【QUT】オーストラリア留学記 Day 1
暑い夏、2024年2月20日 早朝、僕はオーストラリア クイーンズランド州 ブリスベンに降り立った。生まれてこの方20年以上、ずっと日本で暮らしていた僕にとって、季節が反対の南半球はおろか、「外国」それ自体が初めてだった。
英語は日本で長く勉強していたし、DiscordやSkypeを使った言語交換も長らくしていたので、言語や文化に対してはある程度の事前知識があった。
しかし、百聞は一見に如かずというように、人から聞くことと自分の目で実際に見ることでは大きく違うし、これから留学終了までの約4ヶ月の間、慣れ親しんだ地、日本に戻ることはできないのである。
約10時間のフライトでの疲れもあってか、そんな現実が大きくのしかかり、初海外にワクワクする気持ちもありつつも、100%楽しいと言える状況ではなかった。
そんな複雑な心境をよそに、時間は容赦なく過ぎていく。
筆者の英語力 - 2024年2月現在
入国からホームステイ先へ向かうまで
入国審査を終え、まず目に飛び込んできたのは圧倒的に安いSIMカードである。100GBで40 AUD(≒4000円) と非常に安い。
「失敗した・・・」そう思った。なんせ、僕は出国前に日本でオーストラリアのSIMカード 40GB分を5793円(≒58 AUD)で購入していたのである。
一旦今月は日本で購入したSIMカードを使い切り、来月以降新たに購入しようと思う。でも、新しく契約するとなると、電話番号が変わってしまうし、少し不便になるかな・・・。
そんなことを考えながら友人と空港をぶらついていると、ホームステイ先まで送り届けてくれるドライバーがやってきた。いかにも真面目そうな白人の男性と、ドラゴンボールシリーズの孫悟空の声優でお馴染み、野沢雅子似の赤髪でメガネをかけた独特なルックスのおばちゃんの二人である。
"Mr.Taichi ~ !"
どうやら野沢雅子のほうが僕の担当ドライバーになるようだ。名前を呼ぶ彼女に対し "I'm Taichi, nice to meet you"と挨拶すると、彼女は大きな声で
"Hello! Welcome to Australia!"
と応えてくれた。オーストラリアでの旅が、この瞬間始まった気がした。
ホームステイ
野沢雅子風のドライバーに連れられ、ブリスベン郊外にある民家に到着した。クラクションを鳴らして到着を知らせる感じも、なんとも欧米らしい、そう思った。クラクションの音を聞きつけ、ホストファザー、ホストマザー、そして犬のSunshineが暖かく迎えてくれた。
ホストファミリーの家族構成
"This is your room"
ホストファザーは僕が持つ重たいキャリーバッグを軽々と持ち上げ、僕がこれから4ヶ月間過ごすことになる部屋を紹介してくれた。6畳弱ほどの部屋で、机やクローゼット等、必要なものはすべて揃っていた。
部屋に荷物をおいて少し休んでいると、ホストファザーが街を案内してくれると言った。僕は彼の指示に従い車に乗り込んだ。
見るものすべてが目新しかった。ホストファザーは様々な場所を指差し、紹介してくれたが、長時間のフライトでの疲れもあって、3割くらいしか聞き取れなかったと思う。それでも、僕にとっては十分新鮮で、刺激的なドライブだった。
家に戻り、シャワーを浴びて休憩していると夕方になり、ホストマザーが仕事から帰ってきた。ホストファザーは電気工事士で、主に夜働いているらしく、ホストマザーとほぼ入れ替わりで仕事に行った。
オーストラリアのディナーは早く、17時ごろに晩ごはんが出された。
その日の晩ごはんはオーストラリアの定番家庭料理のミートパイだった。
長旅後の空きっ腹には少々ヘビーだったが、想像以上に美味しくて、すぐに平らげてしまった。
晩ごはんを食べて、少し立つと、今度はホストシスターがバス停まで案内してくれるとのことだった。僕はこれから、留学中在籍することになるクイーンズランド工科大学(QUT)までバスで通うことになる。
ここから、330番のバスに乗ってしばらくするとQUT Kelvin Grove Campusに到着するとのこと。外国で初めてのバス、うまくやれるか不安だけど、頑張ろうと思う。
空港に降り立ったとき、あんなに憂鬱だったけど、日が沈む頃には「なんとかやっていけそうだ」と思えた。
以上
以上が、留学初日での出来事である。
本来は当日に書くべきことを、思い出しながら書いているので、若干の誤りや文章の稚拙さが目立つが、今回ばかりは許してほしい。
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