乃木坂46の楽曲を一日一曲語る。8日目『心の薬』
_______【この記事の構成】_______
▼今日のこばなし
本題の伏線になる時とならない時がある雑談
▼『○○』の基本データ
作編曲、歌唱メンバー、MV等の情報
▼『○○』を語る
愛と飛躍に溢れた考察
▼おわりに
総括とキメ台詞
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▼今日のこばなし
「好き嫌いは反転する」
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恥の多い生涯を送ってきた筆者だが、一つだけ誇れることがあるとすれば、
好き嫌いは反転する可能性がある
と知っていることだろう。
AKB48が全盛の時代、筆者はアイドルに対して良いイメージを持っていなかった。
アイドルなんてやっている人は目立ちたがりか、悪い大人に弱みを握られているかのどっちかだと思いこんでいた。
ターニングポイントは初めて乃木坂46のパフォーマンスを見たときである。間違いなく心を揺さぶられた。
そこから少しずつメンバーのことを知っていくにつれ、筆者の偏見は払拭されていった。様々な思いを抱えた人間が集まって、必死に努力していることに気付かされたのである。
今ではAKB48やその他のアイドルについても、素晴らしさを認められるようになった。
しかしながら、よく知りもせずに拒絶していた時間は戻らない。早々に嫌いと決めつけてしまうことは機会損失であり、大きな後悔を残す可能性があるのだ。
ゆえに筆者は同じ轍を踏まないために、「好き嫌いは反転する」ことを常に念頭に置くようになったのである。
▼『心の薬』の基本データ
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▼収録 / 発売日
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2ndシングル『おいでシャンプー』全てのタイプ / 2012年5月2日
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▼作詞 / 作曲 / 編曲
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秋元康 / MIKOTO / 木之下慶行
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▼歌唱メンバー
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生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、伊藤万理華、井上小百合、岩瀬佑美子、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、永島聖羅、西野七瀬、橋本奈々未、畠中清羅、深川麻衣、星野みなみ、松村沙友理、宮澤成良、大和里菜
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▼センター
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生駒里奈
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▼MV(ミュージックビデオ)
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この曲のMVは制作されていない。
▼『心の薬』を語る
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・曲のアソート
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この曲に対する筆者の正直な感想は、平均点である。
心安らぐメロディと、優しく寄り添ってくれるような温かい歌詞は決して悪くない、が、あまり刺さらない。
これはあくまで筆者「個人」の「現在」の見解である。スナフキンはこんな名言を残している。((※1))
人と違った考えを持つことは一向にかまわないさ。でも、その考えを無理やり他の人に押し付けてはいけないなあ。その人にはその人なりの考えがあるからね。
byスナフキン
(画像)https://www.moomin.co.jp/characters/snufkin
こういう記事を書く以上、自分の意見はきちんと言い切ることを心がけている。しかし、自分の意見を強要したり、他の意見を否定することは絶対にしないとここに誓っておく。
さらに言えば、人それぞれでハマる曲とそうでない曲があってこその「作詞:秋元康 / 作曲:〇〇」システムだと思っている。
一つの袋の中に色々な味が入っている、アソートのようなものなのだ。
・涙と笑顔の方程式
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「涙は心の薬」
「笑顔は愛の処方箋」
『心の薬』のキーフレーズはこの2つである。
自分で言うのも何だが、筆者はなかなかにこじらせていると思う。その一方で、人のぬくもりを求めている一面もある。(恋人という意味でなく、単に人の温かさを言っている)
これは筆者の今までの人生を客観的に分析してはじき出されたものなので、不本意ながら御名答である。
そして、我が人生の算盤から導かれたもう一つの真実は、
性別に関係なく、愛おしく感じる人というのは「よく笑い、よく泣く人」
である。
別の言い方をすると、ある人の「涙」と「笑顔」を見てしまったら、もうその人を他人とは思えなくなるのだ。
筆者が乃木坂46を好きになったきっかけは楽曲である。しかしハマったきっかけは、『乃木坂ってどこ?』での彼女たちの泣き笑う姿に他ならない。
・七転び八起き
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何のために生きるの?
何のための命
落ち込んだり
凹んだり
もう一度立ち上がれ
- 出典:『心の薬』/ 作詞:秋元康 作曲:MIKOTO
悲しみの淵にあると、自分がどうして生きているのかさえ分からなくなる。
しかしどれだけ悩もうと、我々は再び前を向かなくてはならない。
涙が心を洗い流して気分を楽にしてくれる。その後でもう一度立ち上がろう!
失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けたら、それは成功になる
by松下幸之助
((※2))
▼おわりに
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『心の薬』が筆者にあまり響かないのは、筆者が本当の悔し涙をまだ知らないからなのかもしれない。
記事を書いているうちに、この曲が己の未熟さを自覚させてくれる大切な曲のように思えてきた。
では、また明日。 stay tuned!
((脚注))
※1)スナフキンはトーベ・ヤンソン作の『ムーミンシリーズ』に登場するキャラクター。主人公ムーミントロールの親友で、自由に旅することをこよなく愛する。-参考:ムーミン公式サイト
※2)松下 幸之助(まつした こうのすけ)は、日本の実業家、発明家、著述家。パナソニック(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を一代で築き上げた経営者である。異名は「経営の神様」。-引用元:Wikipedia
【参考】
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