イタリア嫁いで4年、変わったこと
イタリアにきて4年が経過。
私自身変わったことについて書く。
まずは食生活。
日本にいる時はそれはそれはしっかりした朝ごはんを食べていたが、こちらにきて(というかイタリア人と付き合って)ガラリと変わった。
朝はイタリア朝ご飯ド定番の「カフェラテとビスケット」
朝ご飯はしっかり食べた方が体が起きる、そして痩せると信じていた昔の私。
私には朝から腹一杯にすることは重すぎたみたいだ。
気づくまで30年かかったな…
朝からビスケット!?と思う人もいるかもしれないが、イタリアは朝は甘いものを摂るのが主流。
そしてこのビスケット、種類がかなりある。
おやつ用ではなく完全朝用ビスケットとして売られている。
カフェラテにツンツン浸して食べるのが美味。
それから朝ご飯以外でも食べる物が変わった。
イタリアの食事といえば…
ピザ、パスタ、リゾット、パン…などを思い浮かべる人が多いのでは。
その通り!!
小麦粉だらけで太るんじゃない?とよく質問されるが私の場合イタリアに来てマイナス10キロ。
もちろん毎日大好きな小麦粉食べまくり。
日本にいた時と確実に違うと思うところは、ほぼ100%自炊なところ。
保存料着色料の入ってる物を食べていないこと。
子供のことも考えお菓子も手作り。
生まれた時から便秘症だった私、便秘薬と便秘茶が手放せなかった30年。
それがこっちにきてすんなり治った。一生懸命持ってきた便秘薬を全て処分した。
それから基礎化粧品。
イタリアはノンケミカル処方の化粧品が実に多い。
金額も日本のように高くないので試しやすい。
化粧品をあまり持ってきていなかったので現地のものを色々試した。
するとみるみるうちに肌が綺麗になっていった。
日本に一時帰国した時にデパートで買った基礎化粧品を使ったが一週間もすると顔中コメドだらけ。
イタリアに戻って基礎化粧品を戻すとあっという間に元に戻る。
不思議なことに日本のものを受け入れなくなってしまった。
日本人としてデパ地下コスメが肌に合わなくなるのはすごく悲しい。
もう一つ。
Noと言えるようになったこと。
これは日本人特有だと思うが、わからないことは取り敢えず笑ってYesと言ってしまう。
差別が少ない時代になったとはいえ、4年住んで差別を受けることが結構ある。
来たばかりの時は何言ってるのかわからなかったのもあるが、言い返す能力もなかった。
一度買い物中にイタリア人のおじさんに心無いことを言われ日本語でめちゃめちゃキレたことがある。
彼はごめんと謝り、そそくさと逃げていった。
この国の人は良いことも悪いこともハッキリ言う。
私もこの国で生きていくならハッキリ自分の意見を言えるようにならないと潰されてしまう。
親が強くいないと子供も強く育たない、だから何かあった時きちんと文句を言えるように必死にイタリア語を勉強した。
私の勉強方法は日本人以外ととにかく話すこと。
このコミュニティを作るのにとても苦労した、この話はまた今度しようと思う。
とにかくわからないことはとことん説明してもらって、違うことはNoとハッキリ言うことが大事。
さて夕飯の時間になったのでまた次回。
今晩はピザ。また大好きな小麦粉を食べる。
ボナペティート!