競技生活を振り返って⑤
・浪人生活
受験が終わり3月中はゆっくりしたペースで勉強しながら自分の本当のやりたい事はなんだろうと考えたり部活の顧問の先生等とゆっくり話す機会がありました。
「本当にやりたい事は、箱根駅伝を目指す事。
その為に大学に行きたい。
この気持ちが私の根っこの部分でした。」
部活の顧問の先生が体育教員でその職業に憧れがありました。
しかし、いざ立ち返ってみるとそれはあくまでも憧れであり「今」やりたい、「未来に」やりたい、目指したい事ではなかったのです。
さらに、体育にこだわらなくても、教員でなくてもやり方はあるんじゃないか「コレしかない」と視野が狭く頭が固くなってた私の考え方が変わるキッカケになったのもこの1年間のおかげです。
陸上を続けたい、その為に練習もしながらやる事を絞って助走になる様な1年間にしようと心懸ける様になりました。
大まかに1日の流れとしては…
6時〜起床
6時半〜朝練(約1時間)
8時〜朝食
8時半〜勉強
12時半〜昼食
1時〜勉強
5時〜午後練(約1時間)
6時〜風呂
7時〜夕食
8時〜勉強
11時〜就寝
あんまり覚えてないけどこんな感じでした。
塾みたいな所には週2で行っていて夜の勉強の時間がそれに代わるくらいです。
補足で付け足すとこの生活だと1日約11時間勉強している事になります。
週4〜5はこんな生活でしてました。
基本は家で勉強していました。その理由としては、図書館等は家から遠く移動時間と移動方法を考慮すると予備校に引き篭もるのも厳しかったからです。
さて、残りの週2〜3は?
ここでひとつの繋がりが生まれました。
3月にポイント練習をしていたら偶然にも同地区の他校の先生と遭遇したのです。
挨拶やお話はできる様な関係だったので近況報告と今後について話したらポイント練習だけでも一緒にやらないかと誘われたのです。
こちらこそお願いしますという感じで平日1回休日1回のポイント練習に参加させていただく事になりました。
平日は15時半くらいに家を出て16時くらいから練習スタート。終わるのが6時半、帰宅して夕食7時くらい、勉強時間が少し減ったくらいで済みました。土曜日は午前中です。
勉強以外にも時間を割り当てられたのには理由があります。
私立大学しか受験せず、現代文と日本史、英語しか必要なくなったからです。
調べると古文漢文は選択制の大学ばかりでしたしセンター利用だとこの3教科で充分だったからです。
単語帳も1500のやつ覚えたり文法の繰り返し、長文読解も積み上げていきます。
現代文も問題の解き方を掴み、日本史も1から勉強していました。
私はネットで授業を受けられる講座を受講し100%理解するまでひたすら繰り返していました。申し訳ないですが学校の授業よりスルッと頭に入ってきました。
何より試験を解ける様になる為の授業も多かったので点と点が繋がる手応えもありました。
模試も回数を重ねていく内、特に英語は分からないなりに適当な部分多めで解いて40点/200点だったのが問題を理解して140点/200点まで点数を伸ばします。
センター試験では、記憶している限り現代文が85〜90%、日本史が70%程度、英語が60%でした。現代文で間違えたのが確か2問くらいだったと思います。
2度目の試験で落ちたところもあります。
しかし、合格した中で自分に合ってそうなところを先生とも相談して拓殖大学に決めました。
卒業後、走りたくない程走り込むとか色々聞きましたが走り込むのは嫌いではなかったのも理由の1つです。
勉強もですが何事にも準備が1番大切なんだと改めて思い知らされました。
この1年間は、一応自己ベストも数秒ですが更新する事ができました!
1ヶ月くらい故障で走れない時期もありましたがあっという間の1年間でした。
中学の時から勝手に推薦を蹴ったり言う事を聞いてきませんでした。迷惑をかけながらもこの生活をさせてくれた両親には本当に感謝です。
・ここまでの話で外したくない補足話
まずは、以前お話した合同合宿についてです。
中学校2年生から計6年間もの間、合宿に参加させていただきました。
6年間の主な日程は、
1日目午後、クロカン(県民の森)
2日目朝練、集団走 午前練、ロングジョグかミーティング 午後、クロカン(県民の森)
3日目朝練、各自練習 午前、2キロTT×2
みたいな流れでした。
県民の森のコースはアップダウンもあって先頭にペースが委ねられる為、1度青学の元主将に引っ張られた時は死ぬかと思いました笑
2キロTTは笠松運動公園の2キロコースを使い毎年ここで1度追い込んでいました。
この合宿では、筋肉痛、食事の量が増える、3時か3時半に起きてアップで体を起こす、謎のオレンジと緑の食べ物と遭遇(数年後にアボカドとチーズだと判明)、崖から落ちるやつもいました。
なんだかんだ言って楽しかったです!
陸上競技を通しての「縁」、競技との向き合い方や生活の仕方。
沢山の人達と出会い今でも走っているのはこの合宿を経験して少しでも楽しいと思える様になった事がキッカケでした。
陸上を好きになれと教えられてその通りにはなったのかなと思います。
この合宿を踏まえて、脚を冷やさない様に寝る時は、春夏秋冬長ズボンを着用するという習慣は今でも続いています!
次からは、大学編ですが…
その前に恩師の話と著作権フリーが出たので今でも陸上の濃い話が出来た友人の話を入れてから突入したいと思います。そこに付随して2月以降の取り組みも少し触れていく予定です。
匠
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