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【9弾環境】動物型赤ゾロの教科書

割引あり

どうもいためしです。
9弾環境の動物型の赤ゾロのnoteです。

赤紫ルフィの強化・シャンクスの登場やドフラの台頭、紫ルフィの復権など複雑なメタゲームを形成している9弾環境ですが、自分は初期からこの動物型の赤ゾロをずっと回しています。

かなり多くの対面に対して有利を取れ、環境的にもかなり通りが良いと感じました。
過去環境で一瞬動物型ゾロが流行しましたが、詳細なnoteが現時点で無く、デッキ構築の際に非常に苦労したため、後世にこのデッキの雛形を遺すために筆を執ります。

このデッキの主だった成績はスタバ優勝3回程度ですが、執筆時点でスタバや非公認等の店舗での不特定多数との大会の対戦成績は3-0 3-0 2-1 2-1 3-1 4-0 3-1 2-1 3-0の勝率83%(30-25)でした。
店舗予選は参加できるのが土日か平日19時以降に限られており、参加したくとも都内近郊は恐ろしい倍率でなかなか参加できず。フラシも全落。
優勝して肩書付けたかったよ・・・
リモートなどは対戦数や勝率まで数えてませんが、多分約200戦で同じ位で80%は超えているとは思います。(こっちはあくまで参考程度で)

現状、このデッキはわからん殺しに拠る勝利もかなりあり、対動物赤ゾロに対する立ち回りがバレると勝率が下がることが懸念されるので、本来なら有料部分を500円で販売予定でした。
が、2024年10月15日に発売される少年ジャンプについてくる《バギー》にとんでもないことが書いてあったため300円に割引をしての販売とさせていただきます。

赤紫ロー対策なら4コスだけでよかったじゃん

バギーが流行ったら確実にこのデッキは死にます。
(個人的にはそんなに流行らない読みです)

それでもよければ、さらに拡散割引で200円で購入いただけます。
子供の頃によくおじいちゃんおばあちゃんに連れて行ってもらった智光山公園 こども動物園の入園料と同じです。猿山があって楽しい!近くにあるサイボクと一緒にぜひ行ってみてください。

最後には赤ゾロ対策の動きも書いてあるので赤ゾロに対して負けたくねえ…!って人も是非お読みください。ほんとは読んでほしくないですが。


はじめに

8弾環境最後のフラシEXで赤紫ローを使い、5‐0でシリアルエース獲得とローの禁止とともに有終の美を飾れたと思いきや、(おそらく)会場でコロナを拾ってきた筆者は、病床で9弾環境を考えるにあたり、あまりスポットライトを浴びていなかった赤ゾロに可能性を感じました。

理由としては、9弾環境のはじめに想定されていたメタゲームが大型の生物を出すデッキに偏っており、特に初期に有力だった
・赤シャンクス
・赤紫ルフィ

に対して、相手の処理が間に合わない速度で盤面にキャラを拡げ、6000リーダーを連打する戦略が有効なほか、苦手だと思っていた青ドフラもブロッカーチョッパーとドラゴンの活躍次第で全然立ち回れることが分かり、動物型の赤ゾロを回すに至りました。

デッキリスト

ドラムチョッパーとドラゴンはこっちの絵柄のほうが好き
リーダーはレカフィグを使いましょう。圧で勝負。

ゼロから組んでも約7000円くらいで収まります。
(2024/10/06 カードラッシュ価格)

超初心者におすすめかというとそうでもないかも

で、ぶっちゃけ赤ゾロどうなの

実際に対戦したリーダーとの主観的な相性表です。
環境のかなり多くの対面で有利が付いていると思っています。
特に「ド有利」に分類されるリーダー対しては実質的に”前に座っただけで勝利”レベルの相性差があるのが強みです。
(逆に「🖕」に分類されるリーダーに対しては”前に座っただけで敗北”です。)
さらに、苦手な対面でもこちらのドブンやわからん殺しで相性差をひっくり返せる強度があるのがこのデッキの強みです(対🖕を除く)。

ド有利

ティーチ 紫黒ルフィ 青ナミ

有利

シャンクス 紫ルフィ(※リストによっては不利) ベロ・ベティ

微有利

あんまり微有利って単語好きじゃないけど一般的みたいなので

赤紫ルフィ 黒黄ルフィ

五分~不利


※実際は五分でも大型大会等では練度が高いプレイヤーが多いデッキなので実質不利まで振れます

ルッチ ドフラ

🖕

エネル 10/15以降のバギー

各対面の立ち回りや、有効なカード等は有料部分にて解説させていただきます。

カード解説

園長(リーダー)

OP01-001 ロロノア・ゾロ

ワンピカード初期から初めていた人にとってはワンピカードの顔とも言えるリーダーですが、スタバで2・3回「自分のターンだけですよね?」とリーダーカードの効果を確認されたので実はマイナーリーダーかもしれません……
確かにエネルの登場で赤ゾロが環境から消え去った5弾環境あたりから始めた人は対面したことすらない可能性が高そうです。

リーダー効果としてはシンプルで、リーダーにつけた1ドンを自分のキャラ全体にも分配する効果です。パワー4000のキャラでもゾロに1ドンつけることで実質無料で相手リーダーにアタックする権利を得られます。
更に浮いた1ドンを展開・キャラに付けて更に高い打点にすることができます。
場にキャラがいればいるほどリーダー効果の恩恵を得られ、MAXで1ターンで最大5ドン得することができます。
大量に動物を並べることで、このリーダー効果を最大限活かすのが動物型の赤ゾロのコンセプトになります。


動物たち

OP08-007 トニートニー・チョッパー

ドラムチョッパー

まずこのデッキはチョッパーの採用種類が非常に多く、
対戦中も
「チョッパーに6000アタックで」
「どのチョッパーですか?」
というやり取りが頻繁に起こります。

こちらのチョッパーは記事中、「ドラムチョッパー」と呼称します。
以下画像の下のキャプションに「◯◯チョッパー」と呼び方を記載しています。
既にここまでで「チョッパー」の文字がゲシュタルト崩壊しそう。

ドラムチョッパーはこのデッキの軸となるキーカードで、登場時とアタック時に動物を5枚サーチして場に出します。
3コス5000で最低限のスペックを持った上に無料で1面展開できるやべーやつです。しかも出た時とアタック時。

サーチ対象となるパワー4000以下の動物は22枚採用していて、1枚以上めくれる確率は100‐(28/50×27/49×26/48×25/47×24/46)×100の超単純計算で約95.3%です。
一見高そうな確率ですが、ポケモンのエアスラッシュと同じなので普通に外します。
22枚採用でも余裕で外すので、個人的にはサーチ対象20枚以下にするのはデッキ構築上かなりリスキーに感じます。

サーチしたキャラはレスト状態で出るため、特に序盤は一緒にレスト状態になっているキャラがいないとただリーダーに殴られて2000カウンター↑を切るか倒されるかの2択になってしまうので、なるべく他のキャラで殴ったターンに出してレストのキャラを複数にすることで処理漏れを狙いたいです。

特に先行2ターン目の3ドンで出す際は、のちのちキャラを守るリソースを確保するためにめくった5枚に出せるキャラがいても残念そうに「ありませんでした」と言ってキャラを出さず、返しの後手2ターン目にリーダーにアタックしてもらって手札を1枚増やした方が後々のプランを立てやすくなるため必須のテクニックです。

あえて出さない選択肢

このターンでライフを受けておかないと次のターン以降、相手の攻撃が基本的にキャラに向くため、こちらのライフが5のまま進行して絶対にどこかで手札のリソースが切れます。要注意です。

ちなみに5枚サーチで複数択がある場合や5面埋まって押し出す際のキャラの優先度は基本的にこのあとの動物の解説の上から順に優先度が高いです。

EB001-006 トニートニー・チョッパー

ブロッカーチョッパー

対戦相手からするとドラムチョッパーの影に隠れやすいですが、実はこのデッキで一番生存するとヤバいカードです。

7000でアタックしながら相手のレストのキャラを-3000することで、パワー6000までのキャラに対してリーダー効果で3000になったナミ・Dr.くれはがそのまま戦闘に参加できるようになります

特にドフラや紫ルフィの対面では盤面のやり取りを行うことが多く、このカードの能力を何回使えたかが勝利に直結するレベルです。

対ドフラ頻出盤面

相手の2面をお得に取りながら自分は5面展開。
世界で一番美しい6ドンの使い方です。

シャンクスのヤソップや紫ルフィのゾロ十郎サン五郎など取りたいキャラが出てきた返しに盤面優位を築くために縦置きするのがベストです。

OP01-015 トニートニー・チョッパー

回収チョッパー

今回の店舗予選のプロモパックの目玉です。デッキで一番イラストがかわいい。
多分こっちのイラストのほうが伝わると思います。1弾のチョッパーです。

基本的にブロッカーチョッパーよりかなりカードパワーが落ちるため、ここから下の動物はドラムチョッパーで出てくるパワー4000のカードのかさ増しになります。
次に紹介するのアラバスタチョッパー(CIPで3000以下の動物を出せる)と比較され、2枚程度に採用枚数が抑えられている場合がありますが、個人的にはこちらのカードのほうが絶対に強いので優先して4枚入れています。

回収効果は対象が狭く、手札を1枚捨てているためアドバンテージを大きく取るわけでもないので地味ですが、回収できた際のリターンが地味なりに大きいです。

回収対象

特にあらかじめ切っておいた2000カウンターサンジを回収する動きは非常に強力です。

手札にある絶対に手札から出さないであろう回収チョッパー・アラバスタチョッパー引きすぎたドラゴン・ディアブルのカウンター値を2000に底上げするだけで4000のキャラに対する5000のアタックを1回多く守れるようになります。
サンジの採用枚数が4枚で再現性が低く、得られるアドバンテージも微々たるものですが、このカウンターの差が紙一重の勝負を分けます。

また、2ドン付けて5000で殴ったあとに殴り返されたり押し出したりでトラッシュに落ちたナミを回収して、ナミ+持ってきたチョッパーの2面が立つといった動きも盤面を回復させる動きとして強力です。
この回収チョッパーを介した動きがあるため、

ナミとDr.くれは両方がいる場合はナミを優先して戦闘に参加させてなるべくトラッシュに落としましょう。押し出す際も同様。

シンプルに速攻ゾロを回収してアタック回数を増やす動きも強いですし、速攻ゾロ・回収チョッパーの両方がいる状態だと、相手視点ゾロのみを除去しても次のターンにチョッパーに回収されて再び速攻でアタックされるため、両方のカード対処を迫れます。

こんなに弱いなりに強いカードを優先して4枚にしない理由がないと思います。

OP04-010 トニートニー・チョッパー

アラバスタチョッパー

こちらはかさ増し目的で2枚採用です。
現状のデッキリストではパワー3000以下の動物は2000カウンター枠で入っているハイキングベアの4枚しかおらず、ドラムチョッパーやブロッカーチョッパーを守るために2000カウンターを保持したい盤面が多い印象でした。
ハイキングベアを出したい対面も現状ルッチとエネルしかおらず、採用枚数を抑えています。

2000カウンターに超カルガモ部隊を入れたり、より低コストで高速アグロをしたい目的でカルーや狛ちよを入れる場合は増量してもよいかもしれません。
パワー6000でリーダーをひたすら殴ることをコンセプトにしているので残念ながら1コスは不採用です。

OP08-013 ロブソン

5コス7000速攻です。実質1000カウンター付き5ルフィ!

いつでも速攻で走れるようになるべく手札に留めておきます。最後に切る1000カウンターです。

特にルッチ対面では7ジャックに構っていられるほど悠長なデッキではないため、終盤はキャラを縦置きしても意味がなく、基本的に更地に速攻を連打して戦う形になります。
ルッチが環境にいるなら絶対に4枚入れてください。

OP08-010 ハイキングベア

チョッパーで出せる2000カウンターです。めくれないよりはマシ。
1ドン付ける必要がありますが、効率的には隣に4000の動物が居れば5000と6000でアタックできるので一応3コス4000と同じではあります。

飼育員たち(非動物カード)

OP01-016 ナミ

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