【ルームシェア】どうしても主役になりたい奴が間に入ってくる【自分語り】
2024/04/24
主人公になりたかった。
ただそれだけなのだ。
何かになれるような気がしていた。
いや、なると思っていた。
何かにぶつかって、足を止めて
それでもまた進んで
またぶつかって
それらを繰り返していくうちにボロボロになった体は痛みを覚えて
その痛みから逃げるように言い訳を考える。
そもそも、主人公や物語の主役になる人間なんていないんじゃないのか
少なくとも周りにはいないし
自分は違う人間なのだと
主人公なんていうのは主人公じゃない人間が作って名付けたものだろう。
自分から自分のことを主人公だなんて呼ぶ恥ずかしくてダサいやつはいないだろう。と
そうやっていつからか自分を脇役にしてしまう。
画面に見切れているだけの通行人だろうと
立ち寄った店の店員だろうと
助けてもらってお礼を言うだけの人間だろうと
斜に構えて俯瞰から見なければ
一応に全員、自分の物語の主人公のはずなのに
その方が楽で痛くないから
自分を脇役にしてしまう。
それでも、やっぱり諦めたくないんだ。
自分が
何かの
誰かの 一番になれることを
だからもう少しだけ
痛いのも我慢してみるか
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