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【イタリア雑学】スーパーで買えるエクストラヴァージンオリーブオイル30社の品質ランキング

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〜12月7日 18:30

オリーブオイルはイタリア料理に欠かせないもの。調理だけでなく、素材にそのままドレッシングのように掛けたり、日本のお醤油のような感覚で使用されます。イタリアのスーパーには1リットルサイズの大瓶が多く並んでいるのも頷けますね。今回はイタリアの食卓とは切っても切り離せないオリーブオイルについてお話します。(ちなみに一応ワタクシAISOのオリーブオイルソムリエでございますー(^^))


エクストラヴァージンとヴァージンの違い

オリーブオイルで一番良質なのはエクストラヴァージンオリーブオイル(以下EVOと記述します)。収穫後24時間以内に冷却抽出され、酸度が(100mlあたり)0,8 %以下であることが原則。どれも光を通しにくい色ガラス瓶(黒または濃緑色)に詰められて出荷されます。酸度が0,8 %を超過するオリーブオイルが(100mlあたり2%まで)バージンオイルと呼ばれます。つまりEVOは抽出方法から酸度まで厳しく管理された究極の一番絞りオイルなんですね。

EVOと表記されていれば品質が上記のように保証されているということになりますが、スーパーには色々なブランドが売られているので、どれにしようか迷うこともあります。

イタリアの消費者団体のひとつALTROCONSUMOはそんな消費者のためにスーパーで買えるEVO30社を審査してそのランクを発表しました。詳細はこちら↓

選考方法について

イタリアの大手スーパーマーケットに出荷されている30社のEVOに対して成分分析とオリーブオイルソムリエ達によるテイスティング(パネルテスト)の総合点。100点満点で点数が高い順にランク付けされています。

成分分析
酸性:  低いほど良質なEVO(高い点数がつけられる)
酸化率: 低いほど良質(高い点数がつけられる)
ボトル内のUVの浸透率や不純物の有無
脂肪酸エステル(低いほど高い点数がつけられる)

テイスティング
パネルテストと呼ばれるもので、香りや味などをソムリエ等のエキスパートが評価。ワインのテイスティングと似ていますが、ちょっと違うのは通常、欠点を見つけて減点するテイスティング方式が多いことです。

上記以外にEU規定内のチケット表示がされているか、成分表がちゃんと明記されているかなども審査対象基準です。その結果なんと30社のうち11社はこの審査対象基準に満たなかったそうです。

これらの総合結果に平均価格を考慮してつけたトップ10が「高品質」10~19位までが「良質」20位以下が「低品質(スタンダード)」とされていますが、最高点は75点、最低点が29点でした。低品質とランクされているものもスタンダードなEVOなので家庭のお料理に活躍するには十分な品質です。CONADなどイタリアの大手スーパーのプライベートブランドも上位にランクインされていたりして、品質とコスパもチェックできるのがとても興味深かったです。さすが消費者団体!

消費者団体ALTROCONSUMOが選んだEVOランキング

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