色選びが苦手でもOK!HSBを使えば簡単にセンスUP
デザインや資料を作るとき、「この色でいいのかな?」と迷ったこと、ありませんか?色を選ぶのって簡単そうで、実は結構難しいんですよね。
そんな時に知っておきたいのが、「HSB」という色の考え方。RGB(赤・緑・青)も有名ですが、初心者にはHSBの方がずっと簡単なんです!
しかも、WindowsのペイントやCanvaなど、よく使われるツールでもHSBを使った色選びができるんですよ。今日は、HSBがどんなものか、そして簡単にセンス良い色を選ぶ方法をご紹介します!
RGBとHSB、どう違うの?
まずは、RGBとHSBの違いをざっくり説明します。
RGB(赤・緑・青)は、デジタル画面で色を作る基本の仕組み。
でも、「赤を120にして、緑を200にして…」といった感じで調整するのが直感的ではなく、初心者には少し分かりにくいことがあります。HSB(色相・彩度・明るさ)は、「色の性格」を3つの要素に分けて考える方法。
色相(H)は「何色か」、彩度(S)は「色の濃さ」、明るさ(B)は「色の明るさ」というシンプルな考え方です。たとえば、「赤っぽくて鮮やかで明るい色」にしたいときは、直感的に調整できます。
RGBが「機械的な数字」で色を決める感覚だとしたら、HSBは「感覚的に色を選ぶ」ための道具箱みたいなもの。特に初心者にはHSBの方がとっつきやすいんです!
HSBってどうやって使うの?
HSBは、たった3つの要素で色を調整します。簡単に言うとこんな感じです。
H(色相)=色の種類を決める
赤、青、黄色など、色の種類そのものを選びます。
→ 例:120にすると緑系、240にすると青系S(彩度)=色の鮮やかさを決める
色が「はっきり鮮やか」か「淡く落ち着いた」かを調整します。
→ 例:鮮やかにしたいなら100%、控えめにしたいなら50%以下B(明るさ)=色の明るさを調整する
明るいか暗いかを調整するだけで、印象が大きく変わります。
→ 例:明るくするとパステル調、暗くすると深みのある色
これだけ覚えれば、色選びが感覚的にスムーズになります!
WindowsペイントやCanvaでも使えるHSB
「HSBって難しそう…」と思った方も安心してください!
実は、HSBは普段よく使われるツールにも取り入れられています。たとえば:
Windowsペイント
Windows標準のペイントというアプリでは、「色の編集」を開くと、RGBだけでなくHSB(色相、彩度、明るさ)を調整する設定があります。ここで値をいじるだけで、直感的に色を選べます!Canva
デザイン初心者に人気のCanvaでも、カラーパレットを選ぶときにHSBの考え方で色の設定ができます。配色を考えるとき、感覚的に選ぶだけで、自分好みの色が作れますよ。
こうしたツールにHSBが入っているのは、プロも使うくらい便利で分かりやすい仕組みだからなんです!
初心者でも失敗しない!おすすめ配色アイデア
「でも、具体的な色が分からない…」という方のために、初心者向けの簡単な配色アイデアをいくつかご紹介します!
<明るくてポップな配色>
背景:彩度高め+明るさ高め(例:明るい黄色)
文字:彩度高め+暗い色(例:濃い青)
アクセント:彩度高め+明るめ(例:元気なオレンジ)
考え方のコツ:
明るい黄色やオレンジなど、ビタミンカラーをベースに使うと元気でポップな印象になります。
コントラストをしっかりつけるため、文字色には濃い青など目立つ補色を合わせるのがポイントです。
アクセントには、背景や文字と違う暖色系(オレンジなど)を入れるとバランスが良くなります。
使うべきシチュエーション:
子ども向けのイベントポスターや、明るい雰囲気を出したいSNS投稿に最適。
カフェのキャンペーン告知やセール案内など、「ポップで元気!」という印象を伝えたいとき。
春や夏をテーマにしたデザインにもぴったり。
<落ち着いたナチュラルな配色>
背景:彩度低め+明るめ(例:くすんだグリーン)
文字:暗め+彩度低め(例:ブラウン)
アクセント:明るめ+彩度低め(例:薄いベージュ)
考え方のコツ:
淡い緑やベージュ、ブラウンなど自然を感じさせる色を使うと、リラックスした雰囲気が出ます。
彩度を低く抑えることで、主張しすぎない控えめで優しい印象を作れます。
アクセントカラーは自然に馴染む色(例:ベージュや薄い黄土色)を選ぶとまとまりが出ます。
使うべきシチュエーション:
ナチュラル系の雑貨やスキンケア商品のブランドデザイン。
カフェやレストランのメニューや案内パンフレット。
心を落ち着かせたい「癒し」をテーマにしたウェブサイトやブログ。
<上品で大人っぽい配色>
背景:明るさ高め+彩度低め(例:淡いグレー)
文字:暗め+彩度高め(例:濃いネイビー)
アクセント:彩度低め+中くらいの明るさ(例:ゴールド系)
考え方のコツ:
ベースカラーに薄いグレーやネイビーなど「控えめだけど洗練された色」を選ぶことがポイントです。
アクセントカラーには、ゴールドやシルバーなど高級感を出せる色を少し加えると引き締まります。
全体的に彩度を低めに抑え、派手さをなくすことで落ち着いた印象を与えられます。
使うべきシチュエーション:
高級感を演出したいブランドや商品のデザイン(例:ジュエリー、コスメ、ホテルの案内など)。
ビジネス資料やプレゼン資料の表紙など、信頼感を出したいとき。
結婚式の招待状やフォーマルなイベントのデザイン。
この配色を元に、SNSのバナーや名刺、プレゼン資料を作ると、プロっぽく見えますよ!
色選びが楽しくなる!まずはHSBを試してみて
色選びがうまくいくと、デザイン全体の印象がガラッと良くなります。
HSBは「色を3つのポイントに分けて考える」だけなので、とってもシンプル。どんな色を選ぶべきか迷ったら、「明るさはどうかな?」「濃さは?」と少しずつ調整してみてくださいね。
小さなデザイン(例えば、SNS投稿の背景色)から気軽に試すのがポイントです!少しずつHSBに慣れていくと、色選びがもっと楽しくなりますよ。
それではまた。
みゆき
小規模事業者の方向けにビジネス戦略から考えるIT支援を行っています。
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