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1day SKTB's homework attack(VS. The.Itackworks 後編)~毎オム所感編~
どうも毎オムです。今自宅の関西にかえるための電車のなかです。
暇なので鮭とばくんのコラムを3周したけどまだ2h位あるので、私目線での1101を綴っていこうかなと思った次第です。
1101
待ち合わせ駅につくと同時位に、はやく着いてしまった。と鮭やんからLINEがきた。
約束の10分前に着いて、遅れてきた相手に『いやいや今来たところ!』と言えるのができる男だとおもう。
そんな(はやくついた)マウントを取り損ねて不機嫌な私は彼の車に乗り込むなり、愛用している葉巻を吹かしながらターゲットが来るのを待っていた。
駅→マック
道中の会話でなにか旅してる感を出したい私は、棚やんからどうにかこの田舎道の悪口を引き出せないかと考えスマホを構えながら彼が悪口を言うタイミングを見計らいカメラを回した。
結果、これがこの日の気分をハイにすることになった。
マック
鮭やんから作戦会議をしたいと言われていたので、まぁこういう時って紙とペン要るよなぁ~と思い持参してきていたのだが、やっぱ紙とペンはいる。
私の音楽作るときの理念というのが実はあって、できればオフラインでみんなでわちゃわちゃやるのでそれを実現できたらなぁと思っていた。
それは
その時の気分や感情をそのまま音楽に変換する
ということである。
ロックンロールは鮮度が命
とよく口にするが、こういう理念があるからである。
なので、その時の感情がそのまま乗るようにその時思い付いた曲をなるべくその気持ちが冷めないうちに形にすることを心がけている。
細かいアレンジとかはさておき、歌詞や全体像はその気分が冷める前に形にしておきたいし、なるべくはやく世に出したいと考えている。
この日は皆がどう考えていたかは結局聞くのをわすれていたが、私はこの日1日楽しかったね!というのをSNSで動画や写真にしてシェアするように、音楽に詰め込んで思い出にできたらなぁ~と考えていた。
なので、セッションで作る
はやりたいなぁと思っていた。(結果的にやらせてもらえた)
まぁとはいえ、テーマは決めたいとのことだったので独断で空腹具合とテンションの2軸で皆の今日の現状を確認することに。
鮭やんが失恋して、車出迎えに来る道中彼女との思い出がつまった駅だか最寄り駅を通ってナーバスになっていた。みたいな話をしていた気がする。
ので、今回のテーマは悲しい気分の人を引き上げる!というあってないようなテーマになった。
鮭やん宅
広い
鮭やん宅②
セッションをとりあえず録音するために、ぼくと棚やんのギターを鮭macに同時に録音できる環境作りをした。
つかってるdawが違うので手間取りつつなんとかセッションをスタートさせた。
その前に、鮭やんがビートを作っている間僕と棚やんと+1で『いも女』の曲作りをしていた。
そのとき仮でながしてたビートが鮭やんのつくったビートと同じだったため、セッションのコード進行が自ずといも女と同じになっていってしまった。
この時、皆がどう思ったかはおいておき、二人の気分は確実にいも女だったとおもう。
つまり、どう頑張ろうがその日の気分はいも女一色なのだ。
しかし、いも女もその日1日を彩る要素の1つなのだから、セッション中ににじみ出てしまって問題ないわなーと個人的に振り替えると思う。
2,3回数分のセッションをしている間に、なんとなくコード進行がきまり、お互いが弾くフレーズからこんな雰囲気の曲になるなーというのが固まってきた。
それと、あ、鮭やんってリアルタイムでこんなことできるんやーと新たな発見があった。
彼こそ家で引きこもって曲作って流すのもよいが、リアルタイムでプレイヤーとして活躍すべきなのでは??とおもった。
それくらい楽しかった。
そんなこんな3人+1でセッションをしていてちゃんと音楽をしていたわけだが、皆の気持ちが1つになってくると曲も一体感グルーヴ感というのが生まれる。
理論とか関係なく、なんとなくそういう瞬間ってのはある。お互い考えてる事がわかるといいますか。
そんなとき、私はそろそろこの曲に曲をつけようと色々口づさんだ。
ラララーとかラララーいも女ーとかいってたけど、そのあと歌詞とメロディーがどうじに降ってきた。
『今日は君と歩いた 野原をとにかくディスられた』
悪ふざけであったが、みんなが笑っていたあの瞬間を曲にできたことが個人的にはとてもうれしかった。
カメラはその日の楽しい瞬間、みんなで共有している『楽しい』瞬間を写真や動画として残す。
音楽で我々はそれをしただけ。
と、個人的にはおもっている。
鮭やんはかっこいい曲が作りたかった。といっていたが、そのときの楽しい雰囲気、その日のテンション、皆の笑う声(本との笑い声も曲に入ってるけど)を曲にして私の目標は結果達成されてしまった。
ということで、この曲のメロディーが決まってしまった。
曲づくりのしかた
ここからおそらく、私や鮭やん、棚やんで自分でやるときの曲作りのやり方が変わってくるところであったと思う。
私の場合は、だいたい弾き語りとかで作るのでA、Bサビがなんとなく形になったらとりあえず鼻歌でもdawに録音して、そこから細かい構成やアレンジを考える。
そして、ドラムをいれ、ひたすらそれを再生しながらギターをひいたりベースをひいたりしてアレンジを固めていく。
が、多分他の二人は逆から作るタイプだとおもう。
これは歌ものロックバンドが好きで、高校生の時からバンドで曲を作るとき、私が弾き語りでスタジオに持っていき皆でセッションしてアレンジを固めていく。というのが染み付いているからだとおもう。
他の二人は全体像から曲を作っていくタイプなのかなーと思っているが、どちらが良いか悪いか、ではない。それぞれの思想が違うだけの話で作りやすいように作ればいいのである。
と、話が少しそれだが、鮭やんの始めにギター本番録りでええやん。を個人的にしたくなかったのはこれが理由である。
まず曲を形にして、それに合わせてあれこれ感じたフレーズを弾いたりしたかった。でないとただかっこいいフレーズの寄せ集め。みたいになってしまう気がしたからだ。
なので結構今回は私のわがままを押し通してしまったのかな~なんて反省すべきところもあったが、結果たなやんも良いフレーズを弾いてくれて良い曲に仕上がったとおもう。
Aマッソのつっこみの『女は下積みって発想がないからあかんねん!』
ではないが、ギターアレンジもトライアンドエラーで何回かその曲に合わせて弾くうちに一番その曲に合うギターが弾けるとおもう。かっこいい、良いフレーズではなく、『その曲にあうフレーズ』を棚やんに弾いてほしいなーと思っていたのでこの方式をとらせてもらった。
制作
という感じで私の考えをだらだら書いたわけだが、それぞれの作業を見ているとそれぞれの曲づくりの思想がみえてきておもしろかった。
鮭やんの場合
彼は楽器を弾くわけではないので私の作曲、棚やんの作曲とは多少概念が違う所がある。
というのも、彼は世の中にあるありとあらゆる音を1つの曲にするため曲の全体像ができたら大方曲は完成!というわけではないのだ。
むしろ曲ができてからが本番だった。
あらゆる音という音を素材に音楽にする彼は錬金術師のように楽曲に味付けを加えていった。
その界隈でどのポジションなのかはわからないが、この人そういうことするセンスがずば抜けているのでは??なんて思ったりするがお腹が減りすぎて伝え損ねた。
棚やんの場合
彼はギターを弾いているので比較的近い部分がある。
彼は瞬時にその曲に最適なアレンジをするのがうまい。
本人が気に入ってるかはべつにして、瞬発力があるとおもう。多分真面目にあまたの曲を完コピしてきたたわものだと思う。
私の場合
この日気づいた事がひとつある。
私の曲の定義と彼らの曲の定義の違いについてだ。
特に鮭やんはだが、
音源=楽曲
として曲を作っているのだと思った。なので細かいアレンジやバランス音圧について凄く気を配っているんだなーと。
私はやはりロックバンドにまだ未練があるので、
曲=楽曲
なのである。私の考える良い曲というのは要はライブでやっても良い曲!だれが歌っても良い曲!鼻歌でも良い曲!になるのでその音源自体より楽曲そのものに重きをおいてしまう。
音源はあくまでその時の気分を詰め込んだ曲を具現化する手段。なので音圧やバランスは最低限でクリアできて、曲さえできたらゴールみたいなところがある。
もちろんいい音源にしたいが、それは個人的に余力というか、音源をつくる作業自体は二の次みたいなところがある。
これは『あれ、思想がちがうから解散か?!?!』
と思う人がいるかもしれないが、実は在宅ワークスとしては上手く役割分担できている気がする。
これで私まで細かい音色やバランスに口をだしていたら、誰かの主張がつよい曲や音源しかできないと思う。
が、私が100できた!と思うものでも棚やんがギターで150、200にし、鮭やんがそれを300にしていくというとてもいいグループなんだなーとおもった。
まぁなんにせよ、あの曲はSNSで写真や動画をシェアするより、皆にあの日の思い出をシェアできるものになったのではなかろうか?とおもいました!
おしまいー