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北陸の雲を堪能しました@富山(解説有)

どうも、石山です。

本日で仕事納めですね。社会人のみなさま、1年間お疲れ様でした。

一方自分の方はというと、論文を書いたり読んだり、解析をしたりと大晦日も正月もクソもないということになりそうです。もっとも、自分はそれでいいんですけどね…。皆さんは年末年始をお楽しみくださいね。

さて、本日は"北陸の雲を堪能しました@富山"について話したいと思います。

端的に言えば、雲綺麗でしたという話です。

昨日今日と富山にいました。昨日は曇りで夜から雨が降り始めました。あいにくの天気ですが、そもそも北陸のこの時期は晴れ間はそんな多くないのでちっとも気になりませんでした。そして、本日も雨予報、なんだったら夕方からは雪降るぞ、そんな予報でした。

結論から言えば、少なくとも昼過ぎからは富山市ではハズレでした。

アメダス(富山)

朝と11時〜12時の間に降水が観測されていましたが、それ以降には観測されませんでしたし、実際自分が外にいる時も降りませんでした。

富山大学で用事があり、その帰りに歩いて神通川にかかる富山大橋の上で下のような写真が撮れました。(ちなみ電車はあります、が雲の写真が撮れるのではないかと期待して歩いきました)

16時01分の写真

雲_16時01分


16時06分の写真

雲_16時06分


16時09分の写真(※公開後に追加)

雲_16時09分


16時11分の写真

雲_16時11分


結構ダイナミック。北陸って感じです。(何でこの写真で北陸って感じたかはまた近々書きたいと思います)

ちなみに写真の時間が等間隔になったのはたまたまです(※16時09分の写真は公開後に追加しました、あしからず)。そして、撮影地点は定点ではありません。写真は基本的に雑に言って東の空に向かって撮っています。一応、富山駅に向かっている途中なので。もっとも、雲を撮っていたので橋を渡るのに15分くらいかかっていますが…。

16時01分の写真の中央部で積雲が発達しかかり、16時06分の写真では少し周りの雲より高くなっています(右側の方の雲)。しかし、5分後の16時11分では雲のトップ(雲頂)が潰れてしまっています。代わりに新しい積雲の発達が見られます(写真左側)。

積雲の成長する際にこのように雲頂が潰れるのは珍しくありません。これは地上(下層)とその上(中層or上層)の風の強さが異なることでおきます(鉛直シアが強い)。

鉛直シアー

ほぼ西の空の方。雲頂が画面の左側に流れているものが幾つか見られます。(少し微妙か…?)

今回このように見られたのは、大気下層の風よりも大気中層の風の方が速かったからではないかと考えられます(個人的見解)。

ウィンドプロファイラ_高田

気象庁HPより

ウィンドプロファイラ_福井

同じく気象庁HP

気象庁のHPを頑張って探せば(知っている方は頑張らなくてよいですが)、このような上空の風のデータが簡単に手に入ります。しかし、アメダスほどは観測地点はありません。富山では残念ながら観測していないので、近くの高田(新潟県)と福井のデータを載せてみました。16時頃を見ると一応上空の風の方が速くなっています。この妄想が正解なのかは正確にはちゃんとした解析が必要でしょうけど、流されている風向もウィンドプロファイラで見られる風向と大体同じように見えて、なんとなく妄想が合っていそうだなという目星をつけることは出来ます。

日本津々浦々行った際もこういった楽しみ方をすることは結構多いです。旅行の楽しみが一つ増えます。やはり、知識はなくても良いものですが、知識があると楽しいことが増えますね。

あと一つ、薄明光線も見られました。

薄明光線

綺麗ですね。感動です。

一応、朝とかに観光地っぽいところも寄りました。しかし、その辺の話はまた明日にでもしようかと思います。今日は完全にお天気に寄った話をしてみました。下書きにはいろいろ入れているのですが、なかなか時間がかかるので…。書き上げたものからアップできたらと思いますのでお楽しみにしていただけると幸いです。

本日はこの辺で。ではまた。




…しかし、なんで雨降らなかったんだろう…?


※追記:16時09分の写真を追加しました。理由としましては、16時06分の写真から16時11分の写真では、上層の風によって雲頂が流されているようには見えないという指摘を受けたためです。よって、その間の時間である写真を足しました。言いたい主張(妄想)は特に変更ありません。(Thank you 大学学部研究室同期のK君!)

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