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炎のようなゴールキーパーを“推す”ことができる幸せについて

今日は、私の大好きな選手であるFC刈谷のゴールキーパー兒島拓哉(こじまたくや)選手について書かせていただきたいと思います。

ゴールキーパーというポジションのかっこよさ。

そして、兒島拓哉選手の素晴らしさが少しでも伝わりましたら、とても、とても嬉しいです。


いくらか私自身の話、たとえば“推し”という言葉を私が意識したきっかけなども書かせていただきましたが、合わせて読んでいただけますと幸いです。


それではどうぞ、よろしくお願いいたします。

2024年1月28日、至近距離

私がサッカーについて記事を書くようになったのは、一年前。

初の記事が2月3日なので、今日でちょうど一年目が終わるのですね。

これまで記事を見てくださった方、そして今回はじめて記事を見てくださった方、本当にありがとうございます。


記事には、自分で撮影した写真も掲載させていただいているのですが、経験がほとんどない状態からはじめたサッカー撮影はまさに、試行錯誤の連続でした。

「どうすれば、より選手の魅力を伝えられる写真が撮れるのか」

楽しみながら悩み続ける日々の中、ある撮影のアイデア……というよりも“思い”が心の中に浮かび上がってきました。

「一試合まるごとゴールキーパーを撮り続けたい」

私の大好きなポジションであるゴールキーパーを、試合開始から終了までずっと追い続け、その写真をもとに記事を書きたいと思ったのです。


「撮り続ければ、より深くゴールキーパーの素晴らしさを知ることができるのではないか」

「撮り続ければ、何か見えてくることがあるのではないか」

一試合まるごと一人の選手を追い続けるという撮影は、今まで一度もやったことがありません。

私にとって未知の領域にある撮影…………

このアイデアは、自分自身が前進するためのチャレンジでもありました。


“誰”を撮るかは、最初から決まっていました。

FC刈谷に所属する兒島拓哉選手。

「ゴールキーパーを一試合撮り続けるならば、絶対にこの選手がいい」と思える大好きなゴールキーパーです。

兒島拓哉選手(2023.11.12撮影)

2024年1月28日。

その思いを形にする、絶好のチャンスがやってきました。

第64回刈谷市長杯サッカー大会準決勝、愛知教育大学戦。

なんと……!

観戦エリアがゴールキーパーを間近で見れる場所に指定されていたのです!


撮影は、試合前のウォーミングアップから開始。

実際にカメラを向けてみると、あまりの近さに心が燃えるような感動がありました。

試合に向けて入念な準備をする兒島拓哉選手と、ゴールキーパーコーチの上田雄太郎さんの姿がいつも以上に鮮明に見えるのです。


ピッチの横から。

上田雄太郎さん

そして、ゴールの真裏から。

ゴールネットのすぐ後ろにもう一枚ネットがあるおかげで、至近距離の撮影が可能となっているのです。

徹底したウォーミングアップは長く、そして様々な動きを取り入れた形で進んでいきました。


高く上がる、脚。

兒島選手が筋力だけでなく、肉体の柔軟性もしっかりと仕上げていることがよくわかります。

何度も行なわれたキックは、まるで、ピッチの状態に合わせて自分自身を調整しているかのように見えました。

ゴールキーパーは、脚だけでなく手も使って戦うポジション。

戦いの準備として、上田コーチとともに複数パターンのボールキャッチも行なわれます。

試合中、ゴールキーパーの前に迫りくるボールのパターンは様々。

その全てを「絶対に逃さない」という気持ちが伝わってくる、丁寧なウォーミングアップです。

兒島選手の高いジャンプ力。

連続した跳躍を可能とする身体能力の高さが、ファインダーを覗く私にまで安心感を与えてくれます。

私のような一人のファンが見る選手の姿は、選手の日々の努力のごく一部。

兒島選手がこれだけ跳べるようになるまで、どれだけの時間を費やしたかと考えると、より胸が熱くなります。


ゴールキーパーとして目指すべき結果でもある、失点ゼロ。

これは、いつも実現できることではありません。

サッカーは、得点が入ることで勝敗が決まるスポーツだからです。

世の中に勝利がある以上「失点ゼロにできなかった」という日は、必ずやってきます。

私もこれまでに、兒島選手が突破されゴールを決められてしまった姿を見たことがあります。

でも、兒島選手が前を向くことを諦めた姿は、一度たりとも見たことがありません。

兒島選手は得点されても前を見続け、試合が終わるまでゴールを守り続ける。

絶対に、ゴールを守ろうとし続けてくれる選手なのです。

そんな戦いをこれまで見てきたからこそ、断言できます。

兒島選手には、過去の失点を自分の力に変える力がある。


真裏から眺めると、ゴールキーパーが守らねばならぬゴールの広さがよくわかります。

兒島選手の身長は、184cm。

長身ではありますが、ゴールはその何倍も何倍も広い。

広いゴールの前に立ちはだかり最強の盾となるために、兒島選手は跳び続けます。

私は思います。

ゴールキーパーを称賛する言葉としてよく使われる“守護神”という言葉は、ゴールだけでなく観客の心まで守ってくれる人にこそ使われる言葉なのではないかと。

「この人なら、絶対に止めてくれる」

どのような状況になろうとも、その希望を抱かせてくれる存在こそが、守護神なのだと思うのです。


勝利のために一切手を抜かず、熱量の高いウォーミングアップを続ける兒島選手。

その姿から伝わる“信頼”は、絶対に揺るぎません。

ゴールキーパーの見せ場が少ない時こそ

確実で堅実なウォーミングアップを終えた兒島選手が、ユニフォームに着替え再びピッチに登場。

仲間たちと、結束が形になったかのような熱い円陣を組みます。

ハイタッチを交わした後、兒島選手は一人ゴールの前へと向かいます。

これから、全力で守らねばならぬゴールの前へ。

最大限まで練り上げられる、集中力。

今日も、兒島選手の“勝つために守る戦い”がはじまります。

ホイッスルが鳴り、開始された前半戦。

FC刈谷は大量得点を決めた前回の試合を思い起こさせるような、猛攻を見せました。


前へ前へボールを運ぶ、力強い試合展開。

必然的に、兒島選手の見せ場が少ないまま試合は進みます。

でもこれは、とても良いこと。

相手チームに、自陣のゴール前までボールを持ち込まれるような場面が少ないということですから。

ゴールキーパーの見せ場が少ないということは、前がかりに試合を運べているということの証明でもあるのです。


そして。

こうした“ゴールキーパーの動きの少ない時間帯”は、私が一試合まるごとゴールキーパーを撮り続けたいと思った動機の一つでもあります。


ボールが相手陣内にある時、ゴールキーパーは何をしているのか……。

仲間が相手のゴールに迫っている時に、ゴールキーパーは何をしているのか…………。

その姿を伝えたかったのです。

チーム全体が前がかりになっているときのゴールキーパーの動きには、派手さはありません。

ですが、緻密な緊張感に満ち溢れています。


状況に応じて適切な場所に移動し、適切な姿勢をとる。

フィールドを広く見渡すことができる“最後尾”という利点を生かして、大きな声で仲間に状況を伝え、鼓舞し、チームとしての戦闘力を高い状態に保ち続ける。

ゴール裏から撮り続けた前半戦、兒島選手が後ろを向くことはほとんどありませんでした。

それは前を見続けているから。

ゴールキーパーに“何もしていない時間”は、一秒たりとも存在しないのです。

長い時間前を見続けている兒島拓哉選手ですが、その背中を見れば後ろにあるゴールの位置と形を完璧に把握していることがわかります。

「前を見続けるためには、後ろを理解していなくてはならない」

兒島選手とゴールの間に“ズレ”は、全く存在しません。

この日は天気は良かったのですが、さすが一月末。

冬らしい寒い日でした。

そして、サッカーのユニフォームは通気性に優れている………耐寒性は、まるでありません。

普通の人であれば、ユニフォーム姿で立っているだけですぐに動けなくなってしまうことでしょう。


でも、兒島選手は違う。

ゴールキーパーというポジションがゆえに、激しい動きをする時間が少ないにも関わらず、コンディションを保ち続けているのです。

兒島選手の動きを追っていくと、体に力を入れる場面と、そうでない場面がうまく使いわけられていることがわかります。

ゴールキーパーは突発的な出来事にも対応しなければなりません。

体力を消耗してくる後半戦を狙って攻め込んでくるチームも、少なくありません。

だからこそこのように緩急をつけ、無駄に体力を使わないようにしているのだと思います。

ただ、体に力を入れていない時も、気のゆるみは一切感じさせません。

あくまで勝つために、力の使い方を調整しているだけ。

集中力は、強固な状態あります。

そんな兒島選手が、試合中に見せた笑顔がこちら。

試合が止まったほんの少しの間、仲間がゴールを決めた後ゴールの前へと戻る時に見せた笑顔です。

この笑顔を写真として残すことができただけでも「ゴールキーパーを撮り続けると決めてよかった!」と思えますね。


そして試合は再開。

ゴールキーパーは、戦いの姿勢に戻ります。

FC刈谷、前半戦の好調は良い感じで続いていきました。

相手チームに一点も決めさせないまま、得点を重ねていくことができたのです。


そんな中でも、兒島選手、そしてFC刈谷のメンバーたちは一切気を抜くことはありません。

「試合は終わるまでわからない」

今はまだ勝負の途中であると、FC刈谷の戦士たちは全力で戦い続けるのです。

私は、人間には“有利な時にこそ見えてくる本質”があると思っています。

勝っている時も真摯であれるか。

勝っている時も必死であれるか。

不利な時に心折れない人でも、有利な時に慢心しないとは限らない。

いついかなる時も、不動の信念を持ち続けながら前のめりであり続ける。

それは間違いなく、簡単なことではありません。

でも、兒島選手はそれを実現できている。

前半だけで複数得点リードした展開にも慢心せず、己を厳しく律し続けている。

その戦いぶりを見れば「これぞ本物のゴールキーパーの姿だ」と、誰もが思うことでしょう。

兒島選手のファンで良かった。

あの日、兒島選手の戦う試合を見に行って良かった。

消えない炎。

燃え続ける炎。

燃え尽きることのない炎。

兒島拓哉選手を知ったことで、私の人生は大きく前進しました。

もちろん、良い方向へ。

昨年。

私は、自分の心の成長を含めた記事を書くことで、サッカーが人に与えてくれる力の素晴らしさを伝えていこうと決めました。

自分の心がサッカーから何をもらい、サッカーによりどう変わったのかを記録することで、伝えられることがあるのではないかと考えたのです。

それはとても勇気のいることではありましたが、サッカーが私に勇気を与え続けてくれたおかげで、シーズン最後まで書き続けることができました

そして、2024年。

私は、次の目標を定めることにしました。

『自分の戦いをする』

昨年、多くの方々からいただいた勇気と力。

その勇気と力をもって、さらに一歩、戦う意思をもって前へと進んでみようと決めたのです。

炎のゴールキーパー、兒島拓哉

後半戦は、前半戦とは違った雰囲気を持つ戦いとなりました。

兒島選手に、激しさを求められる場面が多くなったのです。

迫るボールを捕まえ、倒れ込む兒島選手。

はじめて見た時から、しっかりとボールを抑え込む印象のある選手ではありましたが、今年はその安定感により磨きがかかっているように感じました。


前方を広く鋭く見続ける姿勢は、後半戦でもしっかりと継続。

その叫び声も、力強く響き続けます。

高い集中力もそのままに。

「FC刈谷の最後尾には兒島拓哉選手がいる」という安心感を、ピッチ上に強く示していきます。

ゴール前からのキックでは、仲間への短いパスを選択することもあります。

これは、ゴールキーパーとフィールドプレイヤーの連携の形の一つ。

兒島選手は個の技だけでなく、仲間の動きや力を生かしながら戦うことができる選手なのです。

そして、ついにやってきた!

兒島選手の存在感が圧倒的迫力をもって爆発する瞬間!

凄まじい跳躍と素早い体勢の立て直しによる、二連続セーブです!


さらに兒島選手の快セーブは続きます!

自分がいた場所とは逆サイドに飛来したボールを、疾走してキャッチ。

兒島選手の目は、ボールの動きを鋭く捉えて逃しません。


次に掲載させていただくセーブシーンは完璧にタイミングを合わせたキャッチからの、攻撃に転ずる駆け出し。

攻守一体の技です!

確実に捕まえるまで、一切ボールから目を離さない兒島選手。

その姿からは“あの瞬間あの場面で、唯一手を使うことができるゴールキーパー”の責任感を感じます。


兒島選手がこのようなレベルの高い防御ができるのは、常に万が一に備え続けているからでもあります。

たとえば、こちらのシーン。

相手選手が蹴ったボールがゴールラインを割りマイボールとなったシーンなのですが、兒島選手は“ボールが確実にラインをこえるまで”追い続けています。

「このくらいなら大丈夫だろう」

「少しくらい気を緩めたってわかりゃしない」

そんな甘さは、兒島選手には微塵もありません。


その、限界まで突き詰められた“スポーツ選手の意志”を象徴するかのようなセーブがこちら。

このギリギリのセーブを見て、私はあることを思い出しました。

兒島選手がゴールキーパーコーチ上田雄太郎さんと行なっていた、トレーニングの姿です。

二人の行なうトレーニングの中に、低い姿勢のままボールを捕まえるトレーニングがあったのです!

それだけではありません。

先ほど見ていただいた、二連続セーブの際に見せたような動きもトレーニングに取り入れられていたのです!

2024.1.21 試合後にトレーニングをする兒島選手と上田コーチ

「努力は嘘をつかない」

兒島選手は身をもって、真面目に頑張り続けることの価値を証明したのです。


積み上げた経験と諦めない心でピンチをしのいだ後も、兒島選手は焦らず、落ち着いた行動を続けていきます。

ボールだけでなく追いかけてきた相手選手までしっかり見て、ドリブルで抜き去り安全な場所までボールを運ぶ。

これは、2023年の試合でも見られた技ですね。

こうした動きを即座に選択できるゴールキーパーだからこそ、見ていて安心感があるのです。


次に見ていただきたい写真も、安心感につながる姿の一つ。

ボールがゴール脇を通過して、外へと出ていく様子をきっちりと見ている姿です。

確実にボールの動きを読み切ることで無駄な動きを減らし、不用意なピンチをつくらないようにする。

これも、ゴールキーパーの技の一つではないでしょうか。


“兒島拓哉選手躍動”の場面は、まだまだ続きます。

一気に駆け出しボールをキャッチ、そのままの流れで力強い投てき。

このシーンでは、反対側から走ってきた仲間の選手と入れ替わるようにボールを捕まえていますね。

このような見事な連携も、サッカーの熱いところであると思います。


次は、混戦の中、高い位置から落下するボールを跳びあがって弾くシーンです。

手を伸ばすことで高い位置のボールに干渉できるという強みを、最大限に生かしたプレーです。


そして再び、“絶対にゴールに入らないボール”の動きを読み切るシーン。

激しい戦闘の中、冷静さを感じさせるゴールキーパーは本当にかっこいいです!


次の場面は、兒島選手の高い身体能力が発揮された場面です。

厳しい角度でのジャンプによるセーブも見事に成功させ、崩れかけた体勢もすぐに立て直す!

ここまで見ていただいた通り後半戦はゴールキーパーの見せ場の連続……つまりは緊張の場面が連続する展開となりました。

その中でも一切集中力を切らすことなく、兒島選手は試合終了のホイッスルが鳴る最後の最後まで全力で戦い続けたのです。

その結果、手に入れた勝利は……無失点での勝利。

2024シーズン初の公式戦である、前回の戦いも無失点。

兒島選手は、二試合連続でクリーンシートで勝利したのです!

これは、ゴールキーパーファンとしてはとてもとても嬉しい結果です。

素晴らしい試合を、ありがとうございます。


それでは、試合後の兒島選手の笑顔をどうぞ!

試合後には、令和6年能登半島地震による被害に対する義援金募金も実施されました。

兒島選手はとても優しい笑顔でサポーターのみなさんの募金を、そして、私の募金もまっすぐに受け取ってくれました。

試合中は一分の隙もなく前を向き、大きな声を出し戦い続ける兒島拓哉選手。

その姿は、燃え盛る炎のよう。


試合が終わると、とても柔らかな笑顔を見せてくれる兒島拓哉選手。

その姿は、人を暖める優しい炎のよう。


二つの意味で私は、兒島選手が『炎のゴールキーパー』であると思っています。

その炎は、命の炎。

人が人であるための炎とも呼べる“生きた熱”をもった炎であると、私は思うのです。

戦いは続く、だから私も応援し続ける

激しいセーブを連続した試合後にもトレーニングをする兒島選手と上田コーチ

兒島選手が所属するFC刈谷は、上のリーグ(JFL)への昇格を目標として掲げています。

当然、強くなければ昇格はできません。

2022年、2023年と連続して兒島選手は昇格をかけて戦うリーグ(地域CL)に出場しています。

所属している東海社会人サッカーリーグ1部では、二年連続でベストイレブンにも選ばれています。


そして昨年は、五日間連続で戦う過酷なトーナメント、全国社会人サッカー選手権大会で優勝。

決勝戦では、勝敗を決めるPK戦の一発目を完璧な読みで止めるという、素晴らしい結果を残しています。

(PK戦は↓の動画で見ることができますので是非!)

でも、昇格には届かなかった。

でも、それでも、兒島選手は戦い続ける。

私は兒島選手本人ではなく、ゴールキーパーとして戦った経験もないので……兒島選手がどのような気持ちでゴール前に立ち続けているのかはわかりません。

でも、確実にわかることがあります。

兒島選手の戦いは、人に勇気を与えてくれる。

ゴールキーパーという生き様で、人が前を見続ける方法を教えてくれる。

上田コーチをはじめとするチームメンバーとの関係で、人が誰かとともに前進する方法を見せてくれる。

勝つために戦うということは、どういうことか。

真剣に生きるということとは、どういうことか。

前を見て生き続けたいと願う人間にとって、前を見続けるゴールキーパーのファンであれることはとても幸せなことなのです。

推しという言葉、推しのいる人生

FC刈谷の応援をはじめてしばらくしたころ、あるサポータさんが私にとっての兒島選手を“推し”と表現してくれたことがありました。

そしてその時私ははじめて、推しという言葉の意味について考えたのです。


推しという言葉について調べてみると、その意味として“誰かに薦めたいほど魅力を感じている”ことが記載されています。

「私の中には確かに、兒島選手について伝えたいという思いがある」

今も私は、兒島拓哉選手という素晴らしい選手のことを世界に伝えたいという思いでこの記事を書いています。

「あのサポーターさんは私のそうした思いを感じ取って、あの日、推しという言葉を使ってくれたのではないか」

今は、そんなふうにも思うのです。


私の人生は、FC刈谷の試合に通うようになり大きく前進しました。

今ではFC刈谷は大好きなチームとなり、選手、フロントスタッフさん、サポーターさん……大好きな人たちがたくさんいる大切な場所となっています。

そのきっかけとなったのは、兒島選手をはじめて見たあの試合

2022年11月11日に、群馬で行なわれた試合です。

あの日、兒島選手の戦いに心震えたからこそ、私は昨シーズンのはじめからFC刈谷の試合に通いたいと思い、通い続けたのです。

2022.11.11撮影

「もしかして、兒島選手が私の推しであるのは、兒島選手が私の背中を“熱い日々のある方角”へと押してくれたからなのではないか」

兒島選手がいたからこそ、私は今日もFC刈谷の記事を書いている。

それは間違いのない事実で、真実なのですから。


前を向き続ける人を推すことで、自分も前を向くことができる。

戦い続ける人を推すことで、自分も戦い続けることができる。


今回の記事を書きながら、推しがいる人生のありがたさを、改めて感じました。

そして、推していることを分かってくれる方々が身近にいてくれる幸せも、改めて、改めて感じました。

兒島選手、これからの戦いも応援しております。

私も、「私は兒島拓哉選手のファンだ!」と胸を張れるよう、私の戦いをがんばっていこうと思います。

いつも勇気をくださり、ありがとうございます。

その生き様を推すことができるおかげで、本当に本当に熱く暖かい日々を送ることができています。


ちょうど、この記事を書いているときに発表があった、2024シーズンのユニフォーム。

今年も、21番を注文させていただきます!


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