女性声優単独現場に参加するに至ったオタクの話 その3
麻倉ももさんと2月に出会い、6月に恋をして、そして迎えた9月のツアー初日。
いかにして私がももちゃん狂いを認めたのか、それがこのツアー前半4公演には詰まっている。
ChouChou 神戸公演 当日
時は流れ9月、ライブツアーがついに開幕した。
Day1の座席は10列前半、そこまで悪くない。
友人に迎えに来てもらうことになったが、「ライブイベント」というものに参加するのがAct4ぶりのため何を持っていけばいいのかわからない。
とりあえずももブレードとUO25本を準備し、精神を統一する…
三ヶ月ぶりにももちゃんに会える。それしか頭になかった。ももちゃんに会えない間、他の女性声優を追わないかと誘いを受けたこともあるが、一途にももちゃんのことだけを考えて生活してきた僕にそんな気はなかったし、することもなかった。天ちゃんのライブに連れて行かれたのはココだけの話ね。
UKカフェで腹を満たし、神戸に向かうに連れどんどんと鼓動のスピードが速くなる。
神戸市内に到着し、ライブ会場の下見をする。
神戸市内に遊びに行く事は多々あり、こくさいホール前に人だかりができているのを横目に通ったこともよくあるものの、自分が参加する立場になるとは思っていなかった。
一番好きな子のライブ、全力を出して前半2週間、4公演を応援して、楽しむ。
僕がしたいこと、できることはそれだけ。
ChouChou 神戸公演 開演
フォロワーのオタク各位とも挨拶を交わし、ももちゃんへの気持ちを高めて着席。
思ったより近い。
セトリ予想などナンセンスなこともしない。何が来ても全力で応えるのみ。
会場が暗転し、ジングルが流れる。
気合を入れるために立ち上がるときに大声を出したものの、そのまま僕は言葉を失うことになる。
もも組音楽隊が入場し、ステージ上のベールが中心を囲うような形で動く。
ももちゃんが登場し、バックから白いライトが照らされる。
一着目衣装のドレスのキラキラが見えたとき
今僕は女神様がこの世におりてきた瞬間をみているんじゃあないか?
嘘みたいな話、冗談抜きでそう思ってしまって腰が抜けそうになった。
そのまま1曲目、あそびちゅうが始まり、ももちゃんのかわいいだけでなく美しい一面、そして歌唱力に見とれてしまい思わずペンラを振るのを忘れてしまった。
そして、ももちゃんに恋をしていると、改めて自覚した。
ももちゃんに見惚れていると、赤とピンクの照明に変わりももちゃんがくるっと後ろを向く。
make you make you smile…
────Sweet essenceだ。曲の盛り上がりとともに自分のテンションも上がる。
とっさにUOを持ち、全力で折る。
手元がぱっと明るくなる。全身の血が沸騰するのを感じる。これが、僕が全力を出す方法───。
これだよこれ、僕が一番見たかったのは世界一かわいいももちゃんなんだ。
最前に押し出されたももちゃんのかわいさを2曲目に浴びて僕のテンションはもう最高潮だった。
歌ってるときのももちゃんも満面の笑顔で、このときUOだけでは高まりきれず、僕は人生で初めてライブ会場でジャンプをしたのだった。
365×LOVEでは間奏前に伴奏が止まり、ももちゃんがこちらを向いて
ツアー初日、がんばっていくでー!
と言ったとき、神戸弁ももちゃんの可愛さに耐えられず
ッッッシャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!頑張るでェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!
と叫んでしまった。
僕は神戸市民でもなければ使う方言も微妙に違うので(摂津方言)、正しいアンサーかどうかはさておき。
Day2は前半の曲の大半が固定なので大まかな内容についてはパス。
しかし最終ブロック、カラフルが固定で他が変わるのか…?とか思っていた矢先
(聞き覚えのあるピアノイントロ)
…トクいちだあああああああああ!!!!!!!!
サビ前、UOを両手に持ちサビに備える。
世界でトクベツいちばん
もちょが好きだよ!!!!!!!!!!!
今年一番で大きな声を出した。
会場中のレスが一つになった瞬間、ももちゃんが曲中にも関わらず笑ってしまって、両手で口を押さえる姿に気絶しそうになりながらも、UOを絶やすことなく折り続け、光り、跳ね続けた。
そんなこんなでDay1、Day2は無事に叫び、散らかり。自分を神戸市民だと信じ込み自分が出せる全てを発揮できた。
翌週、T社カレンダーで働く都合上、名古屋公演に向けて有給を2日取得する必要があり、仕事の量がそこそこ多かったものの
ももちゃんもツアーで忙しい中いつもの仕事頑張ってるからなぁ…
と考え、自分の持っているタスクを手早く終わらせ有給申請をした。
僕も頑張るよ、ももちゃん…
ちなみに、MCでの「兵庫から来た人〜」に対して「はーーーーい‼️‼️‼️‼️」と答えたのは周辺で僕だけでした。
なんでいつもこうなんだ。てか兵庫県民少なすぎだろ。
閑話休題
ここで僕の本業を紹介しよう。
アイコンとここまでの経緯を見て貰えば分かる通り、僕はジュニオール星梨花担当Pだ。
9/18、何があったか───そう、ぴえぴえカフェ生配信だ。
開幕ももちゃんの声で記憶を飛ばしつつ、ドキドキしながら配信を見ていたが…
ミリオンライブくんさぁ、ほんと今これってどういうこと?殺す気?
スペQのMVも浴び、デレデレのももちゃんも浴びてしまいキモオタク・スマイルから顔面が戻らないまま生放送は終了。
本題はこのあとだ
唐突に始まったオマケ放送。
わかちこPが「今度は逆の配役で演技をしてもらう」と言った。
ヤンデレももちゃん…?そんなもの見たら僕は人の形ではいられなくなる。助けてくれ
そう願うのも束の間、ももちゃんのヤンデレパートが飛び出す。
そっかぁ! 私だけしか見られないようにすればいいんだ…💕
ねぇ、あのさぁ、ほんと、そういうの、マジで
生放送を見ながら初めて床になった。
ヤンデレももちゃん本当に大好き。他の女の子と事務的な話してるだけでも嫉妬してほしい。勝手に合鍵作って家に忍び込んで欲しいし、「私のこと、誰よりも、だいすき?」って毎日聞いてほしい。
───これ以上書くとここだけで1000文字以上使うので止めておきます。
というわけで、大波乱の9月第3週は終わりを迎えた。
そしてついに、自分の中では2Days公演の最終回である名古屋公演を迎えた。
福岡横浜の両公演に行けなくなってしまったのが相当に悔やまれる…。
ChouChou 名古屋公演
ミリオン11thもあるし本業を思い出せるよう頭の形をPに戻すため、前日は友人のオタク数名と大高のイオンでシャニアニを鑑賞。
これについて書き始めると論点が逸れるので深くは触れないが、文学作品を読んでいるようでとても満足感が高かった。シャニもいいな…
それでもやはり頭の中はももちゃんに2週連続で会える、なんて幸せなんだということでいっぱいだった。
名古屋公演の座席は20列と7列。
フォレストホールの作り上、Day1は前が通路、Day2は後ろが通路ととても好都合な席だ。
フォロワーさんからの勧めで、今回からはきちんと双眼鏡も持参し、ももちゃんのおいしそうなふとももかわいいお顔と曲ごとの表情作りをしっかりと見届けることにした。
セトリは神戸と同じ。神戸の時のように頭を抱えることはなかった。
カラフルのコール覚えておいてよかった〜。
ただ、神戸と決定的に違うところがあった。
ももちゃんのお気に入りボックスから出てきたのはなんと…コンパルのえびカツサンド!
あれを取り出した時のももちゃんのキラキラした表情は何にも例えがたく、本当に見てるこっちまで幸せになるような笑顔で…。
どういうMCだったか細かくは覚えていないけど、
いいよー!!!!!たべて!!!!!!!
と叫んだのは覚えている。
あのかわいいももちゃんの食事シーンが生で見られる…?
本当に見てもいいの?追加料金とかないんですか?
そんなことしか考えられなかった。双眼鏡を持ってきてよかった。
考えている間にもももちゃんはステージセンターに座り、えびカツサンドを取り出す。大きな一口で、モキュモキュと満面の笑顔で食べる。
僕がももちゃんで一番好きなところ。おっきな一口でいっぱい食べるの本当に可愛い。そして双眼鏡の画角に入るおいしそうなふともも。
まるでハムスターなどの小動物を見守っているかのような幸福感…。
しばらくは無言だったものの、ももちゃんが我々雑草にBGMを要求。
「ステージで物を食べる女性声優を、オタクがかえるのうたを歌いながら見守る」という訳のわからない構図が発生した。
そんなこんなでDay1は終了。Wonderlandで何回も泣きそうになるのは僕だけですか?
Day2、席は7列目。薬師寺以来の良席だ。
LIBRAの表情を見ろと色々なオタク各位から連絡を受けていたので、実際にあえて双眼鏡で見てみることにした。
はーーーーーうわーーーーーー
やばいってもうマジで
え??????
連番した友人曰く双眼鏡構えながらこれを延々と繰り返していたらしい。
前週にヤンデレももちゃんを浴びていたのもあり、LIBRAももちゃんの表情に背筋がゾクゾクする。ある種の興奮を覚え、脳内麻薬がドロドロ出るのを感じながら鑑賞していた。
生LIBRAを毎週見られるなら禁煙できるかもしれない。
何が一番破壊力高かったか、やはり落ちサビでの座り込んでバラを一輪抱えるところしかない。
私だけの大事なもの、絶対に他の人に取らせはしない。
というメッセージが表情から読み取れて背筋がゾクゾクする。ヤンデレももちゃんにつきまとわれて押し倒されるのはやはり幻覚ではなかったか……
そして最後の捌けるシーン、ウキウキのスキップで退場していくところがなんとも狂気を感じられて本当に幸せでした。やっぱりハチャメチャに重い愛をぶつけられたいんだわ…そのまま殺されるのも本望………。
そして、前述した食事シーンはDay1だけに止まらない。
なんとDay2のお気に入りボックスの中から、からあげクンのチーズ味が出てきたのだ。
もう、食べてもらうしかない。2日連続で、しかも今度は前列で鑑賞できる。
なんやかんやでまたももちゃんがセンターに座り、からあげクンをモキュモキュ食べる。本当に可愛い。ほっぺたもちもちしたいね。
そして今回のかえるのうたは豪華な生伴奏つき。お食事中のももちゃんをしっかり双眼鏡で見ながら歌うことにした。
かえるのうた…オォ……きこ……オ"ォ"……くる…エ"ゥ………
世界一かわいいももちゃんの世界一かわいい食事シーン。そんなもの見てしまったら歌うどころの話ではない。
踏まれたカエルのような声を出しながら何度双眼鏡をぶん投げそうになったか。
そしてアンコール最後のWonderland、UOも全て使い切った私は素手で応援をすることにした。
間奏中、こちら側に来た時に手で大きく♡を作って掲げた時、なんとももちゃんと目があった。
ももちゃんはにっこり笑って、僕に向かって♡を返してくれた。
どうしていいかわからなくなった僕は両手を口で押さえて後ろにもたれてしまった。完全に腰が抜けてしまったのだ。
ももちゃんからレスをもらってしまった。それもあのかわいい笑顔を僕に向けてくれた。
終演後、キーンとなる耳に若干の心地よさを覚えながら、タバコをふかし1人で考える。
出た結論は一つ。
僕は、麻倉ももさんが大好きだ。
そうして私は、ももちゃん狂いであることを認め、常日頃からももちゃんのことだけを考えるようになった。
おわりに、これから。
10月は多数の用事があるため、予定の被りによりチケットをジャーしたり交通費が捻出できず断念してしまった。
参戦可能なイベントは残すところ立川公演のDay2、千秋楽のみであるがそこまでももちゃんに会えないのが寂しくて仕方がない。
逆に今までももちゃんを知らなかった頃の自分は何を思って生活してたのだろうか?半年前の話ではあるものの想像もつかない。
それだけ、ももちゃんに初めて会えたAct4が自分の人生の中でターニングポイントになっていたのだと思う。
ももちゃん単独の現場に初めて行ってからまだ3ヶ月しか経っていないことを周りに告げると「本当に薬師寺からなんですか!?!?」と聞かれることが時たまあるけど、本当なんですよね。
沼に落ちて順応するスピードが早すぎただけで。あと今年は供給が多すぎるんだよ。
今回のツアーも折り返し、ミリオン11thライブまで1ヶ月を切りそうなところではあるが、「今回の周年は麻倉ももさんに会えるから行こうとしているのではないか?」と自分の心に聞いてみたが、正直微妙なところかもしれない。
来年3月には人生初めてのTrySailの現場、武道館10周年ライブがあるので、それまでの予習も進めないといけない。
あー忙しい!