9才から25歳の17年間
頂 THE FINALが終わって約1ヶ月...
例年だったら翌年の頂に向けて、反省点をひたすら洗い出して次への妄想を膨らませている頃。けど、今年は違う。何事にも変え難い達成感と、終わりそうにない余韻に浸りながらこの文章を書いています。
思えば9才から25歳までの17年間ずっと頂が生活の中心にありました。小学生の頃はひたすら仕事しているみんなの邪魔をして、中学生くらいから少しづつお手伝いを始めて、大学生になってからは友達も巻き込んで、、、
2020年、2022年、2023年はフルタイムの運営メンバーとして参加。今年は音楽とは関係のない会社で社会人になり、また別の視点を持って1週間前の現場仕込みから参加。
開催の1週間前5月26日(日)に吉田公園入り。当日では400人ほどに増えていく仲間達もこの時点ではまだ8人(と1匹)。台風1号のニュースに、昨年の中止が頭をよぎりつつも、去年の経験もあって焦りすぎる事なく、今できる事を淡々と進めていった。
そんなヒリヒリしている雰囲気の準備期間中もみんなにポジティブバイブスを振り撒いている頂初参加の友達がいたり、続々と集まる仲間はみんな笑顔だった。俺たち運営チームがみんなをやる気にする役割なのに、みんなにパワーを貰ってた。みんなに本当にありがとう!
無事に台風が影響なく抜けて、当日に向かっていく金曜日には100名を超えた仲間達が各セクションで準備を進めていく。もう今年で思い残す事のないように、それぞれの持ち場で出し切る様は過去になく「イイ感じ」で進んでいた。
ぶっちゃけこの時は疲れのピークで詳細な記憶があんま無い。笑
個人的には続々と来る仲間を笑顔で迎えるので一杯だった。
<当日>
当日の会場のメインフロアに入るとお客さんも出店者もミュージシャンも、スタッフも含めて再会に次ぐ再会。大学生の時一緒にボランティアをしてた先輩がわざわざ沖縄から旦那さんと来てくれた。過去に数年頂のスタッフをガッツリやった人も子供を連れて。静岡の街のみんなもしばらくあえてなかった人達が沢山。10年以上ぶりな人達、やっと来れた初めての人たちも!
そして、ステージ上ではASOUNDから始まりご機嫌な演奏が続く。それぞれのミュージシャンに思い入れがあって、書きたい事は沢山ありすぎるので、今回は1つだけ。
頂 THE FINAL1つのクライマックスであるGOMA&The Jungle Rhythm Sectionのステージ。いつもはセキュリティ側からモッシュを受け止めつつ、見ていた。だけど、今回は最後だし別の角度から見届けようと、17年間で初めてステージ袖に向かった。
GOMAちゃんにグータッチをして演奏するステージへ見送る。初めての感覚。いつものSEがかかり、リズムセクションが演奏を始めると、GOMAちゃんはステージに出る前に舞台袖で泣き崩れていた。それを見てオープニングから我慢していた涙が溢れちゃったよ。
今回袖に行って気づいたのは当たり前だけど、ステージを見るお客さんや仲間達の顔が見える事!ファイナルを噛み締めながら最後を解き放つディジュリデドゥの音を浴びているみんなは泣いたり、笑ったり、真剣な顔だったり、、、本当に良い顔をしていた。
最後の渋さ知らズまで、過ぎて終えば一瞬。
天候もひっくるめてドラマチックで頂らしさ全開の2日間。来てくれたみんな、関わってくれたみんなにありがとう。来れなかったみんなも、またゆっくり遊びましょう!
<最後に>
この17年間、ボスことお父さんをはじめ「かっこいい大人の背中を見続けた17年間」でした。
みんなの真剣な姿、悔しそうな姿、本気で遊んでる姿、やりきった姿。目に焼き付いてるシーンは数えられないくらい覚えています。
9歳だった俺も来月で26歳。
まだ26歳だけど、もう26歳。
友達に子供ができたりする年齢になってきた今、見せてもらった背中もそろそろ見せる側って事なのかも。
ボスはしょぼくなって最後を迎えたくないと言っていたが、結果17年目のTHE FINALにて最高な形で頂の頂へ辿り着いた。こんな事、他の人にはできないと思う。本当にお疲れ様でした。
また、スタッフのみんな、ミュージシャン、お客さん、そして何より運営メンバー、頂を支え続けた裏ボスこと、お母さんもお疲れ様でした。
そして何より「頂」に17年間、お世話になりました!
イブキ
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