静岡、頂、13年
こんにちは、ガクです
始まりは2010年
バイト先でかき集めた廃油をリュックに詰め込み、原付に乗って名古屋から静岡まで。
土曜だけ参加した初めての頂は、日本平の3回目。
感動の余韻に浸りながら帰路をたのしんだ記憶がある。
翌年吉田公園へと場所を変えた頂にはボランティアスタッフとして参加。
この年は今でいうメインエリアの奥側がキャンプサイトになっていて、
セキュリティ動線の穴を配置で埋める人柱(笑)としてずっと立っていた。
その後、沖縄にて小野さんと運命の邂逅を果たし、縁をつないで静岡に流れ着き、
お手伝いから社員へ、今では静岡13年、毎年いろんな形で頂に関わってきた。
小野さん、
ちょうど20コ上の人生の先輩、静岡のアニキ。
サービスマンとしてのあり方を教わった。
人として、社会人として、男として、親として、リーダーとして、、、
いつも、いくつも、大切な言葉をくれた。
「だれにでもできることを、だれにもできない熱量で圧倒的にやる」
「たくさんのムダのような関わり合いがダムとなり、強いつながりを生み出す」
「小さなプライドなんて、大きなプライドのためには捨ててしまえ」
「知識は大切な人を守るために身につける」
受け取り、育み、反芻して、もはや自分のものとなった言葉たち。
自分と向き合い、人と向き合うときに立ち返る指標となっている。
改めて、ぼくの人生にうれしい変化を、ありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いします。
最後の頂はというと、
頂が区切りを迎えることとなり、
いつも当たり前に「次につなげよう」と思っていたことが、
「もう挽回するチャンスないんだ」と気づき、
一つ一つの判断にビビり、強迫観念に囚われまくっていた。
苦しかった。
やっておけばよかったこと、もう遅い後悔、内省、
内側に潜ってしまいそうな気持ちをどうにか外に向け続け、
情けない自分と直面するたびに折れそうになる心をなんとか繋ぎ止め、
ひたすらにその瞬間のベストを探る、まだできるぞと手繰る、
緊急で重要なものから片付けては次へ、次へ、次へ、、、
自分というひとりの力の限界を思い知らされ、打ちのめされ、
ベストパフォーマンスとは程遠い自分に辟易とし、
個人種目は捨てて、団体での最高点を出すことにすがった。
そんなぼくを支えてくれたのは仲間だった。
支えてくれる仲間がいないと乗り越えられなかった。
頼もしかった。乗り越えられたことがうれしかった。
この仲間たちと紡いできた時間は間違ってなかったんだと誇らしかった。
最後だからこそあった空気感なのか、
許し合う気持ち、その心の余裕、本当にポジティブでピースな空気が満ちていて、
ハッとさせられ、救われた。
お互いへのリスペクトのもとグルーヴする頂がそこにあった。
静岡に来て13年、ずっとともにあった頂、
自分の人生の一つの場面が区切りを迎え、
はじめて、でも元からあったように当然に、モゾモゾとうずく想いがある。
人生イロイロ、ぼく個人の中だけでもいろんなドラマがあって、
紆余曲折、アップダウン、トライアンドエラー、いろんな人に散々迷惑かけたその先に、
いつか蒔かれた種が、やっと萌芽の時を迎えたようだ。
この小さな息吹がこれからどうなるか、いや、どうするか
心を燃やして、身体で応えて、時間を濃密に
自分らしく、でも謙虚に、ヒトと向き合って
そろばんはじいたり、大切な人を守るために勉強したり
いい意味で勘違いした使命感を胸に、共に進んでいこうと思う。
頂がめぐり会わせてくれた大切な「人」と「言葉」とともに。
ガク
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