計画段階が勝負！プロジェクトの失敗を防ぐ方法
先日、高校時代からの友人と久しぶりに会って話をしました。この友人はこれまで海運会社で働いていて、世界的な貿易や物流に関わるお仕事をしていました。友人がどんな仕事をしていたか、改めて聞いてみると、「えっ、海運ってこんなに複雑なんだ！」と驚きがいっぱいでした。
皆さん、海運会社の仕事って想像できますか？例えば自分の会社の商品を海外に運んで販売しようとすると、どのくらいの期間が必要で、どんな手続きがいるのか？正直、普段あまり関わりがない世界だから、見当もつかないですよね。
海運もITも、予測がつかない世界
海運会社の話を聞いていると、「IT業界と通じるものがあるな」と思うことがありました。お客様の中には「開発期間はこれぐらいでしょ？」「費用もだいたいこれくらい？」と、あらかじめイメージしている方が多いんです。でも、実際の制作期間や費用は、その予想とは大きく違うことも少なくありません。
海運も同じで、特に海外への物流となると、通関や輸送スケジュールなど様々な要因が絡むため、思った通りに進まないことも多いようです。結局、「このくらいの期間で」「このくらいの費用で」と計画していたのに、実際のスケジュールや予算が合わずに計画を一から練り直す羽目になることも。最悪の場合、プロジェクト自体が中止になることもあるそうです。
専門家と一緒に立てる「現実的な計画」のススメ
では、こうしたリスクを回避するためにはどうすれば良いのでしょうか？答えはシンプルです。計画の時点から専門家を入れること！
「えっ、計画段階からお金をかけるの？」と思われるかもしれませんが、この初期投資が重要なんです。専門家と一緒に現実的な計画を立てることで、無理のないスケジュールと予算を組むことができますし、最終的にはリスクの回避にもつながります。つまり、計画段階でしっかりお金をかけることが、結果的に目標実現への近道になるということです。
ITプロジェクトも、初期の「現実的な計画」が命
この話、ITプロジェクトにもピッタリ当てはまります。初めてのシステム開発やサイト制作を考えているとき、「こんなもんでしょ」と自己判断で予算を組んでしまうと、いざ取り掛かってから思いもよらないコストや時間がかかってしまいがちです。私もITアドバイザーとして、お客様には「まず現実的な計画を一緒に立てましょう」とお話ししています。
「お金がかかるから、なるべく費用を抑えたい」という気持ちもよく分かります。ただ、その分を最初に計画に投じることで、結果的にはスムーズで現実的なプロジェクトが実現しやすくなります。
計画中のプロジェクトがあるなら是非、現実的な計画になっているか客観的に考えてみてくださいね！
それではまた。
みゆき
小規模事業者の方向けに無理のないIT支援を行っています。
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