乃木坂46の楽曲を一日一曲語る。51日目『その先の出口』
_______【この記事の構成】_______
▼今日のこばなし
本題の伏線になる時とならない時がある雑談
▼『○○』の基本データ
作編曲、歌唱メンバー、MV等の情報
▼『○○』を語る
愛と飛躍に溢れた考察
▼おわりに
総括とキメ台詞
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▼今日のこばなし
「世界音楽」
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音楽のジャンルについて知識を得るため、『はじめての世界音楽』という本を読み始めた。
まだ序章までしか読めていないが、分かったことを軽くまとめる。
世界の様々な音楽文化というのはつねに相互に交渉しあい、変貌していく動的なものである。
このことは、旧来の「クラシック音楽」「民族音楽」といった固定的な音楽の考え方では理解しきれない。
そこで本書では「世界音楽」という言葉を用いている。
地球上に見られるあらゆる音楽文化を価値づけせずに対等に眺めたとき、その全体を世界音楽という。
「純粋な伝統社会」とか「純粋な民族文化」といったものはフィクションである。
今日、我々が目にするものの多くは、かつて「伝統的」とよんでいたものの変容した姿である。
グローバル化、異種混交化、脱地域化の世界的な流れのなかで「伝統」は再編され、再構築され、また新たに創出されている。
しかし、そのような変容のなかにあってもそれぞれの音楽文化に固有の要素や特徴はある程度存続し、それゆえに音楽が民族的アイデンティティの表現となっている。
つまり、メディアの発達によって世界がより混ざり合っている今こそ、各地域ごとの音楽文化の固有性と個別性を認識し、見極めることが重要なのだ。
・・・で、ここから各地域の音楽文化の解説に入っていくというわけだ。
図解多めの資料集的な本を想像していたが、蓋を開けたらゴリゴリの教科書だった。
面白そうだから頑張って読むけどね。
▼『その先の出口』の基本データ
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▼収録 / 発売日
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9thシングル『夏のFree&Easy』Type-A / 2014年7月9日
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▼作詞 / 作曲 / 編曲
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秋元康 / Carlos K.
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▼歌唱メンバー
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1期生:秋元真夏、衛藤美彩、白石麻衣、高山一実、橋本奈々未、松村沙友理、深川麻衣、大和里菜
交換留学生:松井玲奈
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▼センター
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白石麻衣
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▼MV(ミュージックビデオ)
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監督:中村太洸
▼『その先の出口』を語る
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・おじさんと四象限
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「立ち止まるな。振り返るな。自信を持て。たくさん失敗しろ。」的な若者たちへのメッセージソングである。
おじさんから言われると説教臭く感じてしまうような内容だが、歳の近いお姉さん達に言われると何だか勇気が湧いてくる。(※おじさんは悪くない)
筆者独自開発の四象限で言うと、『その先の出口』は第二象限に位置する。
「恋愛色が弱い」のは歌詞を見ればなんとなくおわかりいただけるだろう。
「抽象的」とは簡単に言うとストーリー性が無いということである。
ストーリー性の有無を判断するいちばん早い方法は、登場人物を整理することで、
『その先の出口』には人物の設定が全く見られない(一人称、二人称が出てこない)。
『その先の出口』のような「啓発的」なものや、『何度目の青空か?』のような「哲学的」なものが第二象限の特徴である。
・「空間的な表現」と「時間的な表現」の混在
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ここから先はまだまとまってない話。
『その先の出口』には「空間的な表現」と「時間的な表現」が混在しているように思う。
Aメロ、Bメロは空間的表現
→「暗闇の向こう」「ドアを開ければ」「この場所に残された」
「孤独の壁 囲まれても」「外側の誰か」
サビは時間的(直線的)表現
→「悲しむのなら後でもいい」「立ち止まるな 振り返るな」
「未来はいつも」「歩いてきた足跡」「過去のすべて」
(出典:『その先の出口』/ 作詞:秋元康 作曲:Carlos K.)
だからなに?と言われたらハイそれまでョなのだが、なんか妙に引っかかるのだ。
この件はもうちょっと寝かしてみよう。
▼おわりに
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一昔前の筆者だったら『その先の出口』を聞いても鼻で笑ってたと思う。
だがこの数年で、
将来に一抹の不安を抱えつつ、
乃木坂46を好きになって、
秋元康先生の才能に触れ、
SHOWROOMの前田社長に惚れ込み、
キンコン西野に魅せられたことで、
色んな曲が染みるようになったなあと思う。
では、また明日 stay tuned!