見出し画像

SAP SD/MMパラメータ設定 基本手順(4)マスタ管理 その2

はじめに

次の記事の続きです。マスタ管理の2つ目で、品目が対象です。

命名規約

個別命名規約

図A:個別命名規約

品目

品目については、設定済みのパラメータをそのまま使います。

概念ERD

品目の概念ERDについては、次の記事を参照してください。

 記事『SAPオブジェクトと3つのデータモデル

パラメータ設定

  1. 【確認】産業コードの定義
    Tr-cd OMS3
    IMG:ロジスティクス - 一般 → 品目マスタ → 項目選択 → 定義:産業コードと産業コード依存の項目選択
    確認内容:産業コード、テキスト

  2. 【確認】データ画面の項目選択の設定
    Tr-cd OMS9
    IMG:ロジスティクス - 一般 → 品目マスタ → 項目選択 → 設定:データ画面の項目選択
    確認内容:項目選択グループ別の項目および項目選択

  3. 【確認】参照勘定カテゴリの定義
    Tr-cd OMSK
    IMG:在庫/購買管理 → 評価および勘定設定 → 勘定設定 → 勘定設定(ウィザードなし)→ 定義:評価クラス
    起動後:ボタン「参照勘定カテゴリ」をクリック
    確認内容:参照勘定カテゴリ、テキスト

  4. 【確認】評価クラスの定義
    Tr-cd (上記3と同じ)
    IMG:(上記3と同じ)
    起動後:ボタン「評価クラス」をクリック
    確認内容:評価クラス、テキスト、参照勘定カテゴリ

  5. 【確認】品目タイプの定義
    Tr-cd OMS2
    IMG:ロジスティクス - 一般 → 品目マスタ → 基本設定 → 品目タイプ → 定義:品目タイプ属性
    確認内容:品目タイプ、テキスト、明細カテゴリグループ、原価管理区分、参照勘定カテゴリ、チェック「数量更新」、チェック「金額更新」、など

  6. 【確認】品目タイプ別の番号範囲の定義
    Tr-cd MMNR
    IMG:ロジスティクス - 一般 → 品目マスタ → 基本設定 → 品目タイプ → 定義:品目タイプ別の番号範囲
    確認内容:番号範囲番号、開始番号、終了番号、ステータス、チェック「外部採番選択」、番号範囲番号別の品目タイプ

データ登録:品目タイプ「商品」

Tr-cd MM01 より品目のデータを登録します。手順(1)の基本手順作成方針に従い、品目タイプを「商品」とします。

  1. 第一画面
    選択内容:産業コード "小売"(="1")、品目タイプ "商品"(="HAWA")、ビュー(以下2~7のタブに対応)および使用する組織

  2. タブ「基本データ1」
    主な登録内容:テキスト、基本数量単位、品目グループ

  3. タブ「販売組織1」
    主な登録内容:税分類 "1"

  4. タブ「販売組織2」
    主な登録内容:品目価格グループ "01"、勘定設定グループ "01"、明細カテゴリグループ "NORM"

  5. タブ「販売/プラント」
    主な登録内容:総重量、正味重量、利用可能在庫確認 "02"、輸送グループ "0001"、積載グループ "0001"

  6. タブ「購買組織」
    主な登録内容:チェック「自動購買発注」"✓"

  7. タブ「会計1」
    主な登録内容:評価クラス "3100"、期間単価

【参考】品目と標準CDSとの対応

品目の概念エンティティおよび論理エンティティに対し、図6-3のとおり標準CDSが用意されています。

図1:BPと標準CDSとの対応

いいなと思ったら応援しよう!