
と言ったように問題点を挙げられます。
また、人体の方ではなく絵の技術的な点としては、
・線画の曲線がなく直線的
・線の1本1本が離れている
(迷い線と同じように脳内補正で誤魔化そうとしている)
・頭の円がゆがんでいる
・手癖で描いている部分があるため頭身がおかしい(胴体や足が長すぎる)
など他にも色々ありますが、現在の視点で目に付いたのはこんなところでしょうか。
自分の目だとなかなか気づけないポイントも多くあると思うので、絵描き友達や上手い方に忌憚のないアドバイスを乞うのもいいかもしれません。
私は絵描き友達がいないので無理でしたが………。
ちなみに胸→腰はもっと細かく描くなら4段階、5段階…になるんですが、それやってると30秒だと足りないんで省略しています。
ある程度形が取れるようになれば、細かいところの知識の付け足しはわりと容易になってくるためです。
ちなみに、このダメなところに気付く能力も最初はマジでないです。
今こそこの6月の絵にそれなりにツッコミを入れられていますが、当時はこれでも「めちゃくちゃ上手くいった!」と思ってました。
そして来年の今頃これを見て「え?ここもダメだと思うけど…」と感じられることが成長なのかもしれないですね。
そして、その点を踏まえて修正と練習を重ねた最近のものを見ると、
ある程度はその欠点が埋められつつあることがわかる(といいなあ)と思います。
まだやっぱりバランスは悪いですが、頭身や曲線あたりが良くなりつつあるのはかなり分かりやすいんじゃないでしょうか。
つまり、言ってみれば自分の絵の間違い探しをして修正していく作業です。
自分の描き方、絵柄を潰していく行為と捉えることも出来るかもしれません。
でもそもそも、絵の基礎練習をする時すらも守らなければいけない、バランスが悪く正確ではない「絵柄」とはなんでしょうか。
もちろん正しいことが全てではありません。
しかし、技術が足らずに人とは違う描き方をしていることを「絵柄」や「個性」と言い換えて頑なにやり方を変えずにいるのに、口では「上手くなりたい」と叫ぶのは私としてはちょっと違うのかなと思います。楽しんで描く分にいいんでしょうけど。
基礎ができてこその応用であるように、型が分からないのに型を破ることは出来ないように、まずはきちんとした形を知ることが大切なのかなと30秒ドローイングをしながら思いました。
というか、そもそもこの1年間で私の絵柄は全然消えませんでしたし。ついでにバランスの崩れている手癖も今もなお消えません。
いつもものすごい斜めに歪むんだけど何!?
◇ 何に気をつけた?
大まかに形を取りつつも少しづつ細部に気を配れるようにしていく…こと……?
急に不安にならないで欲しい。
細部というのは、
など、いろいろあります。
でもこれは余裕が出てきたら気にすることなので、全体の形が取れねえ〜って時は無視していいと思います。ポーマニ公式さんもそう言ってるので。
言ってたかな。
てことで、細部を意識しはじめた辺りの自分のドローイングを見返してみようと思います。
細かいところをまとめて練習したい場合は時間を長めに取るのもいいかもしれません。
ただ、とにかく最初のうちは大まかな形をきちんと素早く1本の線で取れるようになることを目標にした方がいい気がします。それが出来ないと練習効率が大幅に下がりかねないためです。
迷い線がダメだといったのはここのポイントで、迷い線だらけで書くと一見(自分の目では)良さげなものが表面上では出来上がりますが、実際は間違った線を重ねてなんとなく正しく描けた気分になっているだけに過ぎないからです。
間違った線を何度も描いて、たまたま正解の場所に大量の線が重なっただけの練習を繰り返して、正しい線が描けるようになるだろうか。
趣味の絵が迷い線だらけなのは一向に構わないと思うんですけど、練習してるのにそれをやっちゃただの時間の無駄になってしまいます。
くらい自分に厳しく思っちゃったほうが迷い線が出た時にむしろ嬉しくなるので、私はそう思ってました。今も思っています。
ポジティブに捉えるのならば、どうしても迷い線が出る場所は分からないところが可視化されているとも言えそうです。ただ、全体が迷い線だらけだとそれも分からなくなってしまうので頑張って極力抑えたいところです。
私の今のメインは45秒ドローイングです。先述した通り30秒もやっています。
45秒では全体の形を25〜35秒くらいできっちり見ながら描いたあと、残りの10数秒で手足や耳など細かい部分を加えるといった形を取ってます。
30秒ドローイングを同時並行しているのはこの前半の過程の精度を上げるためなので、人によっては45秒と60秒、15秒と30秒とかでもいい感じかもしれないです。そもそもこのやり方にこだわる必要もないです。
前半が疎かになったら1番元も子もないので手や足先が描ききれなかったりするときもあります。
間に合わなかったなあと思いますが、次同じ構図が来た時に全部描ききれるようになればいいんです。むしろダメなところがわかってオトクですね。
あと、上で記載した通り私の空間認知能力が死んでいることはよく分かっていたため、ポーマニさんが出題してくる3Dモデルたちは一旦2次元、X軸Y軸のみで理解しようとしています。
奥行は捨てると言ったら良いでしょうか。
全てを平面で記憶・理解していき最終的にそれを組み合わせれば立体として認識することが出来る、みたいな感じなんですが自分で言っててもよくわかんないので図解しようと思います。
◇ 実際に見てみる
30秒ドローイングをスタートし、こういうポーズが出てきたとき、
レイヤーを分けて書くのを忘れてて見にくくなってしまいました。すいません。
点線はモデルのパーツの頂点のそれぞれの位置関係を示しています。
・頭と右肘の高さはだいたい同じ
・右脚の膝は左太ももの大体半分の位置
・右足は左脚の膝の裏の位置
いろいろありますがこんな感じに考えています。
感覚で描ける方はこんなことしなくてもいいと思うんですが、私はこれをやらないとほんとにズレまくるので必ず考えるようにしています。
ガチで歪みます、全てが。
さっきのX軸Y軸とかいうのはこれのことです。点X・Yの位置でパーツを配置していると考えるなら…みたいな…。
ここにZ軸を入れてやるのは私は無理だったんですが、可能な方はやってみたらめちゃくちゃいいかもしれません。ガチで分かりません。私には出来ないから…(泣)
この工程は人体を描けるようにする、というよりはモノを正確に描き写せるようにするための脳内処理の訓練に近いかもしれません。
私の場合、このやり方に変えてすぐの頃は全く頭が追いつかなかったんですが、繰り返していくうちに他のものを描くときも同じ処理が脳内でパッシブでかかるようになりました。
どんなものを描く時も初手の歪みがかなり減りました。真似して描く練習もすごくサクサクになります(当社比)。
パーツがそれぞれどんな角度なのかとかも割と考えて描こうとはしていますが、これがマジで難しくて大体うまく行きません。
そして配置を把握したあとは、
とにかく、それぞれのパーツの形を頭に叩き込みながら手を動かします。
位置を座標で考えつつ、パーツの形を記憶出来るようできる限り忠実に真似して描く。
30秒または45秒の中でそれを全て行い、次のポーズへ。
その繰り返しです。
先程の画像の右のカラー線による反省みたいなのは全部終わったあとでOKです。
ポーズマニアックスには履歴を見る機能があるため1セット終了後すぐに復習・答え合わせすることができます。
最近の私はやってる途中に「あっこの線アカン!」って見返す前から気づいて萎えたり、迷い線をワサワサしたりしています。
余談ですが、今回の右はかなり失敗してます。頭はデカいし傾きは足りないし左足は短いしパーツ(特に左手)もかなりズレてしまってるので要復習です。
特に左腕のズレが半端じゃないんですが、これが手癖です。勝手に想像して描いてしまっています。なんなら直してる青のラインの角度もまだズレてます。
それっぽく見えるし別に間違ってはないのでお絵描きしてる時はいいと思いますが、この練習中だけは厳しく取り締まります。
普段はこのような赤ペンは入れてません。描いたものと画面を並べて考えていることを今回は見えるようにした形ですね。
ダメなところをリストアップしてXに呟いたりはしていました。
今のポーズのリンクはこれです。
ちなみに、このポーズやパーツの形をこの1回で覚えられるわけないし、なんなら私の場合同じものを10回書いても覚えられないです。
それに同じものを同じ角度から何度も描いても正直効率悪いです。ゲシュタルト崩壊するし、気も滅入るし。
だから10体をランダムに出してくるシステムを使っています。割と同じポーズが別角度で出てきたり、似たような構図も出てくるのでランダムでもしっかり復習になります。
また、ポーマニさんにはお好みの3Dモデルをぐるぐる回して好きな角度から見られる機能があるので、それを使って描けるようになりたいポーズをあらゆる方向から描きまくるのもひとつの手段だと思います。
私は飽きっぽくて描きたいポーズもなかった、というか全部のポーズがまったく描けなかったのでランダム出題で「全部描けるようになってやる!(強欲)」ってやってます。
とはいえ、
え!?何!?
って突如でてきたよくわからん描けない構図にビビることも結構あります。
これもなんとなく雰囲気は合ってるレベルですが、大まかに形を取れていればまあ及第点です。
むしろ
よくわからん描けない構図
=新たな学びのチャンス
なので、むしろ積極的に出てきて欲しさもあります。
全体を捉えたあとの、パーツを考える時はこんな感じ……
とにかくまず分割したパーツを記憶し、その後それらのあらゆる角度と形のパターンを覚える。ついでに可動域も考えられるともっと良い。
割と理詰めと根性です。
そして、感覚で描けるタイプじゃなかったんだなって今更気づきました。
そもそも感覚で描くってなんなんだろう。なんも分からなくなってきた。
…物を立体的に捉える能力が優れていればもう少し効率よくいけるのかもしれないですが、残念ながらそれは私には不可能なのでとにかく数を描いて雰囲気を掴んでいきました。
そういえば、今まで何体描いてきたんだろう。
(多分)320日×(1日)20体、……
………
疲れてたんで電卓使ったんですが割と楽に暗算できますね。何してんだ。
ただ、面白いことにいろいろな形のパターンを平面で捉えていくうちに、段々と立体的にモノを捉えることが出来るようになります。
経験則みたいなものかもしれません。「あの形があの角度で見たらああいう風になるなら、これもそうだろう」と言ったような。
この感覚が分かってくると段々と別のことにも応用が利くようになってきた感じがしました。
私の場合はポーズ自体を覚えるのではなく、パーツごとに記憶することでいざパースが効いたイラストを描く時の破綻を潰していった、という方が正しいかもしれないですね。
正直なところ、ポーズの知識のバリエーションを増やすためには30秒ドローイングをやって丸暗記するより、必要になる度に毎回ポーズ集やポーマニさんの中のポーズ一覧とかを見て描いた方がいい気がします。(ポーマニをしつこくやってりゃ多少は勝手に覚えますが)
そして、ポーズ集の人体を正確に真似して描くための能力を得られるのがポーズマニアックスによる反復練習なのだと思います。完全な全裸のポーズ集とかなかなかないですし、筋肉の境目とかは分かりづらかったりするので。
何かしらの絵を描く時に、椅子に座った時はこんなんだったよな、腕はこっち向きでいいかも、足はここまで曲がらないのでは?みたいな感じに工夫が効くようになります。
自分をモデルして描く時も「ここどうなってんの?」みたいなのがめちゃくちゃ減ります。知識が増えたのと見て描く能力が上がっているからでしょうか。
鏡を見ながら手とか描くのとかも本当にやりやすくなりました。手の練習はしてないのに。
要は人体や物体を描くときに生じる謎をひたすら解いていっているのかも知れません。
落書きをしている時にわりと思い切ってポーズを付けても「イケるかも!」と思えるようになってきました。まあ全然イケないしサラサラとは描けないんですけど。
30秒ドローイングを始めて半年くらいで雰囲気で描いてたやり方からこっちに切り替えた(おそらくパーツをある程度覚えた)んですが、個人的にはかなりハマった感じがして楽しいです。
あと書き忘れていましたが、私がポーマニさんの3Dモデルをカラフルにしているのは筋肉の形や境目を視認しやすくするためです。
ポーズのリンクが2つくらいないんですが、さっき少し触れた過去のポーズ履歴100みたいな所から見てたら流れてどっか行っちゃって分からなくなりました。
そんな…。
一覧から探すのもめちゃくちゃ大変です。ポーマニさんにはそれほどたくさんのポーズが収録されてるからです。本当に最高です。
リンクを貼ってないことに問題があったら頑張って探すのでお伝えください。
スクショもこれいいのかな…規約的にはギリ…?って感じなので…。
ポーズ一覧はここから見られます。
◇ ポーマニ以外のこと 恥ずかしさについて
あとポーマニの予習・復習として、ほかの現物を通して自分の絵に反映させて描いて自分の力として定着させることも絶対必要です。
私の場合、例の好きなキャラを色んな構図で描きまくってました。楽しい!
ちなみにそのキャラはポーマニの素体よりは痩身なんですが、特に問題はありませんでした。
あと、雑誌のモデルや外に出た時にいる人達がポーマニの素体で言うならどういうポーズをしてるのか、筋肉や関節の向きはどうなってるのか考えるのも割といい練習になるんですが、つまり裸体想像ってこと…? 違うか…?
や、やっぱ何事も予習復習なんですね。学校はいつも大切なことを教えてくれるなあ…。
…冗談はさておき、真面目な話をするとこの辺りの裸を描いてる、見てる、想像している的な恥じらいはやっぱりなかなか捨てられないです。
ポーマニ始めた時皆さん照れませんでした? 照れてない? あ、そう……そうですか…。
やましいことをしてる訳ではほんとにないんですけどね。悪いことしてる気分になる。
いやすまん2次元キャラの方はやましい気持ちが一切ないことはないかも。本当に申し訳ないんだけど。
ポーマニでちょっと際どいポーズが出てきて描いてる時に後ろに人が来ると「おっ…………」ってなったりもします。なんなら最初の頃はそれがお題で出てきただけでちょっと照れてました(照)
人がいないところでやれ、はそれはそうなんだけど人と一緒に住んでたりするとね、なかなか。
元々人に見られながら絵を描くことが恥ずかしくて無理なのもあるとは思います。
いつか見た(おそらく)ブルーピリオドで主人公だったかがヌードモデルにめちゃくちゃテンパってたのを思い出したんですが、そういう感覚を生まれ持ったタイプの人間はやっぱちょっと面食らいますよね。
正直なところ、ここの部分の話は書かなくていい、書かない方がいいかなとも思いました。昨今色々大変ですし。
でもきっかけがきっかけの癖にカッコつけて「私は大真面目な美術目的でしかモデルを見てないし、絵を描いてないが?」なんて嘘は言えないですからね。
詰まるところ、私のような精神性のタイプが上記のような予習復習の方法を取るのであればそういうことをしてると目の前の人間に言うのはやめましょう。頭の中で留めましょう、という話です。ポーマニだけなら全然大丈夫だと思います。
(このノート留められてなくない!?)
いつ何時も高潔でいられたらよかったんでしょうけど、どうしてもそういう考えが浮かんでしまいます。私の場合はポーマニでも若干恥ずかしがってたのがかなりアレですね。困ったな〜。
そうじゃない人ももちろんいるでしょう。でも私はそういうタイプなんです。むしろ認めない方がよろしくない気がします。
しかし、やましい事が頭を過ぎったとしてもあくまで心の中で留めている、これは勉強目的なのだとその度に線を引いているのであれば問題はないかと思います。我が国には内心の自由というものがありますから。
それに、古今東西の美術作品がそういった欲なしで作られてきたとは私には到底思えないので、一切が悪・不要だと断じるのもまた違うのかな、とも思います。
その思いから生まれたこだわり、執着が果てしない探求へと繋がり、美しい作品を生み出したという事実も決して少なくはないはずです。
つまり、節度さえ守れば「そういった視点は美術には全く必要ないものであり、唾棄すべき感覚」と殊更に悪いものとしてあげつらう必要もないのではないでしょうか。
ちなみに私の場合は、今この話をするまで恥ずかしい気持ちが時折発生していたことをすっかり忘れている程度には慣れきっていました。
これはこれで大丈夫なんだろうか?
5 やった方がいい人 しなくていい人
ここまで読んでいただいた通り、私はポーズマニアックスによる練習がかなりバッチリハマったと個人的に思ってるため、やってよかったなあと強く思っています。
ですが、SNS上では「やったけどあんまり上手くなった感じがしない」と仰ってる方がチラホラいまして、その方を見ていて向かない方の特徴も掴むことも曖昧ですが出来ました。
まとめてみると、
ポーマニがガッツリ刺さる可能性が高い人
ポーマニがクリティカルには刺さらない人
私が見た限りですが、既に一定以上描けていて構図やポーズの知識をたくさん増やしたいといった動機の方が「ポーマニあんまりだったな」と仰ってる印象がありました。
私の記憶力でいうなら2、3ヶ月継続して構図を数個なんとなく覚えたくらいなので、数回やったくらいでは引き出しは増えない感じはします。ポーマニさんもコツコツやれって仰ってますからね。
私の記憶力が終わってるからとか言うな。泣くぞ。
あとこれはちょっとアレ(失礼かも)ですが、ドローイング練習中ですら手癖を捨てたくない、迷い線が多い、自己流で描き続いてる方もそんなに恩恵を受けてないかなって感じもしました。 これはもう話したか。
しかしこれまで散々迷い線を叩き(?)ましたが、実際に絵を描く時はそれがありまくろうともきちんと下書き辺りまでで最終的に形が取れれば大丈夫だと思います。(熱い手のひら返し)
迷い線が多いと時間が余計にかかりがちなので、絵を描く時間を減らしたい場合はその限りではないかも。
少し話が逸れますが、インターネットでは下書き・ラフなしで最初っから描けるのがすごい!みたいなのがたまに持て囃されますが、あれはさっき言ったイラストランニングを一旦完全走破した、なんなら何周もしている最強の人がやることであって、ちゃんと練習を重ねてない私タイプの人が「ラフなし、ラフからでも線画ができます!」って真似してもむしろ変な手癖を強化してしまうような気がします。
プロのカンストレベルの応用の技を真似するのは相応の経験値を得てからの方がいいかも…的な……
…これ絵に限った話じゃないな。
相当な個人の感想ですが、絵に関わらず我流にこだわったり自分の実力を過信してる人は大抵…みたいな気持ちもないことはないです。
一定以上描けている、なんてこの項目の最初に書きましたけど、じゃあそれをどう判断するの? できていない人ほど自分が描けてるって思うんじゃないの?って個人的に感じてしまうんですよね。
私が今まで出会った人に限って言えば出来てる人ほど謙虚だった(内心どう思っていたかはさておき)し、私がその下手なのに描けてるって思ってた張本人なので。
出来てない人ほど自分が出来ている・上手いと思ってしまうのは自分の実力を正確に測るスキルを持ち合わせていないから、みたいな理由付けも根拠不明ですがあったりしますし。身につまされるなあ…。
極端に自分を卑下し続けるのは精神衛生上よくないとは思いますが、ある程度の謙虚さを持った方が貪欲に技術を求めに行きますし、何事も柔軟に行きやすいんじゃないかなとは思います。
マジで絵に限らずすぎる。ポーズマニアックスは人生だったのかもしれない。
6 おわりに
ポーズマニアックスさんでの練習は基礎を叩き直す、人体の基礎を知る、素早く模写する能力をつけるためのものだと個人的に思っています。
これ言っちゃダメかもしれないけど、これだけで人体をめちゃくちゃ描けるようになる訳ではない気がします。
あくまで取っ掛りというか、見る力・描く力を養い、人間の体はどんな風に、どんな形で、どこまで動くのかをある程度知ることで実際に存在するものや人をきちんと描けるようにしていく…みたいな…。
ただ、間違いなく絶対にいる能力であり、大学で言うなら間違いなく1年生で単位を取っておくべき必修科目です。
デッサンやクロッキーをする以前の、見る力をつけるための1番大事な基礎中の基礎科目なんじゃないでしょうか。
これが出来ないのに難しいパースやポーズに挑むことは、趣味の選択科目や卒論だけやって卒業しようとしてるみたいなもんです。当然卒論はまともに書けませんし留年です。そもそも進級もできてないでしょう。
そしてそれを私のように数年もかけなくてもできちゃう人もいて、そういう方は飛び級して次のステップにぶっ飛んじゃうんですね。きっと。
私は既に浪人生なのでゆっくりスロースターターで落単しないよう頑張りますが…。
というわけで、私は「何だこの構図!?」みたいなことが起きなくなるまでは30秒ドローイングは続けるつもりです。少なくともあと2年はほぼ日刊でやります。
1年続けても人間の膝も肘も肩甲骨もよく分かりませんでした。手首や足首の出っ張ってる骨も訳が分かりません。
なんで前腕はあんなに回るんだろう。形も毎回変わるし。キモイ。骨もすごい形してる。サイゼの辛味チキンの食べあとかな?
ただ、この「前腕はぐるぐる回る」「手首にはふたつ出っ張りがある」ということに気づけたのは間違いなくポーズマニアックスをやってきたからです。
今はまだ薄ぼんやりとですが、ある程度正しい形で人体を脳にインストールすることが出来たからでしょう。そういうもんなんだととりあえず暗記で理解し、実際の写真と見比べてみたりして正確な知識を少しづつ増やしています。
そうして脳にストックしていった我流ではない情報を、意識することなく正確・的確かつ自分の好みのタイミングで出力出来るようになることを絵が上手い、センスがいい、なんて呼ぶんじゃないんでしょうか。
これらはおおよそ生まれながらや元来持ってるものではなく、すべて自分が吸収したもので技術と発想は生まれているはずです。
しかし、その吸収や出力の仕方に生まれ持った脳の力による要領の良さの違いは出てくるのかもしれません。
ただ、そこは自分である程度は鍛えられるんだなと1年間の練習で気づくことが出来ました。
というより、要領のいい人のやり方ではなく己のための正しく描くためのやり方を模索し、それが他人と比べて遠回り・回り道だとしても人よりも時間をかけて進んでいけば欠点をカバーできるし、いつかは自分が望んだ形を表現できるようになるような気がします。自分なりのやり方を確立出来れば別の練習においても応用が利きますし。
その手助けになったのが私にとってのポーズマニアックスさんでした。
もちろん、まだまだ自分の絵や知識には自信があるなんて口が裂けても言えません。1つ前のノートで話しましたが、絵を練習すればするほど自分の絵への自信は消え失せていっています。
よくよく考えるとそりゃそうですよね。頭では正解の形を理解し始めてるのに、それをきちんと描けてないのが知識がついたが故にはっきり分かってしまうんだから。
こういう場合はたとえ完璧なものが書けなくとも、丸や100点が貰えなくても三角がもらえれば嬉しい!直せたとこもある!くらいの気持ちでいられるといいですね。
完璧主義は身を滅ぼす。
ものすごく長くなってしまった。(1万7000文字)
書きたいことは多分書けたのでこの辺で終わりにします。書けてなかったことを思い出したらまたちょくちょく追記していくかもしれません。
自分用に自己満でまとめたものでしたが、こんな長い乱文を最後まで見てくださった方がいたらありがとうございました^o^
偉そうだったし口悪くてすいません。
何様なんですかねコイツ。
人体と同じくらい顔の輪郭と靴を描くのもほんとに苦手だった(靴に関しては多分足の形が全くわかってなかったせい)んですが、その苦手意識もだいぶ減りました。
あと男性を描くと大体勝手に程よく筋肉質になるようになった。筋肉苦手だったのに。
この文書くのに1週間くらいかかったのバレるやつだ。まあいいか。
これで本当に終わりです。
あざした!
おわり