【ルームシェア】会話の中に鳥の名前入れてくる【バード】
2023/04/27
僕たちに翼があったなら
どこまで飛べるのだろう。
答えは、そんな遠くへは行けない。
だった。
これは実際に翼を持った男の物語だ。
つまり空想の話ではなく、事実に基づいた経験談である。
別に信じなくても構わない。
ただ、僕が翼を持ってわかったことは、
翼のない頃と対して変わらないという事。
鳥がどこまででも飛んでいけるのは、
翼があるからではなく、柵がないからなのだ。
僕たちには守らないといけないルールや
気にしないといけないモラル、世間体なんていう
考えなくて良いことも考えたりしなくてはならないが
鳥にはそれがないだろう?
何かを気にして
考えて
そうしているうちに翼の持つ推進力は無くなっていき
気づけば地面を歩いている。
飛ぶのはおかしい
周りと一緒でないのは間違っている。
その考えこそが、人が歩く理由なのだ。
そして最初に飛び立った時の気持ちよさも忘れてしまって
非日常も長く続けば日常になってしまう。
平凡と退屈に飼い慣らされて
人は普通に甘んじてしまうのだ。
そして空想に思いを馳せて上の空。
この通りである。
雛の頃でさえ閉じこもっていなかった
殻の中にもう一度身を置いて
もうこない孵化を待つだけなのだ。
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