8月は写真のスキルアップにチャレンジ
8月は写真のスキルをあげるのが目標でした。
私はschooという動画学習サイトのプレミア会員なのですが、ここでピッタリの講座を見つけたので受講して実践していました。
このnoteでは、この講座の復習と実践を振り返ります。
スキルアップへの第一歩:学んだ講座と私のカメラ
一歩先を目指す人のための写真撮影実践講座
受講したのは、イイダマサユキ先生による2017年に放送された全6回の講座。タイトルどおり写真撮影の一歩先を目指せる内容です。
6回全てを受講しましたが、続編もあるのでそちらも受けたいです。
私のカメラはiPhone12
まず、私の写真環境ですが、iPhone 12を使っています。
ちょっと型遅れなので講座内容を実践しきれないこともありました。でも、そんなiPhone 12の特性に気付いた経験になりました。
実践中に、カメラがほしくなりました。元々フィルムの一眼レフを使っていましたが、デジタルカメラが主流になってからは実家に置きっぱなしになっています。なんと言ってもかさばって重いし、フィルムを手に入れたり現像するのが手間で遠ざかっていました。
うーん、もうちょっとiPhone 12のカメラを使いこなせるようになったら真剣に考えよう。
講座の内容:思いどおりの写真を撮るために
一歩先を目指すための講座の目的
イイダ先生はジョークを挟みながら話を進めるので、印象に残りやすく楽しい講義でした。講義の目的も明確で、「基礎知識を身につけて思いどおりの写真が撮れるようになる」こと。対象者はカメラ所有者ですが、スマホで写真を撮るときにも使える知識なので、知っておくとレベルアップします。
写真の仕組みを正しく理解することで、自分の思い描いた写真に近づける。そのために6つの講座が用意されていました。
1:撮影モードを理解しつつ過信しない
カメラには複数の撮影モードがあります。慣れていない人は、オートモードで撮影してもいいのですが、そのときに大切なのが「撮影するたびに写真を確認すること」。撮影した後、自分の意図どおりに撮れているか画面を見て確認しましょう。これが一歩先に進むための行動です。
意図どおりに撮れていたら良いのですが、撮れていなかった場合、「何が足りないのか」を考えること。たとえば、暗さが気になったら露出を上げて撮り直してみる。
まずは撮ってみて、判断する習慣をつけると、写真を見る目が養われます。
2:焦点距離と撮影位置の変化
焦点距離についての講義が一番の学びでした。今まで撮影していて、なんとなくとしか理解していなかったことを実感!
焦点距離とは、「カメラを使って写真に入る範囲のこと」だそう。画角や視野角とも呼ばれます。試しにカメラを手にしてレンズの焦点距離を変えてみると画面に入る景色の幅が変わります。
広い範囲を撮りたかったら広角レンズ、大きく撮りたかったら望遠レンズを選ぶのが一般的な考え方です。
しかし、この講座では「撮影したいものと背景から考えてレンズを選ぶ」ことをススメています。被写体をさまざまな焦点距離で撮影してみると、背景との関係がよく理解できます。撮影位置も大きく変わることが実感できました(下の例を参照)。
3:ホワイトバランスと足りない色
光の基本は太陽光。
この太陽の光は7色の複合光ですが、基本は赤・緑・青の3色で、これらが混ざっていて白っぽく見えます。
でも、白っていろんなバリエーションがあります。
暖かい白だと夕方のような印象を受けるし、青っぽい白だと早朝かと思わせられる。
ニュートラルな白をベースに考えると、夕方のような黄色っぽい光には青色が足りなくて、早朝の青っぽい光には赤色が足りません。
一歩先を目指す光の考え方として、足りない色を知る!
具体的には、黄色っぽい写真になっているなと思うのであれば青色を足す。
青っぽく撮れているのであれば赤色を足す。
カメラであれば、ホワイトバランスを変えてデイライトや曇り空用に選ぶことができますが、私のカメラはiPhone 12。探してみましたがホワイトバランスをいじれる機能はありません。撮影後にレタッチするしかないようですが、それでも、この色の足し算引き算を知っておくと、思いどおりの写真に近づくことができます。
4:ピントと被写界深度、箱の中に入れたいもの
イイダ先生によると、ピントは面だとのこと。
被写界深度は、その面が前後に移動して立方体になっているようなものだそう。要するに「ピントが合っているように見える範囲」の箱のようなイメージです。
ピントは絞りによって変えられるのですが、撮りたいものを入れる箱の大きさによってピントを絞ったり開放したりします。
「撮りたいものを箱の中に収める感覚で撮影してみよう」との課題が講義中に出されていました。この課題で被写界深度を体感できます。
5:ライティングの基本、光源の位置に気を配る
まずは太陽光から考えましょう。
太陽光は一方向から面で降り注ぐ光なので、対象物をどう照らしているのか、自分が周囲をグルッと移動して観察してみるとよくわかります。
時間帯によっても光の位置が変わるので、自分か撮りたい光になる時を探るのもアリ。
それでいて、光が足りない時は補助光を使います。
レフ板や白い紙は、その反射光の色合いが変わらないのでオススメ(第6回でアドバイスされていた)。違う色合いの光源を補助光に使うとホワイトバランスが崩れます。
6:撮影目的と機能の選び方
これまでの5回の講義で写真の知識を身に付けてきました。その経験を経て再びカメラの機能を振り返ると、もっと自分が撮りたいように使いこなせるように成長しているはず!
写真の特色には大きく分けて「焦点」「絞り」「シャッタースピード」の3つがあります。これらをバランスよく撮ろうとするのがカメラのオートモードやプログラムモードです。
でも、自分が撮りたいものは何なのか?
その"瞬間"であったり、"存在感"であったり、"記憶"であったり。
それを表現するには焦点などのバランスが偏っていても良いし、その方が自分らしさが出てきます。
「カメラ任せにしない」というのが一歩先を目指せる撮影の方法との教えでした。と言ってもiPhone 12のカメラ機能は、かなりオートでやってくれるので、私の場合は撮影後のレタッチが一歩先を目指す手法となります。
1ヶ月が経って:学んだこと、変化したこと
前に撮った写真を見て、「歪んでる、焦点が合ってない、何が撮りたかったのかわからないー!」って驚きました。その時はそれで満足していたのですが、「よくもこんな写真を公開していたな」と思えるのは、私の目がレベルアップしたからなのでしょう。
今までこのレベルで写真が好きだなんて言っていたのが恥ずかしいと思うくらいの変化です。
そして、同じくイイダマサユキ先生の講座の続編が3つあるので、続けて受講しようと思っています。
イイダ先生は「"写真"を撮っているのか、"絵"を撮っているのか」という問いかけも講義中にされていました。
要するに、主体性を持って撮影しましょうということだと受け止めました。
単にシャッターを押すだけではなく、撮りたい一瞬をイメージどおりに切り取り、画像として残していけるようになりたいです。