ゼノブレイドクロスを楽しめないかもしれない人

先日ついに念願のゼノブレイドクロスDEが発表された。
ネットを見ると、ゼノクロを待ち望んでいた人が狂喜乱舞している様子が確認できる。僕もその内の一人である。ゼノクロをやったことがないが、PVを観て興味を持った人もいるようである。
しかし、ゼノクロは当時賛否両論の評価であったように、万人受けするゲームとは言えない。昨今は期待されすぎた結果その期待に応えられず批判が相次ぎ、さらにそれが拡散されてとんでもないことになるゲームも見かけるのでファンとして不安もある。ゼノクロはぶっちゃけそんな感じだったのだが、知名度やwiiuの普及率などによりあまり拡散されずひっそり終わっただけであった。DEで色々変更点があるかもしれないが、現在公開されている情報からは人物モデル修正と追加ストーリーがあるくらいの変更点しかわからない。そこしか変更されてないという前提であえてゼノクロの期待度をさげることを書こうと思うので購入や期待度の参考になればと思う。
ストーリーのネタバレは避けるが、ドール（PVのロボ）にいつごろ乗れるか、ゼノブレのノポンのような人間以外の種族はいるかなど多少のネタバレは含むのでそれでもいいという人は見ていただければと思う。また、内容的にネガキャンが含まれるので他の人のポジティブな意見も参考にしてもらいたい。

ゼノクロを楽しめないかもしれない人

• 壮大な伏線回収をするような濃密ストーリーを期待する人

• ブレワイのようにどこからでも自由に進められるストーリーを期待する人

• サブクエを後回しにしてひたすらメインストーリーを進めたい人

• 異星人をパーティーメンバーに入れたい人

• 宇宙に行きたい人

• ゲーム開始直後からロボに乗れると思っている人

• ACのようなアクション性のある操作でロボを動かしたい人

ストーリーや世界観について

ゼノクロはチュートリアル後からどこに行ってもよく、ストーリー終盤に訪れるところに行くこともできるが、メインストーリー自体は一本道である。かといって伏線が散りばめられた濃厚ストーリーというわけでもなく結構薄い。wiiu版は未完ストーリーなので薄い以前の問題だが、DEはそれを完結させるだけで薄めのストーリーは変わらないと予想する。まあストーリーが薄いのはオープンワールドゲーでは割とありがちなので完結さえしてればいいと考える人はストーリーは大丈夫だろう。
サブクエストには人間同士の話だけでなく多種多様な異星人同士の話も繰り広げられるので面白いものが多く、異星人との関わりはゼノクロの持つ一つの魅力である。しかし、実はストーリーだけを進めると異星人も数種類しか増えず、種類を増やすにはサブクエストをこなす必要があり異星人との関わりという魅力に気づきにくい。それなのでストーリーを進めつつサブクエもこなす人でないと魅力に気づきにくいかもしれない。DEではどうなるかわからないが、異星人と交流できるもののパーティーメンバーにすることはできないのでそこは注意。
色々な異星人のいるSFな世界観でありPVでも宇宙のシーンがあるが宇宙はあくまでムービーだけでプレイヤーが行けるのは惑星ミラだけなのでNo man's skyのようなものをイメージしてる人は注意が必要である。惑星ミラだけで十分広く美しい世界が広がっていて探索しがいがあるので探索要素については安心してほしい。

ロボについて

PVを見て興味を持った人の中には空も飛べるし変形もするロボに惹かれた人も多いと思う。オープンワールドゲーでこんなことができるというのはゼノクロにしかない魅力である。PVにはないが、探索中でも戦闘中でも自由にロボに乗り降りできる。ACのように腕や頭などの見た目を交換することはできないが、ロボは数種類見た目が違うものが用意され、武装は銃やら大剣やら超兵器やらこれだけでロボゲー作れるんじゃないかと思うほどには豊富にある。
ただ、ロボに乗れるのはそこそこストーリーを進めてからになるのでロボだけに魅力を感じているとそれまでにゲームをやめてしまう可能性がある。実際ネットを見るとwiiu時代にそうなった人もちらほら見かける。また、ACのようなアクション性のある戦闘ではなく、リアルタイムにコマンドで武装を選択して攻撃し、回避は素早さのようなパラメータ依存なのでアクションを期待する人は注意が必要である。
DEではわからないが、敵性異星人のロボには乗ることができない。

おわり

この内容を見るとこのゲームに期待なんてすんなよって見えるかもしれないが、決して期待できるとこがないわけではない。今後の情報公開によっては期待できる要素が増えるかもしれない。なんにせよ広大なフィールドをロボに乗って駆け巡る楽しさは唯一無二なので、なんとなく面白そうなところがわかった人は購入して一緒にプレイしてもらえたらと思う。